今使ってるのがコレ。


コールマン クーラーボックス エクスカーションクーラー/16QT ブルー/ホワイト 2000027859
価格もお手頃、サイズもお手頃。一応ウレタンタイプのハードクーラーなんで保冷力もそこそこ…なのか?
2Lのペットボトルが、長手方向擦りながらもギリギリ横並びに二つ入る。但し、凍らせると縦方向が足りなくて入らないくらいにギリギリ。
けっこう長いこと使ってきたけど、夏場の遠征では、どーしても保冷力が足りない。朝詰め込んでその日の晩にはもう保冷剤が全部終わってる感じ。翌日までは持たない。
そんなわけで、保冷力重視で新たなクーラーボックスを探そうと。
クーラーボックス探し
容量について
ソフトタイプ、ハードタイプ、あれこれありますが、基本的なところで「容量と保冷力は比例する」という事。
中身が多ければそれだけ熱容量が大きいわけで、ただそれだけで冷えにくい。小さなクーラーボックスは、大きなクーラボックスと比較して「内容量の割に表面積が大きい=冷めやすい」事になる。
ただ、ウチの使い方だと、軽自動車にバイク積んで諸々積んで、その隙間にクーラーボックス突っ込むもんだから、経験上16Lあたりが必要容量と車に積めるサイズのギリギリのライン。
16Lというのはクーラーボックスの中でも小容量タイプで、保冷力も割と厳しめ。普通に保冷力重視で余裕があるなら大きいの買った方がいいと思います。
真空パネル
断熱材に注目すると「スチロール→ウレタン→真空パネル」の順に断熱効果が高い。そしてウレタンの上となると、真空パネルしか無さそう。
小容量&真空パネル、となると、もうシマノかダイワの釣り用のクーラーボックスしか選択肢がなくなります。
保冷力の目安
一般的にクーラーボックスで、保冷力を数値化してカタログに載せるようなことはされてません。しかしシマノとダイワはちゃんと載せてるんです。
が、しかし、シマノとダイワで測定方法が違います。なんでやねん…。
実際の所、どちらも「だいたい同じ」で、シマノの方がやや厳しめで低めの数字が出るとか。実使用だとその値の1/3くらいの時間を目安に…だそうで。
…ってのが下記サイトに載ってました。
シマノ・ダイワのクーラーボックスを徹底比較!おすすめは?保冷力について断熱の素材・構造・考え方を掘り下げる!
すると、朝6時から翌日昼12時までと仮定すると30h。まぁ夜中は開閉しないし気温も下がる事考慮して甘く見るとざっくり25hくらい?
その3倍とすると公称値で75hくらい欲しいところ。
15Lで80hを謳う製品
そんな条件に合致する、まず最初に目を付けたのがコレ。


ダイワ(Daiwa) クーラーボックス 釣り クールラインα VS1500 ゴールド
6面ではなく5面真空パネルながら、KEEP80と公称80hを謳う。
でもね、形状が「うすっぺらくて深い」で、2Lのペットボトルが横並びに2つ入らない。縦に2つ積むようにすれば入るんだろうけど、そうすると他の物が入れ辛い。
例えばコンビニの冷麺とかざるそばとか買っても、縦にしか入らないからぐちゃぐちゃになってしまう…とか。
魚入れる人には関係無いんだろうけど、ウチの使い方にはどうにも合わないので却下。
16Lクラスで6面真空パネルの製品


シマノ(SHIMANO) クーラーボックス 小型 17L フィクセル・プレミアム 170 ZF-017R


ダイワ(Daiwa) クーラーボックス 釣り プロバイザーHD ZSS 1600X シャンパンゴールド
残念ながら保冷力は先のクーラーボックスに及びません。シマノがI-CE57でダイワがKEEP60。このサイズのクラスとしてはこのくらいが普通のようで、先のVSS1500のみが飛び抜けて保冷力高いようです。(形状のせいかな?)
個人的にはシマノのデザインの方に曳かれるんですが、17Lということもあり外形サイズの高さが32.8cmというのがネックで断念。
車に積むとき、バイクの下に潜り込ませるようにクーラーボックス積むんですが、バイクの下側が30cmとちょっとしかなくて「ギリギリ入らない」。
どのくらいギリギリかというと、

はい、このくらいギリです。
そんなわけでZSS1600X一択となりました。
Let’s 実験!
こんな時期に買ったところで、まだ本領発揮出来ないわけですが、どの程度保冷力が上がったか、定量的に気になるじゃないですか。
そんなわけで中華製のUSB温度ロガー突っ込んで実験。
実験条件

写真で見て分かるとおり、右側の16QTは安く作るため、形状が綺麗な四角ではなく変に膨らんだ形でいまいち使いにくかったのが、左のZSS1600Xでは綺麗な四角になって内容物が詰めやすくなりました。
とりあえず400g通常保冷剤x2と400g急速保冷剤x1。そして実使用に近い条件として、冷蔵庫で冷やした2Lのペットボトルを入れてみる。水とポカリでちょっと違うけど、同じ物二つなかったんだよ…。
クーラーボックス自体は、ふたを開けて前の晩から庭に出して放置。たぶん10度前後ぐらいに冷えてるはず。
家の中じゃ大した温度にもならないので、屋根のない駐車場に置いてる車の中に放り込んで実験。この時期でも、天気がいいと昼頃には車の中は30度超えるんですよね。
結果

そして9.5時間放置の結果がこちら。
車内温度は、ロガーが二つしかないので前日に測ったもの。さすがにPM4:30頃以降は、日が落ちて急激に冷えてしまって、クーラーの中身まで温度が下がってしまってます。
結果は、温度差で言うと最大で6度くらい。たかが6度?って思うけど、庫内温度が10度まで上昇する時間に注目すると、16QTが3hなのがZSS1600Xでは8.5hに伸びてる。結構すごい?
ZSS1600Xと同形状で、真空パネルなしウレタンのみのGU1600Xが2/3ぐらいの保冷力だったので、実はそんなに伸びないのではないかとも危惧していたんですがそうでも無かった。
っていうか、16QTがウレタン製ハードクーラーの割に、保冷力イマイチだったと見た方が妥当かも知れません。まぁ、値段なり。
夏になったらもういっぺん測ってみようかと思います。
ピンバック: ZSS 1600Xその後 – 人生という名の酷道で遭難中