やきまる

よく焼けた焼き肉が食いたい!

そんな感じで、勢いで買った。フライパンで焼くとどうにも油ベトベトになっちゃうんですわ。ただ「よく焼けた肉」に対してはちょっと期待はずれ。それでもよくできた製品でした。

「煙が少ない」とあったんで、てっきりファンか何かで煙を吸い出しているのか、レンジの魚焼きグリルみたいに煙を燃やし切っているのか、そのどっちかかと思ったらどっちもハズレ。

答えは「煙の出にくい低い温度を維持する」でした。焼き肉用グリルなのにアルミプレートにテフロン加工してあって、あれ?って思ったんですがそういう仕組みでした。普通、テフロン加工は高温に弱いんで、普通の焼き肉のように強火で炙るとテフロンが気化(毒ガス)して危険だしテフロンもすぐ禿げちゃいます。

そんなわけで「強火」には物足りないんですが、それでもちょっと待てばしっかり焼けます。ちゃんと油は流れ落ちるんで、それなりに「カリっ」と焼けた焼肉が楽しめます。

そして、この製品のいちばんのメリットは「掃除が楽」なこと。テフロン加工のアルミプレートなんで軽いし汚れも簡単に落ちて後片付けがめっちゃ楽。コンロ用の鉄製の焼き肉用プレートもあるんですが、油とコゲ付きで掃除が大変すぎて、なかなか使う気になれなかったんです。

そんなわけで思ってたのとは違うけどこれはこれであり。

ただ、アウトドアでは使えないなーと思います。なんせ、温度調節をガスの出力制限と放熱の構造だけでやってるもんだから、風があると多分ダメ、低温になる冬場の屋外とかも火力が不足してダメそうです。

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マイナンバーカードの健康保険証としての利用

使ってみて分かったこと諸々。呼称がながったらしいので以下「マイナ保険証」で。

マイナ保険証おさらい

使い方

  1. 窓口のリーダーにセット
  2. 顔認証か暗証番号(利用者証明用電子証明書)のどちらかを選択して認証
  3. 過去の医療情報の提供に同意するかどうかの選択
  4. 40歳以上の場合は、検診情報を提供に同意どうかの選択
  5. 高額療養費制度の利用をするかどうかの選択

厚生労働省のページでは「カードをリーダーにセットするだけ」って謳いながら、実際は操作が多くちょっと面倒です。しかも厚生労働省のサイト内にその使い方についての説明が、文章で書いて無くて動画のみ、動画の内容も「簡単」を強調しすぎて中身がない。

そして、病院としてはマイナ保険証反対派?らしく、病院にいっぱい貼ってあるポスターの中にマイナ保険証の使い方に関するものが一つもないというね・・・。

マジでどうやって使うんだ?って感じですが、とりあえず、一番わかりやすくて正確だと思ったのが以下のデジタル庁が作った動画。デジタル庁GJ

費用について

従来の保険証に比べて数円安くなるようです。もともと「マイナンバーカードを使うと高くなる」というアホな体系になっていたのを「新システム移行費用を、まだ移行していない利用者から徴収する」という、真面目に聞いたらとある人たちの暴動が起きそうな建前で徴収することになったようです(とある人は多分わかってない)。

あと、気をつけないといけないのが「過去の医療情報の提供の同意」。同意しない場合は従来の保険証と同じと見做されて、上記の負担額の減免が得られません。

メリットについて

個人的には、過去の受診記録を一元管理できるのがいいな・・・と。ほら、10何年前どこそこの病院でどういう治療を受けた・・・とか。たまに気になる事があるんですわ、歳食ってくると。また、薬局ではお薬手帳の代わりにもなるようです。

でも実は、一度マイナ保険証を有効化していると、従来の保険証で受診した情報も全てマイナポータルに記録されます。まー、10円前後の割引にこだわらなければ、無理にマイナ保険証を使うこともないかも・・・ですが。

巷でよく言われている危険性云々

情報漏洩?

パスワード設定を誕生日に設定とかアホなことしてなければ、リスクは低いです。それよりも従来の保険証のほうが、氏名と番号だけあれば簡単に偽造できるんでもっと危ないと思うんですけどねぇ。

保険証の確認ができないリスク

病院でしつこいくらい見かける「マイナンバーカードの確認が出来なかった場合は、十割負担になります」のポスター。まぁそこは確かにその通りで、デメリットして大きい。

従来の保険証ではどうしていたかというと、以前はそもそも受診時にちゃんと保険証の確認をしてなかったから。目視で「券」としての体裁だけチェックして、とりあえず三割だけ請求する。後日、保険料の請求時に無効とわかると、保険者から請求がいくシステムでした(過去形)。

一方でマイナ保険証は、その場でオンラインで有効な保険証かどうかチェックされます。本当に無効ならその場で十割負担になるのは仕組みとして正しいのですが、システムの不具合で確認できない場合どうすんねん?と言った対処は、まだまだな気がします。

実は従来の保険証の方も、今ではマイナ保険証の導入とセットで行われた「オンライン資格確認」により、病院側で手入力した保険証の券面情報を使って、その場で従来の保険証の有効性も確認できるようになりました。

因みにマイナ保険証では、受診のたびに毎回マイナ保険証のチェックが必要です。セキュリティの関係か、一度チェックした結果を後日の医療費請求に使いまわせないようになっているようです。

逆に言うと従来の保険証は、一度券面の記載情報をコピーしたら、その保険証が失効するまでいつまでも使いまわせます。それこそ水増し請求も・・・おっと誰かが来たようです。

この辺りシステム設計上どちら側に振るかは、セキュリティと利便性のトレードオフにしかならんのでしょうね。

病院の対応と保険医協会の存在

実際の利用について

マイナ保険証の嫌がらせかと思うくらいに、しつこいくらい「従来の保険証はないのか?」と聞かれます。リーダー置いている病院は、基本的に正当な理由がない限りマイナ保険証の利用を拒否できないようです。なので「持ってきてない」「忘れた」と言えば、渋々ながらマイナ保険証を使わせてくれます。

マイナ保険証のリーダー設置は2023/4から義務化されているようで、リーダーの設置に関しては国から補助金が出ます。なので「渋々置いてる」といった体なんでしょうか?

そして必ず「次回は従来の保険証を必ず持ってきてください」と言われます・・・えー、やだー。

保険医協会の活動

  • マイナ保険証が使えない場合は、十割負担です。(意義は認めない的な)
  • 当院では従来の保険証も併せて提示お願いしています(義務とは言ってない)
  • 紙の保険証は無くなりません(お前が決めるんか?)

病院にこういうポスターが貼ってある事がちょくちょくあります。だいたい同じ文言で。どうも保険医協会という団体が積極的にポスター配ったり病院にそういう案内をしているようです。

病院系はいろんな協会や団体があるらしく、この協会が会員に対してどういうサービスを提供しているのかは分からないのですが、主義主張をみてるとまぁアレですね。

それが医療従事者の総意かどうかは?です。

病院側システムの都合

病院側で外来者の受付システム組んでいる場合、マイナ保険証の「毎回確認」というのがシステムとの相性が非常によろしくないようで。

例えば、再診時に診察券を機械に差し込むだけで受付が終了するようなやつ。あれって1ヶ月以上間が開いた時だけ、保険証確認のために窓口に案内され、それ以外は病院があのシステムに複製入力されている保険証の情報を使い回すようになっています。

大きめの病院でも「渋々」置いてるマイナ保険証の端末は1台だけ。それが、再診でやってくる受診者が全員マイナ保険証を利用するとなるとあっという間に破綻するわけで。

受付機にマイナ保険証のリーダーを接続すべきところですが、独自システムなので国からは補助金が出ない。さらに「診察券一体化」という話もあり、いまマイナ保険証のためだけに改修すると無駄になってしまう、てなわけで確かに頭の痛い問題かと思います。

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枚方と枚岡

大阪府の難読地名として一定の知名度のある枚方。一方で同じ大阪府のよく似た難読地名ながら、いまいち知名度の低い枚岡。

個人的に時々、枚方と枚岡を間違えたりするんですが、どうしてここまで枚岡の知名度が低いのかと。

まぁ、ひらパー無いし夏の最高気温を記録したりといったこともない枚岡。よくよく調べてみると、歴史的には室町時代に平岡氏が治める「平岡郷」だった地名を、明治時代の町村制施行時に「枚岡村」と名乗るようになったとか。

・・・え?パチモン?(ぉ

一方の枚方は、日本書紀に比攞哿駄の名で登場し、江戸時代には「牧方」と書いて「ひらかた」と読む牧方宿として知られていたそうな。こちらも明治時代に入ってから「枚方」と表記されるようになったとか。(*1)

ということで、枚方も枚岡も、近代に入ってから付けられた当て字のようで。

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ネッククーラー

「これで夏場の通勤も快適だ!」

そんなふうに思っていたこともありました。クラウドファンディングに飛びついて初代を入手したものの、最初は首筋への固定が「専用インナーシャツ」による固定で、これの出来がイマイチすぎてすぐに使わなくなりました。わざわざ専用インナーシャツも買ったのに・・・。

だいぶ後になって、ネックバンドで固定する方式になりようやく使い物になるように。

しかしまぁ、思ったようには冷えない。どこかのレビューに載ってたんですが「首に貼る冷えピタ」という表現がピッタリ。冷たくて感触はいいんですが、だからと言って体の汗が引くとかそんなことはない程度。

そもそも人体の発熱量を考えよう

一般的には人一人が安静時に75Wくらい、または丸めて100Wくらいの熱を放出していると言われています。しかしこれ、あくまで安静時。空調設計の目安とされている数字です。

体動かせば当然増える、どのくらい増えるかというと4.8km/hの歩行時(普通に出かける時に歩く速度)で280Wくらい。ざっくり3倍。

280Wの発熱を、たかだか5cm四方の面積を凍傷にならない程度にやんわり冷やしたところで、どうにか出来るわけがない。冷却能力としては、せいぜい数W〜10Wあるかどうか?程度、まさに焼け石に水。

開発者インタビューで「ずーっと冷やしていると冷たい感触が薄れるので、時々温度を上げて『冷たい』という感触を持続させるのに苦労しました」とか言ってて、最初は「何言ってんだ?とにかく冷やせよ」なんて思ってました。

実際のところ「体を冷やす」だけの能力なんて最初から無いのは開発者は分かっていたので、いかに「冷たいと感じられるか」がこの製品のキモだったのかもしれません。

「冷感(not冷却)」を得るためのグッズとしては優秀なんでしょうが、熱中症対策と言っちゃうとちょっと語弊がありそうな気がします。

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