ナビアプリ比較

internavi POCKET終了のお知らせ?

長年internavi POCKETを利用してきましたが、どうやらiOS15を最後にサポート止めるらしいと言う情報が…。

よくよく調べたら、ディスプレイオーディオとの連携機能(今のCarPlayを独自機能で実現したもの)を止めるとか。そもそもだいぶ前から連携アプリのバージョン更新されてなかったし、まともに動かなくなっていたような…。

とりあえず、まだ使えそう?ですが、使えなくなったときの代替アプリを調べてました。

別にルートなんて、何処走ってもそれなりになんとかたどり着けるもんです。個人的に、ナビに最も期待するのは渋滞を避けたルートの案内で、その他含めてウチがナビで重視する機能は以下の三つ。

  1. 渋滞回避ルート案内
  2. 案内中のルート編集(経由地追加/高速下道切替え)
  3. 地図の見やすさ

渋滞回避ありき、です。あと行き先決めてからも、途中で寄り道増やすこと多いので経路編集は必須。

そしてナビはノースアップ表示で「地図」として見やすい事も重要。ナビで移動中にナビの画面(地図)見ながら「そういえばこの辺りxxxが近かったっけ?」なんて感じで地図見ながら寄り道するんで。

そういう視点で、他のナビアプリをざっくり使ってみた感想。

評価

movi Link(無料)

空気。

渋滞を回避しないルート案内も、実際に案内させてみると回避出来てないやん…。そしてYahoo!並の最低限のナビ機能。

高速下道切替え出来ても、経由地編集が全く出来ない。


Yahoo!カーナビ(無料、課金あり)

Googleに次いで?渋滞回避ルートの案内能力は高そう。経路検索で出てくるルートの数も多い。

けれどアプリ自体の機能が貧弱。無料版ではそう言うポリシーなのか?

ナビ案内中に、経由地の追加が全く出来ないのが痛い。


Google map(無料)

流石のGoogle、豊富なプローブ情報を元にした渋滞回避は良いんだけど、時々とち狂ったルート案内をするのが玉に瑕。

市街地で使うと、どうも右左折の信号待ちの時間ロスを考慮してないみたいで、案内通りに進むと信号待ちだらけになり結局遅くなることが多い。

個人的には、ナビ利用中の地図の縮尺が固定されるのが気に入らない。拡大縮小出来るけど自車位置中心表示が解除され、自車位置中心表示にもどすとデフォルトの縮尺にリセットされるという仕様…、なんでやねん。


ドライブサポーター(¥3,500/年)

有料だけあってダントツに機能は充実。オービスポイントや、ガソリンスタンドの価格情報とか地味にありがたい。

でも肝心のルート検索機能の渋滞回避能力が弱い、凄く弱い。「超渋滞回避」オプションなる機能があるけど名前負けしてる。

また、ルート案内中に経路編集は出来るのに、有料道路利用の有無を変更出来ないのもマイナス。internaviの代替として期待していたのにだいぶ期待外れ。


internavi POCKET(¥3,790/年、VICS利用込み)

そして結局ここに戻ってきました。経由地編集の自由度の高さ、効率の良い渋滞回避ルート、見やすい地図。

そして、高速道路での渋滞回避は「下道に下りる提案」や「高速を大回りして迂回する提案」などあって、他のナビアプリにない唯一の機能だと思います。
(他のナビは通行止めにでもならない限り高速を迂回しない)


ただそれでも、不満はあります。

  1. 一部の道路が、毎朝必ず渋滞しているにもかかわらず、一向に渋滞として認識されない。
  2. 施設検索機能がゴミ。目的地や経由地は、Google mapで検索して住所コピペしないと使い物にならない。

一つ目はなんなんでしょうね。二つ目は多分アプリの問題…というか、ハードウェアのナビ製品との差別化なんですかね?


結局、internaviPOCKETの代替は見つからず。ただinternaviPOCKETも一部ポンコツなんで、google mapと組み合わせて運用してます。

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線香の香り

うちの近隣1km以内にあったコンビニのうち2店が潰れて、2店とも葬儀屋になりました。まぁ時代なんでしょうね。2店目も葬儀屋だったのは流石に驚きました。って言うか、今やコンビニレベルであっちもこっちも葬儀屋。

実家に来てくれてるお坊さんの話で、そのお坊さんの師匠の話曰く「線香の質だけは絶対にケチるな」という話がありました。なぜ?と言う話は無くて、そう言う教えなので良い線香を自身で調合して勧めてる(確かに、市販の線香と違って明らかに香りが良い)と言うだけの話だったんで、特に思うところも無く「ふぅん」とだけ聞いてました。

そのコンビニ居抜きの葬儀屋のうちの一つで、親戚の葬式がありました。色々あって、参列者は1親等の家族とその上司、そして3親等はなれたウチだけ。コンパクトさが売りの今時の葬儀屋ですが、やることはちゃんとやってて特に不足を感じなかったんですが、ひとつだけ気になったのが線香と焼香の香り。

香り控えめ?なのか、あまり匂いがしないし良い香りでも無い。特に焼香。そこだけがちょっと残念でした。

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ソーラーパネルの接続に使うヒューズ

ちょっとパネルの配線の取り回しに気に入らない箇所があったので、一度パネル下ろして取り回し変更。その時に外しました。

最初はよく考えずに入れてましたが、よくよく考えたら「すっげぇ無駄なんじゃね?」と思った次第。

バッテリー積んで充電目的の人にとっては「買ってはいけない」製品っぽい。

ソーラーパネルの出力じゃぁ短絡してもヒューズは切れない

例えば今回使用したRenogyのRSP-200Dだと、定格での最大出力時10~11A弱くらい流れます。と言う事でヒューズの定格も、少なくとも11A以上必要なわけです。

一方で、仕様に公称短絡電流 ( Isc )が11.05Aとあります。仮にパネルが1,000W/m2の照射をもれなく受けられたとしても、ショートしても11.05Aしか流れないことを意味します。

ヒューズって短絡時に通常よりも大きな電流が流れることを期待して切れるんですが、ソーラーパネルの場合は通常11A弱に対して短絡時11.05Aと殆ど差が無く、ヒューズを切るだけの電流を流す能力が無いのでヒューズが切れません。さらに、ソーラーパネルの出力が落ちていると、ショートしたときの電流は更に下がります。

一応ソーラーパネル用として出ている他社のヒューズの仕様を見ると、切断時の保証値が定格の1.35倍。つまり10A定格のヒューズを使っても13.5A以上流れないとヒューズが切れません。

つまり「うっかり短絡したときの保護」には何の役にも立ちません。

ソーラーパネル用のヒューズの用途

じゃぁ何のためにあるかというと…、

基本的に売電システム等、冬季にソーラーパネルが定格電圧を超えるときに有用な保護となり、ソーラー蓄電システムではあまり必要はないと思います!

チャージコントローラーの入力電圧ギリギリでお使いの方は、便利に使えるのかも知れませんが、コントローラーには過入力保護機能がありますので、あまり必要のないヒューズとなります!

https://www.chikuden-sys.com/specification.asp?id=12990

と言う事で受電側の容量がギリギリで「天候によってうっかり出力が増えたときに受電設備を保護する」対策であり、車載のような小規模な蓄電システムでは、チャージコントローラの容量に余裕見てれば不要みたいです。

短絡したらどうなるの?

  • パネルが異常発熱する!
    • しない。だいたいパネルから出てきたエネルギーがパネルにもどるだけで、そのエネルギー源は太陽光。太陽光で熱せられる以上の発熱は無い。
  • 太陽電池が壊れる!
    • 壊れません。
  • ケーブルが過電流で焼ける!
    • 焼けません。仕様にある公称短絡電流 ( Isc )が流れるだけ。通常、定格動作に耐えうるケーブルを選択していれば焼けない。
  • 短絡箇所が発熱する
    • これはその可能性はあります。でもそうなっても、定格と同等以下の電流しか流れないので、そもそもヒューズが切れないのでヒューズで防げません。

そんな訳で、うっかり無駄なものを買ってしまいましたよ…と。

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辛いは旨い

以前に、昔の日本で胡椒はメジャーな調味料だったのに、その後、七味唐辛子に駆逐されてしまったという話を書きました。

改めて、何故胡椒が七味唐辛子に駆逐されてしまったのか…と言う理由を調べてみたんですが、 なんとなく事情は分かったんですが明確な理由は見つからず。とにかく、唐辛子が普及するスピードが世界規模で凄すぎたようで。

唐辛子の歴史

唐辛子というと四川料理やキムチ、そしてカレーなど世界中のあらゆる料理で「辛み」として利用されています。しかしその歴史は意外と浅い。

明星中華三昧のCMで「中国四千年の歴史」なんて言うけれど、四川料理が今のように唐辛子で辛くなったのは19世紀になってから。同じく韓国でも、キムチを含めた韓国料理で唐辛子が登場するのは19世紀頃になってから。つまり、調味料としてはわりと新参者だったりします。

唐辛子は南アメリカ大陸(ヨーロッパが見つける前)では古くから利用されていましたが、それ以外の国々で「発見」とされるのは、15世紀末にコロンブスが西インド諸島からスペインに持ち帰ったのが始まり。胡椒が紀元前500年頃から調味料として利用されていたのと比べると約2,000年も遅れてます。

その後すぐには調味料としては広まらなかったようです。16世紀になって諸説有るようですが、ブラジルに有った物が再発見されたとか、そのうちヨーロッパ内で徐々に調味料として利用されはじめ、南欧を中心に料理に使われるようになりました。

そして同じ16世紀のうちに一気に、ヨーロッパからインド・中国・日本に伝わります。みんなどんだけ唐辛子好きなんだよ…。

中国では当初は観賞用の植物として見做されていたようで、調味料として利用されるようになるのは更に先の時代になります。唐辛子が利用される前は辛い料理が無かったというわけではなく、既に胡椒や花椒(ホワジャオ)が辛みとして利用されていました。ちなみに中国で唐辛子のことを当時は蕃椒と呼んでいたそうです。(今は辣椒)

日本には複数ルートで伝来していて、ヨーロッパの宣教師からの献上品であったり、中国の観賞用のものが入ってきたり。その後、七味唐辛子としては、17世紀に江戸の両国薬研堀の「やげん堀中島」が販売をはじめたのが発祥とされています。

朝鮮半島へは16世紀の文禄・慶長の役(豊臣秀吉による朝鮮出兵)で日本から目潰しとして利用されていたものが朝鮮半島に伝わったという説が有力な様ですが、沖縄では唐辛子のことをコーレーグス(高麗胡椒)と呼ぶように、逆に朝鮮半島から日本へ伝わったルートもある様です。最初は「日本から伝わった毒のある植物」という扱いだったようで。

とにかく、16世紀当時ではまだ調味料としての利用は少なかったのにもかかわらず、唐辛子はあっという間に世界中に伝わりました。

そこまで広まったのは、胡椒と違って栽培のしやすさという面もあるかと思います。胡椒は基本的に挿し木で植え、種子からの発芽・栽培は困難です。また栽培にもかなり高い気温が必要。挿し木で植えても収穫まで3年は掛かると言われています。

一方で唐辛子はわりと簡単に種子から発芽し、寒い地域でも春〜夏までの1年草として収穫ができます。ある程度の大きさに育つと日本の冬くらいは越冬できるくらいの耐寒性も有る。なので、輸入でしか手に入らない胡椒の代わりに、簡単に自給できるトウガラシに置き換わっていったであろうというのが想像できます。

うどんに胡椒、蕎麦に七味

でもやっぱり、うどんに七味より胡椒が合うと思うんです。他のエビデンスが見つからずちょっと眉唾ですが、関東で七味唐辛子が主流になり胡椒が潰えてからも、上方では胡椒文化が根強く続いたという説もあります。

なるほど、と思ったのが、確かに関東の蕎麦文化&濃口醤油&鰹出汁の濃いつゆに、胡椒は合わないかも。上方のうどん文化&薄口醤油&昆布出汁だから胡椒が合う。

乾燥した唐辛子には殆ど香りはありませんが、それを他のスパイスと組み合わせて蕎麦に合うように配合した七味唐辛子は、日本ならではの発明だと思います。

実は七味唐辛子も東と西で味が違って、東は辛み優位、西は香り優位な配合が多いとか。以前に関東で有名な七味を買って帰って使ってみたら、思ってた以上に辛くて面食らったことがあります。

しかしまぁ、最初に唐辛子を食べた(食べようと思った)人は、よくもまぁこれを美味しいと思ったもんです。「辛み」とは味覚ではなく痛覚による「痛み」だそうです。そんな「痛み」を有り難がって食べる人類って、真性のマゾなんですかね?

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