エタノール(呑めるほうのアルコール)燃料の未来

エタノール燃料から常温常圧で電力を取り出せる触媒を開発
http://www.nims.go.jp/news/press/05/201505210.html

きたか…!!

  ( ゚д゚) ガタッ
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このニュースを見たときの感想w
たいていこの手の発表は,実用面での課題はまだまだあったりするけど,ざっと見た感じエタノール式よりは効率的と言われていたメタノール式燃料電池の問題点についても,幾つか改善しているっぽい。とっても期待。デメリットはうっかり?車の燃料を呑んじゃう人が出てくること鴨(ぉ。
とは言え,どの燃料電池も最終的には水素を取り出して反応させるため,効率面では水素を直接扱う燃料電池に勝ることは無いっぽいんよね。可搬性の面で劣る水素としては,有機ハイドライドの他にアンモニアに変換とかいうアイデアもあるらしい。
アンモニアですよ?あの尿に含まれてる「臭い」やつを,燃料タンクにぎっしりとか,もうねw。水素の取り出しを考えれば,有機ハイドライドよりもアンモニアのほうが効率が良い模様。NH3ですしね。Nなんてそこらじゅうにあるし。悪臭に対する対策としてアンモニア吸蔵合金が提案されてたけど,それって水素吸蔵合金でも効率がイマイチやったやん…って感じでイマイチ。
燃料電池の未来は,水素一辺倒ではなくて,まだまだ一悶着ありそうな感じ。

燃料電池と水素貯蔵

それでも本命は燃料電池だと思う(2011/9/29)にて電池よりも燃料電池だという事を書いたけれども,徐々にそうなりつつあるっぽい。ただし,水素貯蔵方法について当時と状況が変わったっぽいので追記。
気体燃料は扱いにくいという旨で「水素よりもメタノール」と記載したけれども,2013の発表だけれども,有機ハイドライドという手段で水素を液化する方法が確立したっぽいんで,水素を使ったFCVがわりと現実的になったというお話。
水素エネルギーの大量貯蔵輸送技術 – 千代田化工建設
有機ハイドライドとは,要は水素を何らかの物質と反応させて常温常圧で液化出来る物質にして,またそこから水素だけを取り出したりという事が出来る。現象自体は随分昔から知られていた様で,実用化例が少ないっぽい。上記もあくまでも工場規模での用途。自動車に搭載できるような小型化は,まだまだこれからだろうけど。
水素貯蔵密度の比較
上記資料にわかりやすいグラフがあったので引用(というか対数のようで対数っぽくない?不思議なグラフ)。
よく知られた水素吸蔵合金だと体積的にも質量的にも密度がすんごい低い。
70MPa圧縮水素が液体水素に対して意外と検討していたり。有機(ケミカル)ハイドライドで液体水素と同等以上,70MPa圧縮水素の2倍弱くらい?
過去の試算に当てはめてみると,有機ハイドライドをEVで燃料として利用できるようになったら,エネルギー/体積密度比較ではガソリンの40%〜50%くらい?水素圧縮充填みたいな面倒なコトしなくても,燃料タンクに注ぐだけ。わりと現実的かも。
ただし,メチルシクロヘキサンートルエンの反応を利用する場合だと,メチルシクロヘキサンから水素を取り出し終わるとトルエンになるんで,車のタンクには使い終わった大量のトルエンがwww。色々と悪用されそうな希ガス(ぉ。