腓骨筋腱脱臼

まぁ例によってバイク乗ってるときにやらかしたんですが転倒とかでは無くて、スタンディング状態でちょっとステップを踏ん張ったら、急に足首から激痛。まぁ結果として転倒したんですけど。

立ち上がろうと左足をつくと、足首の中の「何かが勢いよく動く」感じと共に、くるぶし外側あたりから激痛。

どうにも変な感じがするので、翌日、とりあえず近所の整形外科へ行きました。

病院1(車で5分以内のところ、同市内)

  1. まず受付で看護師さんに症状と受傷状況を口頭で伝える。看護師さんがメモ。
  2. 診察開始、チラッと見ただけで「まずレントゲン撮りましょう」。
  3. レントゲン撮影後「捻挫について」というコピー1枚わたされて「骨に異常なし、湿布もってる?」と聞かれ無いと答えると「出しとくわ」で診察終了。
  4. その後処置室で看護師さんに湿布と包帯巻いてもらって終わり。

あれ?あんまりじゃない?とモヤモヤしながらまぁ捻挫なら…と。

ただその後、歩いているとやっぱり何度か足首に激痛が走り、そのうちどの角度でも、足首にちょっと体重掛けるだけでもすぐに激痛が再発するようになってさすがにヤバさを感じ、翌日別の病院へ行くことを決意。

そしてこの間に、どんどん膝下がむくみ始めて、膝下全部がパンパンに張って少し痺れる感じに…。

病院2(車で10分のところ、市外)

  1. 受付で看護師さんに症状と受傷状況を口頭で伝えると、その内容をコレに書いて、と問診票を渡される。
  2. 問診票渡した後、待合室で待っている間に看護師さんが自分の所に来て、問診票の内容を一つ一つ質疑しつつ足を見ながら確認。
  3. 診察開始、触診で足首を動かしたり、損傷している部位を指で押しながら探ったりする。この間に3〜4回、痛みで悲鳴を上げる。音を立てて足首の中の何かが「パチンッ!」って感じで動く様子も先生と共に確認。
  4. レントゲン撮影し、損傷部位の詳しい説明と分かってること分からないこと、そしてMRIの予約。
  5. 処置室でシーネ作って仮固定
  6. 炎症止めのためにロキソニン処方

後日、MRIの後におそらく腓骨筋腱脱臼だろうという事に。まずは再脱臼させないように足首の固定が基本のようで。

腓骨筋腱脱臼とは

Fisico of joint maintenanceのblog」より。

上から来て外くるぶしの後ろを通って前方へ向けて90度向きを変え、足裏へ潜り込んでるのが腓骨筋腱。そいつが外くるぶしを乗り越えて前方にずれるのが腓骨筋腱脱臼。

いかにも外れそうに見えますが、普通はめったなことじゃ外れることは無いそうです。

前方へずれないように筋支帯(上腓骨筋支帯)というのがあって、踝と踵の間で腓骨筋腱を押さえているんですが、脱臼時に伸びたかちぎれた?
(先生曰く、ちぎれてたらもっと大きな炎症でてるから多分切れてない)

歌島大輔オフィシャルサイト」より

外れる要因の一つとして、先天的に「外れやすい要素を持つ人」というのが有ります。先天的かどうかは別として、実は10年くらい前に捻挫?をやった後から、時々外れる感覚あったんですよねぇ…。

捻挫?(当時は足首が痛いって病院行ったのに指の骨折だと言われ足首の件は放置された)が治ったあとも、その後、時々くるぶしの外側あたりの筋のような物が動いて痛んでいました。その時は今回ほどの痛みも無く、外れるのもたまーに…くらい。2〜3年したらそのうち全くでなくなりました。

当時は腓骨腱筋脱臼なんて言葉も知らず、病院でも全く相手にして貰えなかったので「なんだか良く分からないけど筋が動いてちょっと痛い」という認識でした。

ちょっとググった限りでは、ほとんどが捻挫と間違われて放置され、後になって脱臼状態が習慣化してから再受診して診断されることが殆どとか。(こうなると手術しかない)

病院1で捻挫と思い込んで放置していたら、脱臼しやすい状態が習慣化して手術一択となるところでした。おそろしや。とは言え、固定による保存的治療で回復する確率は50%なんて書いてるサイトもあったり。

その後の経過

受傷直後1週間くらいはシーネつけて固定していても、ちょっと油断したら脱臼起こして痛みに悶絶してました。

以後は、家の中では歩き方に気をつけていればテーピングだけで脱臼すること無かったのですが、3週間ほど経った先日うっかり変な方向に足踏ん張ったら脱臼再発…。またくるぶしの後ろあたりがじんじんと痛い。あと2週間待って(計5週間)どうにもならんかったら、あかんパターンかも知れず…。

手術についてもなんか色んなやり方があって「骨膜を裏返して腱を押さえるバンドを作る」というものから「骨を削って腱を引っかける溝を作る」なんていうダイナミックな方法もあってガクブル。そもそも珍しい症例なもんだから、知見も少なそう…。

100歩譲って、外れるのはもう良いんだ。外れても痛くなければ…。先天的な腓骨筋腱脱臼の人の中には、あたりまえにすぐ外れるけど全く痛みが無い人も居るみたいなんで、そうなりたいな…。

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関節固定用伸縮性テープ(その2)

通称「エラスティックテープ」。調べてみると一杯出てきてどれが良いんだ?ってなる。

って言うか「良い・悪い」じゃなくて、伸縮率(伸びる長さ)と伸縮力(縮もうとする力)の範囲が広すぎる感じ。また、各メーカーのいろんな製品群のうち、どれがエラスティックテープに該当するんだ?ってのも分かりにくい。

そんなわけで色々調べていたら、下記のアスレティックトレーナー試験に関する資料に、同等品の製品名が纏められていました。

  2016 2017 2018
実技試験用テープ Johnson & Johnson エラスチコン ニチバン
バトルウィン TM テーピングテープ E タイプ
バトルウィン TM テーピングテープ E タイプ(伸縮)
準ずる他メーカーのテープ
  • ニトリート EB テープ(日東メディカル)
  • バトルウィンテーピングテープ E-タイプ(ニチバン)
  • エラスチックテープ(クレーマー)
  • ストレッチ M テーププレミアム(ミューラー)
  • 3M マルチポアスポーツハード伸縮固定テープ(3M)
  • エラスティックプラス(ドーム)
  • 「マッスルサポート」伸縮テープ(電波工業)
  • スタンダード伸縮ハード、リンドエラスティック PRO(リンドバーグ)
  • エラスチコン(Johnson & Johnson)
  • ニトリート EB テープ(日東メディカル)
  • エラスチックテープ(クレーマー)
  • ストレッチ M テーププレミアム(ミューラー)
  • 3M マルチポアスポーツハード伸縮固定テープ(3M) エラスティックプラス(ドーム)
  • 「マッスルサポート」伸縮テープ(電波工業)
  • スタンダード伸縮ハード、リンドエラスティック PRO(リンドバーグ)
なし

年度によって試験で実際に使用するテープが違ったり、2018年度では同等品の記載が無くなってたり…。うーん。

この中の製品をいくつか使ったんですが、J&J/エラスチコンとニトリート/EBテープはかなり別物な感じでした。ざっくり分けると基材の布の伸縮率が高いタイプと低いタイプ。

基材(布)がよく伸びるタイプ

J&J/エラスチコンがまさにソレ。基材の布がよく伸び、基本的に引っ張って伸ばしながら巻くタイプ。ほどよく伸縮力もあり引っ張り加減で締め付ける強さの調整が出来そうです。

よく似たタイプでリンドバーグ/リンドエラスティックPROがありこちらも使ってみましたが、J&J/エラスチコンよりも伸縮力がちょっと弱く、基材もちょっと薄め。うーん、個人的にはJ&J/エラスチコンくらいのしっかり感が欲しい。

ただ、もっとしっかり固定したいのならば、後述の基材があまり伸びないタイプを選んだ方が良さそうです。

基材(布)があまり伸びないタイプ

ニトリート/EBテープがこのタイプ。力一杯引き延ばしてもJ&J/エラスチコンの半分くらいしか伸びないし、伸縮力もかなり強め。基本的にはほぼ固定だけどちょっとだけ動かしたい、そんな感じのテープ。

海外製品では、BSNメディカル/テンソプラストやハートマン/ACテープも同じ系統らしい。使ったことないので断言できませんが…。

手持ちを引き延ばしてみたのがこちら。それぞれ下段が引き延ばす前の状態。同じ長さぴったりに揃えたかったんですが、伸縮テープという特性上なかなか上手くカット出来ず…。

上二つのほうが伸縮率が高く、引き延ばしたときに隙間が沢山出来ます。一方EBテープのほうは殆ど隙間が出来ません。このあたりが基材の違い。

ここに上げたほかにも、各販売店がオリジナルブランドで出しているテープもあったりで、どれがどの程度の強さなのかさっぱり分からないです。

また、粘着材が普通はゴム系(強力・人によってかぶれる)なんですが、ウレタン系(かぶれないけど、ちょっと弱い)の物も有ったりします。

結局の所、色々試してみて合う物を探すしかなさそうです。

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関節固定用伸縮性テープ

ちょっとテーピング凝ってるんですが、筋肉に沿って貼るよく伸びる「キネシオロジテープ」や、ガチガチに固定したいときに貼る全く伸びない「ホワイトテープ」は近所のドラッグストアに沢山置いているものの「関節固定用(少し伸縮性あり)」というテープになると殆ど置いてないんですわ。でも今回はソレが必要。

通称?は特定メーカーの製品名を指して「エラスチコン」とか「エラスティック」とか呼ばれているようです。あと剣道界隈では「焼きテー」という俗称まであったり。他のメーカーから同等品も出てるのですが、当然ながら他の名称が付いてるので中々分かりにくい…。

で、色々調べたところ「関節固定用(伸縮性あり)」というのが、一般的な名称のようで。

そんなわけで、とりあえず3種ほど買ってみました。右から、

  1. Actimove Elastic Tape (旧J&J エラスチコンテープ同等品)
  2. ニトリート スポーツテープ<固定用>ソフト伸縮タイプ (EBHテープ)
  3. ニトリート スポーツテープ<固定用>ハード伸縮タイプ (EBテープ)

テープの硬さや引っ張ったときの伸びの硬さは、3/1/2の順番でした。

最初EBテープ使ったんですが、しっかり固定するにはほどよい硬さなんですが、テープ自体が少し固くて、アンダーラップ無しに巻いたらエッジの所で皮膚が切れちゃいました。引っ張りながら巻くと相当固く締まるので、あまり引っ張りすぎないように巻いた方がいい?

エラスチコンテープはEBテープよりも伸びるので、EBテープと同等に固定するには、さらに引っ張りながら巻く感じ。引っ張り加減で固くも緩くも巻けそうです。よく見るとエッジの部分だけ糊が付いて無いので、エッジで皮膚を痛めるようなことが無さそう。さすが…。あと隙間も多く通気性も良さそう。

EBHテープは先の二つよりもだいぶ薄く、バネ性も低く軽く引っ張ったらすぐに基材の限界に達して伸びなくなるので、少なくとも今回の関節の固定用途には向かない感じ。

レース会場で、出走前にテーピングする姿をよく見るようになりましたが、中々奥の深い世界。WEBでググっただけだと情報が発散しすぎていまいち全体像が把握しづらい感じ。

本でも買うかなぁ。

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声優の力

今季のアニメ、面白いのは色々ありますが、個人的に一番の注目は「うたわれるもの 二人の白皇」。

まぁアニメとしては、前作と比較して正直ちょっと微妙なんですが、何よりも注目してるのが利根健太朗さんの演技。

役どころとしては、前作で藤原啓治さん演じる「ハク」が、前作の作中で命を落とした利根健太郎さん演じる「オシュトル」の遺志を継いで、オシュトルのフリをして演じ続けるハクという役。

前作の最後では、オシュトルを演じるハクは藤原啓治さんが演じていました。しかし、藤原啓治さんは2020年に亡くなれれてしまっています。

今作中、「ハク」としての本音の部分が見えるシーンがあり、それもまとめて利根健太郎さんが演じているんですが、前作を知っていると声はそのままなのに「ハク」を演じる藤原啓治さんがそこに居るかのように錯覚する演技っぷり。

モノマネと言ってしまえばそれまでですが、話の中の役柄でも実際の声優も、どちらかが亡くなっていて、残った方がそれを継いで演じる、こんな重い役柄、演じきってるのが凄いなぁ…と。

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