更地と廃墟

いつも通る近所の道に突然現れる更地。ああ、更地になったんだ・・・いうのは分かるけれども、更地になる前、そこに何があったか思い出せない。いつも通る道なのに。特に大事な記憶でもないけれども、思い出せないことに何かを失った気が。

近所が工場地帯なんで、このご時世、ちょくちょく無くなるんですよね。で、工場って土地が借り物だったりするんで、更地にして返すわけで。

あと、出先で見かける、普通の道端にある小規模な廃墟。かつての生活感の感じられる廃墟って、ついつい、その建物が建てられた時のことを考えてしまう。

建てた時は景気も良かったんだろうな、それに関わる人々はみな幸せの絶頂だったかもしれない。でも今は廃墟が残るだけ。もうその建物に関わっていた人は、年齢的にこの世に残っていないかもしれない。なんてことを考えるとしんみりしてしまう。

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