TE250iちょっとだけフロントローダウン

今うちのハスクは、Fastwayのリンクでリア側を12.7mm下げています。まぁ「アシツキガー」です。これはこれで満足なんですが、そのままだと後ろ下がり/前上がりになります。

で、フロント側、フォーク突き出しで合わそうとしても12.7mmはちょっと無理なんすよね。フォークトップとハンドルバーの隙間が狭くて、ふつーにやると6mmくらいまで。

それをハンドルバーギリギリまで攻めて9mm突き出してたら、PHDS(ダンパー入りハンドルクランプ)入れてるせいで、暴れたハンドルに当たってフォークトップ破損したし…。

プリロードアジャスター使って、突き出し相当量を0~6mmまで比較して試走もしてみましたが、あんまり違いが分からなかったんで、そのままにしていました。

コーナーでの倒し込みのつらさ

実際感じてはいたんですよね。

まぁそういうバイクなんだろう・自分の技術が未熟なだけ、と勝手に納得してました。で、ある日、GASGAS(中身はほぼKTM/HusqのMY21)の試乗会で乗ってみたら、まぁなんて素直なハンドリング。

今頃になってようやく「なんか自分のハスクおかしいぞ?」と気づいたわけです。

ちょっとローダウンしたいねん

フロントのローダウンキットを探すと、国内ではZETAとTechnixから出ています。ZETAは30mmダウン、Technixは30/40/50mmダウンが出来ます。

いやいや、そんなに下げたいわけじゃ無いし…と、海外を探してみても20mmダウンとか、わりとZETAのが海外でも実績があったりとかで、10~15mmくらいのダウンキット…てぇのがなかなか無い…というか需要無いんでしょう。

無いなら作るしか?

ZETAのほうは小さい方のパーツが結構凝った作りをしてますが、Technixのほうはただの「筒」。しかも30/40/50mmダウンに合わせて、組み合わせるパーツを替えているので「どこをどう変えれば長さが変わるのか」が、とても良く分かります。

そんなわけで、Technixのキット買って、15mmになるように新たに筒パーツの図面引いて、某八尾のカスタムパーツ屋さんに加工して作って貰いました。

組み付け

テクニクスの説明書。いやいやいや、これサスの構造があらかじめ分かってる人にしか分からない。むしろ、分からない人はやるな、って事なんでしょうね。

WP Xplor 48の分解については、Youtubeにいくつか動画が上がってるのでそれを参考にすると良いです。MY18以降?のプリロードアジャスター付きのフォークキャップについては、専用のSST買うか、こう言うのを自作するしかなさげ。

分解・組立て時に、プリロードアジャスター自体にトルクを書ける必要があるんです。

最初、平たくなってるところをプライヤーで摘まんで回らないかと頑張ってみましたが、プリロードアジャスターが削れるだけでどうにも緩みませんでした。

フロント15mmダウン(+リア12.7mmダウン)のインプレ

0/3/6mmとプリロードアジャスターで変えられるんで、1段階ずつ試しながら試走。

  • +0(-15mm):フロントが「ぱたん」って寝るんだけど、乗り手の意図より速く接地感薄い。
  • +3(-12mm):しっくり
  • +6(-9mm):倒し込みの時やや踏ん張る感じ(今まで通り)。

結局、後ろ下げた量とほぼおんなじ量で落ち着きました。±3mm違っただけで割と分かるもんです。

突き出しだけで見てた時は、しっくりくるポイントから離れていたせいか、殆ど違いが分からなかったんで「いじって大幅に狂うと見当が付かないという」いかにもなパターンに陥っていたようで。

フロント下げたことにより、さらに少し足つきも良くなりました。スタンドも平地なら切らなくてもそのまま使えて、今のところ良いことづくめ?

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LEDランタン新調

もともと左端のGentos EX-620LGPという、導光板を用いたランタンを使ってました。

適度な明るさ(230lm)と、導光板により光源を直視してもまぶしくない。そして良い感じの赤すきず白に近い暖色系の色合いもあって、車中泊の車の中で手元を照らすのにちょうど良い感じで使ってました。

ただ、レース前の宴会という名のキャンプでタープ内で使うとなると、230lmじゃぁ、今時ちょっと明るさが足りない。それと、何度か落下させているウチに、電池蓋が一部割れてきちんと締まらなくなっていることもあり、新調することに。

Gentos EX-109D

上の写真の右端のやつ。
本来昼白色点灯でmax光度になるんですが、とりあえず暖色モード(450lm)で。

導光板を使用したLEDランタンは、残念ながら今では廃盤で新機種も出てないようです。そこで、密林でGentosのランタンの中から「一番明るい奴」で探したのがこいつ。

で、届いて早速点灯してみたら、すごく「これじゃない」感。

レビュー見るとみんな「明るい」と絶賛なんですが、ランタン本体の光源が「まぶしすぎ」。それはもう目が痛いと思えるレベルで。

とにかく視界にランタンが入ると、ランタン自体がまぶしすぎて周りが余計に暗く見えてしまう。狭い空間で使うのに明らかに向いてない。

フード外して天井からつるすとか、光源の光を直接見ないですむような位置関係なら良いんでしょうね。

そんなわけで、新たなランタンを探しに…。

Gentos EX-366D

上の写真で、中央のがソレ。
こいつも本来昼白色点灯でmax光度ですが、周りと合わせて暖色モード(360lm)で点灯。

透明やレンズ入りフードでは無く、乳白色の拡散材入りフード。求めていた「まぶしくなくて、でも明るい」ランタンはこれでした。

こいつだけ、電源ONが長押しになってます。正直使いにくいのですが、これはこれでフェイルセーフ的にいいんかな、と。ランタンを車に積んでる時に、たまに電源ボタンが当たっていつの間にか電源ONになったまま、現地で気づいた時には電池が残り僅か…なんてこともあったんで。


その筋の人は、ランタンをいくつも買い続けるらしいですが、危うく自分もその沼にはまるところでした。

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FreeBSDのPorts collection運用

FreeBSDにはpkgというパッケージシステムがあるんですが、更新が遅いのとmakeオプションを変えられないので長年Portsで運用してきました。

また、一時期portsのビルドが面倒になってpkg運用一本に切り替えようかともしたのですが、長期運用で少しづつ各パッケージのバージョンを上げていこうとすると、パッケージ間で参照しているライブラリのパッケージバージョンが不一致で、どちらかしかインストールできないなんて状態になったりで結局あきらめました。
※バイナリpkgが導入された直後の昔のことなんで、今は良くなってるんでしょうかね?

そもそもFreeBSDのports/pkgの更新も「portsコード→バイナリパッケージ(pkg)」の順番に更新される訳なんですが、このタイムラグが結構あって、最新のセキュリティパッチとか、ただでさえportsコードに取り込まれるのが遅かったりするので、pkgだと相当遅かったりします。

そんなわけでひたすらPorts運用一筋。教科書?に載ってないようなPorts運用のノウハウをちょっと書いてみたいと思います。

更新作業について

各パッケージは日々バージョンアップされていきます。昨今ではセキュリティ関連の更新が多く「安定稼働しているから」と、古いバージョンのまま放置するわけにもいきません。

そんなわけで定期的に各portsの、アップデート作業を行うのがPorts運用の基本となります。

とりあえず/usr/ports/UPDATEは読みましょう。大規模なアップデートが有る時に、必要な作業が載ってます。読んでないと嵌まることあります。

基本的にportupgradeを使ってます。rubyのいらないportmasterが好まれるようですが、あっちは良く分かりません。

portupgrade -R <port name>

とか、-Rオプションおすすめです。

依存パッケージも更新してくれるのですが、依存パッケージが古くてコンパイル通らないとか良く有るので。

make uninstall or pkg delete/make installとかすると、ちょいちょい大変な目に遭います。と言うのも、新しいPortsのビルドが通らないことが、困ったことに「結構良く」あります。

原因は様々ですが、その原因の一つが、以下に挙げる/usr/local/lib/comat/pkgだったりします。

/usr/local/lib/compat/pkgの管理

昔は共有ライブラリのバージョンを上げたら、ライブラリのI/Fが変わってて、依存しているパッケージが軒並み動作がおかしくなるなんて事がありました。

今では共有ライブラリのパッケージを更新すると、古いバージョンがこのディレクトリに置かれて、そして新しいバージョンがインストールされるようになっています。

それはそれで互換性の面でありがたいのですが、古いライブラリは自動的には消してくれないんですよね。さらに、残った古いライブラリが悪さして、別のパッケージのビルドが通らないなんて事も起こります。

ライブラリのパッケージ自体を削除しても、移動された古いライブラリはそのまま残ってしまうんですが、それが悪さをすることもしばしば…。

なので、定期的にチェックして手動で消す必要があります。

pkg shlib <shard library>

ってすると、その古いライブラリを参照しているパッケージを教えてくれます。依存しているパッケージを再ビルドすると新しいパッケージを参照するようになります。

それらのパッケージを一つずつ、portupgrade -fで再ビルドしましょう。全てのパッケージを再ビルドして、古いライブラリを参照しているパッケージが無くなったら、ようやく消すことが出来ます。

portupgrade -f `pkg shlib -qR <shard library>`

ってやって、一括してアップデートするのも手です。

再ビルドひつようなのにうっかり消してしまったり、その他の要因で必要なライブラリが無くなっていたりしないか?を確認するにはこちら。

portmaster --check-depends

それでも新しいportsがビルドできない

ports運用上の最大の障害がこれ。クリーンインストールなら問題なくても、長年アップデートを繰り返してきた環境だと、わりと遭遇します。

組み合わせると動かないパッケージがある

よく似た機能のパッケージで、普通はどちらかしか使わないのを両方入れてたら、それらに依存しているパッケージがビルドできないパターンがあります。

netatalkとavahi/mdnsあたりだったかな。

機能のかぶるパッケージが入ってないかチェックしましょう。

依存関係が機能不全

依存パッケージが入ってるのに「無い」って言われてビルドできなかったり、逆に無いのに自動的にインストールされずにビルドエラーで終わってしまうパターン。

ports側で依存関係が変わったりとか、パッケージの構成変更や、ports名の変更とかだったりします。

普通は/usr/ports/UPDATEをよく見てると注意喚起が載ってたりするんですが、載ってないこともあります。

関連するパッケージを一度消してから、再インストールすると上手くいくことが多いです。

それでもどうしてもビルド出来ない

まだ古いパッケージをアンインストールしていないなら、とりあえず待ちましょう。ports側で修正されることがあります。

依存関係を疑って、一度消しちゃった場合は、portsを古いバージョンに戻してビルドします。

そのために、portsはportsnapではなくSubversionで更新するのがおすすめです。該当するportsのディレクトリだけ古いバージョンに戻してビルドします。

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蔑視と差別は違う

別に女性の人権とか差別とか、そういうのに熱心なわけじゃぁ無いです。ただ、歯車の合わないような気持ち悪さがあったので。

「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」

これ見たときどう考えても差別的発言やん…と。ここまで明らかな発言なのに、日本国内のマスコミの初動は鈍かった。

最終的には、海外の反応に押し切られた感じ。そしてその波に後のりする国内マスコミ。

「私は女性を蔑視するという気持ちは本当にありませんし…」

マスコミの文章には「女性蔑視」という言葉が多く使われているけれど、この件は「差別(客観的視点)」ではあるけど「蔑視(主観)」とは違うと思う。

Wikipediaさんによると差別とは以下の通り。

特定の集団や属性に属する個人に対して、その属性を理由にして特別な扱いをする行為である。

国際連合は、「差別には複数の形態が存在するが、その全ては何らかの除外行為や拒否行為である。」としている。

一方で「蔑視」については本質的には「侮蔑」にあたるということで、同じくWikipediaさんではこんな感じ。

他者を侮り、蔑み、馬鹿にしたり、罵ったり、ないがしろにすること。

侮蔑は、言葉や態度に現れるものに限らず、「彼の表現には侮蔑の意図があったのか」などの用法に見られるように、侮蔑感情を含めて考察・記述されなければならない。

この件について、森さんに侮蔑の意図は全くないんでしょうね。でも差別なんですよ。本人の意図とは関係なく、女性という集団を除外する手助けとなる発言であって、紛れもない差別的発言。

蔑視してないから差別じゃ無いなんて、筋違いすぎるんです。一方で女性差別だからといって、必ずしも女性蔑視というわけでもない。

そして、多様性を認める「オリンピック」という場で、多様性とは相反する差別行為をどうどうとやっちゃった。ただですむわけが無い。

海外はその「差別」を問題にしてる。

しかし国内のマスコミはその本質を理解してないし、そして本人は周りのマスコミに「女性蔑視だ!」と言われながら、頭の中でハテナが増えるだけ。

ウチも上手く言えないけど、誰かその違いを教えてあげてやってくれ…。

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