2時間でフリクションプレートすり下ろした話

クラッチのフリクションプレートも新品に交換して、RR50Factoryで初の林道へ。

オンロードで少し乗った感じだと「けっこう下からでもトルクあるやん…」でした。ただしそれは幻想。

林道の入口にて、ごつごつした石が散在する緩やかな登りで、既に四苦八苦。

当然の如くアクセル煽りながらの半クラで上がろうとするんですが、アクセル全開からほんの5°〜10°くらいアクセル戻すだけで「もぉぉぉ↓」って失速というか登らないというかエンスト。

もうそうなると、クラッチ繋いだままじゃ幾らアクセル開け直しても全く吹けない。もう一度クラッチ切って、アクセル全開で回転上げるしかない。

アクセル全開の半クラでようやく前に進むんだけど、うっかり半クラから完全につないじゃうと、ピークパワーがありすぎてリアがスリップダウンして転倒したり、オーバースピードで制御不能がちに右往左往して山肌に突っ込んだりと、けっこうなじゃじゃ馬。

前オーナーの「林道で人の3倍疲れるバイク」という伝言は伊達じゃなかったw

まぁそれでも、クラッチ操作を人指し指一本から中指一本に変えて、ぼちぼちと右手アクセル全開固定で左手半クラでの速度調整に慣れてくると、わりとよく走る感じ。

少なくとも、サスはRR4T125LCより大分上質のが入っていて、木の根のギャップとかは随分楽。

そんなこんなで、わりときつめの登りの箇所でヘルプ貰いながらなんとかあと1mで登頂…というところでクラッチダダ滑りに。

このバイク、ニュートラルでしかキック始動出来ないという仕様上、クラッチが滑るとエンジンも掛けられない。

山の中で携行工具でクラッチカバー開けてみたら、クラッチが焼けた独特の臭いと、中はクラッチの削りカスまみれwww

フリクションプレートは完全に摩擦を失って、クラッチバスケットは手で空回りする状態でした。

社外品のフリクションプレート入れてたんですが、どうもそれが良く無かったらしく。

噂では某中華のフリクションプレートで、エンジン始動後一瞬でフリクションプレートのコルクもげたっていう事も有るらしいとか…。

幸いに?滑落救助用にタイダウン一本持ってきており、それで同行者に100mほどゆるい坂道をバイクで牽引して貰えたのと、ちょうどその場所から人里まで2kmほどひたすら下りだったんで、無事に人里付近までバイクを移動出来ました。

そこでバイク停めて、自分だけ公共交通機関で帰宅し、トランポで再び現場へ向い無事回収。

ヘルメット持ちながらオフウェア着ての電車は視線が痛かったです。(‘A`)

エンジンの扱いの難しさと、RR4T125LCよりも悪い足つきだけれども、足回りのサスはワンランクもツーランクも上質。どっちが良いかというと悩ましいところ。

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2時間でフリクションプレートすり下ろした話 への4件のフィードバック

  1. ハイシー のコメント:

    はじめまして。
    RR50のボアアップを調べているとこちらに辿り着きました。
    私も林道、とくにガレ場での使用を考えています。
    何せフルサイズでこの軽さは驚異的なのでトライアルのような使い方もできるのではと思っています。
    でも、ブログでは何だか使いにくそうな感じですね。
    実際、どんな感じでしょうか?

    • 棉乃木 のコメント:

      返信遅くなりました。基本的に50ccクラスのエンデューロレースで勝つために作られたマシンなんで高速走行重視。低速を使うトライアルやトレッキングのような使い方は不向きかと思います。
      車体のディメンションも、250ccエンデューロレーサーと同じで大柄なので、コンパクトなトレール車よりも振り回す様な使い方は難しいと思います。
      と言う前提で「軽ければイケルイケル」で、なんとか出来た時「だけ」楽しいバイクです。(^^;

  2. ハイシー のコメント:

    ご丁寧にありがとうございます。
    そうですか、低速が弱いんですね。それは致命的ですね。
    素直に見送ってみます。

    ありがとうございます。

  3. ピンバック: パワーバンドの上はまろやか – 人生という名の酷道で遭難中

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