歩いて手術室?

うちが手術した病院は、原則、自分で歩いて手術室へ向かうことになっています。でも全身麻酔なので、帰りはベッドに乗せられて病室まで帰ります。あれ?これって無駄じゃね?手術している間に、看護師さん達が病室からベッドを手術室まで結局運んでる訳です。

なんてことを疑問に思って居たら、なるほど、こう言うことらしいです。

歩いて手術室に…患者の緊張和らげる試み
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20150318-OYTEW54850/

同じ病院で3ヶ月おきに2回手術を受けるという希有な体験をしましたが、1回目は歩くのに不自由だったので車椅子で、2回目は自分で歩いて行きました。

2回目の手術…と言う理由も多分に合ったと思いますが、車椅子で「連れて行かれる」よりも、自分で歩いて行った方が緊張はだいぶ薄れたように思えます。

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家事の自動化と怪我

うちには食器洗浄機(食洗機)とドラム式洗濯乾燥機(ドラム式)があります。

食洗機は結構好き嫌いがあって普及してないと聞きます。ドラム式は自分の中ではわりと「最先端」なイメージだったんですが、ドラマやアニメ・コミックで描写される家庭の様子ではかなりの頻度で洗濯機がドラム式として描かれていて、ちょっと意外でした。

調べてみると、単身世帯を除いた普及率は、どちらも30%くらいだとか。多いのか?少ないのか?

去年の秋から続けて「片足が使えなくなる怪我」と「片腕が使えなくなる怪我」を負ったんですが、食洗機とドラム式のお陰で不自由なく家事をこなすことが出来ました。

本当にあって良かった…。

あと、去年の晩秋頃に台所の瞬間湯沸かし器が死にました。修理するの面倒だなー思いながら修理を伸ばし伸ばしにしてるんですが、食洗機あったらわりと困らなかったり。

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蕎麦その2

先日買った冷凍蕎麦があまりにも美味しくなくてがっかりだったんですが、激安で買ったそばつゆはまだたんまりと残ってる状況。

なんか悔しいので、スーパーで普通に売ってる干し蕎麦(乾麺)かって来てざるそばにしてそのつゆでたべたら美味しいのなんの。

そのつゆ、甘味が薄くてつゆだけで飲んでもあんまり美味しくなくて、先の冷凍蕎麦のときは更に美味しくなかった。

が、しかし、普通の干し蕎麦でもちゃんとした蕎麦と一緒に食べたら、蕎麦よりも「あれ、このツユこんなに美味しかったっけ?」となるくらい。

冷凍蕎麦だから不味かったのか?

一般的には冷凍蕎麦は、生麺に近い香りがある良いもの、とされているようなので、近所のスーパーで売ってた冷凍蕎麦だけが不味かったようです。

そば粉の含有率

ひょっとしてそば粉の量が少ない?とか調べてみたら、中々奥の深い世界でした。結論から言うと以下の通り。

  • 食材として売ってる蕎麦は、法規制で基本的に30%以上。(一部25%)
  • 30%以下の場合は「含有率」を表示すれば蕎麦と名乗れる。逆に言えば30%以上なら含有率を書かなくても良い。
  • 原材料表示は含有率の多いものから記載なので、表記順が「小麦粉・蕎麦・etc」だと少なくとも蕎麦50%未満、というかほぼ30%の可能性が高い。
  • 外食では「規制が存在しない」ので、通称「灰色のうどん(色だけ)」でも蕎麦と名乗れる。

食材として売ってる蕎麦については、以外としっかりと規制されていました。外食は…まぁ分かっちゃ居たけどね。


そばの境界線
http://www.kisin-an.sakura.ne.jp/tisin/trivia.html

【栄養士解説】「実は蕎麦じゃなかった!」とならないための質の良い蕎麦の見極め方
https://sobar.jp/2018/01/10/【栄養士解説】「実は蕎麦じゃなかった!」とな/

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韃靼そばとルチン

「息を吐くように嘘をつく」、そんな言葉がピッタリに思える、韃靼そばとルチン界隈。

発端はと言うと、スーパーで賞味期限間近なそばつゆが特価で売ってたので、ちょっと蕎麦が食べてみたくなったな…と。そして冷凍の蕎麦を買ってみたんですが、それがあまりにも美味しくなくて(蕎麦の香りが全くしない)、その不味さの理由を色々調べてたら見つかったのが韃靼そば。(その冷凍蕎麦が不味かったのは、韃靼そばと無関係です)

なんとなく聞いたことはあるけど食べたことは無いなぁ…って思って調べてみたら、植物としての「ソバ」とは別種の「ダッタンソバ」という品種で、ソバよりもより高地・寒冷地で育ち、独特の苦みがあるとか。ほとんどが北海道で栽培されているとのことで、通りで聞いたことがあった訳です。

最初は「苦蕎麦」として売り出していたようですが、市場にあんまり受け入れられなかったようです。

そこで、ダッタンソバには普通のソバに対してルチンが100倍ほど含まれれて居ることに注目して健康食品として売り出すようになった様です。(ルチンは健康に良いらしい、その真偽についてはとりあえず触れない)

ルチン100倍の嘘

韃靼そばの苦みは、自身のもつルチン分解酵素にてルチンが分解されて出来たクェルセチンによってもたらされます。そして韃靼そば自体は、元々は豊富にルチンを含むんで居るのは間違いないのですが、実際にはルチン分解酵素によって、

ルチン分解酵素が失活していないダッタンソバ粉から製造された乾麺、生麺ではルチンがほとんど含まれていない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ダッタンソバ

だそうな。

全ての韃靼そばが嘘つきというわけでは無くて、ルチン分解酵素を少なくしてルチンが残るようにした品種もあるようですが、それもごく一部、のようで。

満天きらり

従来の品種「北海T8号」と比較して、苦味が弱く良食味で、また加工食品のルチン含有量が極めて多いため、新規食品開発による地域産業の活性化につながる品種として活用できる。

ソバ粉のルチン分解活性が極めて弱いため、結果として麺のルチン含有量が多くなる。

https://www.naro.go.jp/collab/breed/0100/0104/043917.html

そば湯は(ルチンが溶け出しているから)飲むと体に良い、の嘘

ルチン自体はダッタンソバに限らず、普通のソバにも十分な量(蕎麦1食=1日の所要量)が含まれています。まぁそば湯にはルチン以外の成分も含まれているので、一概に効果が無いとは言わない。

しかし、ルチンが水溶性だとかそば湯に溶け出しているというのはかなりの嘘っぽい。そもそも天然のルチンは水に殆ど溶けない。

天然ルチンは、抗酸化作用、色素の酸化防止効果があるにもかかわらず、溶解性が悪いため用途が限られていたので、酵素処理技術により、ルチン抽出物の12,000倍溶解度が高い「α-グリコシル-ルチン」が開発され、水溶性を大幅に高め、飲料、食品、機能性食品、化粧品などに利用されるようになりました。

「ルチンは水溶性なので、せっかくの成分が溶け出てしまいます。
そば湯を飲むことでルチンを摂取してください。」という説明をよくみますが、水溶性のルチンは食品添加物に利用される「α-グリコシル-ルチン」です。

https://hiryu.biz/eiyo/eiyo-019.html

全部が全部とは言わないけれど、健康食品界隈って嘘がエグい。とある記事では、

  1. そば湯には豊富なミネラルやタンパク質が溶け出している。
  2. 蕎麦にはルチンが含まれていて、それは健康に良い。
  3. だからそば湯を飲もう(ルチンがそば湯に溶けるとは一言も言わない)

みたいな、スレスレの表現もあったり。

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