ぶっちゃけ、日本メーカーが日本国内向けに出しているモデルは、かなりディスカウントで出しているという話。
公道仕様車は国ごとに仕様や規制が違うので、世界で仕様が同じであるレーサーで比較してみました。今のドル円換算レートで計算するととんでもないことになるので、材料やら部品仕入れやら考慮して1年半くらい前のレート(¥115/$)で計算。

全てのモデルが米国のMSRPよりも低めに設定されていますが、その中でもKX112の価格設定の異常さが際立ちます。
そもそも、基本設計が古いとはいえモトクロスで勝負できる仕様のKX85をベースにしたKX112が、KLX125を大きくしただけのようなファンバイクのKLX230Rより安い時点で大分おかしい。
カワサキはKX112をプッシュしてキッズライダーやリターンライダーの取り込みを精力的に行ってますが、ガチすぎる…。
売れる台数は減少傾向、材料費はどんどん上がる、でも販売価格の値上げに反映することが難しい市場…。
そりゃまぁこういう話にもわな…、ということで。