金を払った方が偉い

というのがオカシイ。状況に応じて立場の強い・弱いはあるにしても,原則的には金を払うのは対価を得る為の取引なんだから,対等なはずなのに。
この概念が「消費者→企業」「企業→企業(下請け)」「企業→従業員」と,すべてが負の連鎖として影響しているような希ガス。
その結果,不遜なクレーマーを生み,ブラックの無能な経営者を「給料貰ってるから仕方が無い」と従業員は思い,価格競争をすれば業界が崩壊寸前になるまで疲弊して,貸切バスや流通のトラックは事故を起こし,三波春夫に「お客様は神様」と言わしめたんじゃないかと。

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[te250] ウォーターポンプ

ウォーターポンプシール&シャフトもうかれこれ2年ほどずーっとちびちびと水がオイルに混入してて,オイルが乳化するほどでも無くて,オイルゲージに水蒸気が見られるくらいで,ラジエーターに油が浮く事も無く,わりと放置状態だった水漏れの解決に着手。
ヘッドガスケットを疑ってたんですが,ふつーにウォーターポンプシールでした。むーん,2年前に最後にバイク屋で見て貰った時にウォーターポンプ一式替えた筈なんだけどなぁ…。

ウォーターポンプシール&シャフトシャフトには見事な段差が出来ておりました。ハスクのウォーターポンプってエンジンヘッド側にあるんで,エンジン側はオイルが流れこそはしても浸かっているわけじゃ無いんで,冷却水側にオイルが混入することはまず無い。エンジン側に混入した水は…というと,ブローバイホースに大量の乳液が詰まってました…。(‘A`)
つか,普段オイルがバシャバシャ掛かっても浸かってなくて,しかもエンジンヘッドで高温とか,シールに対して凄く環境良くない気がする…。

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睡眠薬いんぷれ

眠れなくて辛いって,わりと初めてかも。原因はストレスでそのストレスの原因もはっきりしてる。いまはストレスにも慣れて普通に寝れてますけどね。
「ウット」
不眠が出た初期は,とにかく焦燥感や不安が凄くて眠れないパターン。そのときにこのウットはとても良く効きました。落ち着くというか普通になる。油断すると気分が普通じゃ無い状態になってしまうときに飲むと普通に戻せる感じ。病院で処方される安定剤だと頭にもやが掛かったみたいになり「普通以下」になるけど,そこまでキツくない。凄く普通。ネットでは依存症の危険があるとか色々怖いこと書いてあったけど,特に困る副作用も無かったです。
ただ,そのうち自覚できる焦燥感や不安感が無いにもかかわらず「自分では落ち着いているつもりだけどちっとも眠れないしストレスの原因の事が頭から離れない」という状態に移行してからは,眠るという目的に対してはさっぱり効かなくなりました。
「ドリエル」
市販睡眠薬の中ではかなり有名所らしい…が,高い,たけーよ。別の疾患向けの同じ成分の薬がもっと安くで出ているそうな。ウットよりこちらのほうが依存性という点では安全らしい…んだけどね。
効いたよ,凄く効いて眠れたよ。だけどね,副作用がきつい。もともと眠くなるのが嫌でドリエルの主成分と同じ抗ヒスタミン系の風邪薬はことごとく避けてきたので,抗ヒスタミンに対する耐性が全く無い。そんなもんだから,晩22時に飲んだのに翌日の13時ぐらいまでずっと眠いの。さらに,昼飯食べたら味覚異常で味が分からないとか…。これはアカンと思った次第。
結局の所,市販の睡眠薬って高くてろくな物が無いという感じ。ちゃんと病院行って処方して貰いましょう…というオチ。結局病院行こうかどうしようか迷っているウチに,ストレスに適応してしまったんで行かなかったけど。

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ピストン考察と慣らしについて

PISTAL RACING製ピストン
切っ掛けは,摩耗したハスクのピストン交換。部品発注したらどえらい高いでやんの。なんでもPISTAL RACINGとかいう有名?らしいピストン専業メーカー製。この手の外車が高いのは,自社のサプライチェーンとか関係無く,良さげな他社部品を対等な関係でがんがん取り入れるトコ。一方で日本メーカーが固い絆で結ばれた自社サプライチェーンの部品メーカーに,「協力会社/下請け」という上下関係で徹底したコストダウンと高品質を求めるのと対照的。消費者としては安いのは良いけど,安さの追求による社会への弊害とかも考えるとなんだかなぁ。
一回の交換がかなりのお値段なんで,せっかくなら長持ちして欲しいと思い,主に耐久性向上を狙って流行りのWPC加工やらモリブデンショットを検討してみたら,色々と新しい知見が得られた。

摩耗したピストン
よく言われる新車の慣らし。慣らしが必要と言いつつ,具体的に何がどうなって必要なのかという「根拠」が不明でずっと前から不思議に思ってました。可動部分のベアリングやギアなんて,非常に硬い素材でちょっとやそっとで摩耗や変形するような物じゃ無い。なのにたかだか1,000kmごときで完了する慣らしって一体何を期待しているのかと。そして,その回答のひとつ?がピストンにありました。
不二WPCの資料より。右側「表面処理別機関慣らし運転効果特性」を見ると,ベースピストン(処理する前の普通?のピストン)の所で数十時間で摺動抵抗が急激に下がっているのが見て取れる。どうもこれこそが慣らしに期待される効果っぽい。確かにピストンはアルミで柔らかいので容易に変形するし,エンジンの中で最も高速に摺動する場所だから納得がいく。今時の4輪車は慣らし不要と言われるけど,4輪車のピストンは最初からスカート部にモリブデンコートなりモリブデンショットが施されているのが当たり前で,それが慣らし不要の所以。主目的は摺動抵抗低減による低燃費化で副次的に慣らし不要になったというところかも。
2輪車の出荷状態ではまだあまり一般的ではないけれど,FITのエンジンを半分に切っただけといわれるNC700/NC750のピストンは,4輪車同様にモリブデンコーティングがされていました。これらは慣らし不要かも?

そんなわけで,ピストンに対するモリブデンショットは眉唾チューンではなくて,今時のエンジンでは当たり前の技術。インジェクション化の時もそうだったけど,2輪車は相変わらず4輪車に技術的に遅れているなぁ…感。コストの問題もあるんだろうけど。因みに,4輪車では一様なコーティングは既に時代遅れで,どのようなパターン(スズキアルトエコの改良例)にするかというのを競っているみたいです。

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