入院中1/松葉杖

手術翌日の最初のリハビリ前に「松葉杖さえあれば自由に動けるのに…」なんて看護師さんと話していたら「そうでもないで」と釘を刺される。「前に無茶苦茶、松葉杖が下手くそな女の子がおってなー」なんて話が始まる。

いざ訓練が始まってみると、初回から大体イメージ通りに歩けてリハビリの先生から大分驚かれる。

「いやーバイク乗ってる人は体幹がしっかりしてるから上手ですね!」

「でもそもそもバイク乗ってなければ怪我でこんな所来たりしてないんですけどね〜」

…と自虐ネタのつもりでつい口にしてしまい、リハビリの先生を少し困らせてしまう。

話は変わって、なんか今、看護師学校から研修生が来ていて3日ほどその研修生が付くらしい。ちな男。リハビリ終わった後に、研修生の引率?で来ているらしい女性の看護師学校の先生が、研修生を連れて挨拶がてらにやってきて松葉杖の話になり、

「私も昔、松葉杖使ってたんですけど下手くそでね-、外出で近くへ買い物へ行ったとき、その駐車場ですっころんでめっちゃ恥ずかしかったんです-w」

…あれ?この人なんかな?

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手術5/帰らぬ人

手術翌日の朝になって、ウチより先に手術室へ行った向かいのおじいちゃんが帰ってきました。看護師さんの会話を聞く限り、どうやら麻酔が切れる時のせん妄で大暴れしたらしい…。

本人は「しらん」と覚えている様子もなくケロッとしている。今日退院のつもりで既に普段着に着替えていたけれど「明日やで」と言われてる。

そしてそのまま、昼過ぎには部屋移動が実施され、向かいのおじいちゃんも移動らしい。明日退院なのに忙しないな…と思ったら、二日後のお風呂の日にお風呂へ向かうおじいちゃんの姿が…まだ帰ってないやん。何があった?

※そのままウチが退院するときまで、まだ居ました。

一方、同じくウチより先に手術室へ向かった隣のおっちゃん。こちらは翌朝帰ってこないどころか、向かいおじいちゃんの部屋移動の時に一緒に、隣のおっちゃんの私物やらを看護師たちがごっそり持って行ってがらんどうに…。

そして、別の部屋から別の患者がその場所に移動してきて、先のおっちゃんは二度と姿を見ることなく…。何があった?

因みに一番最初から病室にいた重傷そうな人、別の日に手術を受けて昼過ぎにはもう手術室から病室に戻り、足の重りも無くなってすっかり身軽になり見違えるほど元気そうな様子。よかった…。

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手術4/尿瓶

手術の翌日、左足はしっかりとギプスにくるまれていて、そのまま足をつこうにも手術した箇所がずーっと激痛を訴えてきていてそんな気はさらさら起きない。

と言うことで、ベッドから外へは一歩も外へ出る手段がなく尿意を催したらベッド脇にセットされた尿瓶一択。

そういえば手術前に聞かれたことを思い出す。

「おしっこの管入れますか?」

「(選べるなら)別にいいです」

深く考えずに答えたけれど、管を入れないと言うことは尿瓶と言うことか!ちょっと後悔…なんかなぁどうなんかなぁ。

初尿瓶!

ベッドの上で出すと、零していないのにお漏らししてる感じがして非常に落ち着かない。

しかも、近頃午前中は尿の回数がとても多い。午前中だけで4-5回。体温血圧測定やら床掃除やら机やベッドの消毒やら、散発的にやって来る看護師やヘルパーがいつ来るかとドキドキしながらタイミングを見計らって排尿してました。だって、大体みんないきなりカーテン開けて入ってくるんだもの。

昼過ぎにはリハビリの先生が来て、早々に松葉杖の使用の許可が下り、念の為にと車椅子もゲット。そして、無事に尿瓶を卒業。大きい方はその後まで耐えきりました。

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手術3/手術前手術後

「さっき手術室が空いたって電話ありました、準備して下さい」

それを聞いて、途端に手と足から嫌な汗が噴き出すのが自分でも分かる…、いや全身麻酔とか初めてやし。

歩ける人は歩いて手術室に行くらしいんですが、ウチは杖必須なんで車椅子移動。初めての車椅子たーのしー!と思いつつも、手術に対する緊張で心拍数やや上がる。実は初めての全身麻酔で…なんて話をすると、看護師さんが自分の初麻酔の話をしてくれて少し和む。

手術室で手術台へ自分で歩いて上がり、仰向けに寝るだけかと思ったら、手術がやりやすいように横向きでなかなか厳しい体勢にさせられる。

「どこかキツい所ないですか?」

短時間ならどうって事無いけど、ずーっとこの姿勢キープとかどうなるか分かんないよ…。いや麻酔効いてきたらほんとにわからなくなるけど。

麻酔がはじまると、全身にピリピリした感覚が始まり「あーこれが麻酔かぁ」なんて思ってたら意識終了。次に気付いた時は、手術台からベッドへ移されてる最中。足の痛みも全くなかったので、あれ?まだなん?と思ったが手術は終わったらしい。

麻酔から覚める時、せん妄で暴れる人もいるって聞いていたけれど、普通の目覚めで拍子抜け…と思ったら、なんか目が覚める前に胸を相当な勢いで掻き毟っていたとか。はい、時々普通に痒いんです。

病室に戻ると、じわじわと麻酔が切れてきてそのうち足の痛みがMAXに。痛みどのくらい?って聞かれたとき、脂汗がでる1〜2歩手前くらいだったので10段階で6か7って控えめに答えてしまったのだけど、痛み止め貰えると思ったら貰えず。えー、もっと痛いって言うんだった!

酸素吸入が終わり、じゃぁ晩飯出しますって時には、もう素直に「痛み止め下さい」と申告。

出された晩飯は親子丼。卵の部分が普通の卵ではなく加工卵を使ったどろっとした「卵のようなもの」タイプのやつ。普段ならえづきそうになるくらい嫌いなやつなんですが、このときは本当に美味しかった…。なんせ前の晩から何も食べていなかったもんだから。

時間を聞いたら夜中の0時でした。

食べ終わった頃に、切除した筋肉(腓骨筋・低位筋腹)をシャーレに入れた状態で見せてくれました。感想は「おいしそうなお肉」

https://twitter.com/watanoki/status/1575959312001773568?s=61&t=heCTTaUA3SmsQRzcpgEBgQ

このイベント、外科手術だと見せないといけない決まりでもあるんでしょうかね?ウチは平気だけど、アカン人にとっては割と拷問なんじゃ…。

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