冬の車中泊は電気で

電気毛布(max40W)+セラミックヒーター(1,000W)。この組み合わせで朝方ちょうど0℃くらいの場所で、快適に過ごすことが出来ました。

寝ている間は電気毛布とシュラフだけ。電気毛布もコントローラーでminに絞って十分。朝起きたとき、寒い車内を温める為にセラミックヒータースイッチON。

電気毛布が有用なのは前から分かっていたんですが、朝起きたときに車内が寒すぎてシュラフから出られないという課題がありました。

風暖

イワタニの風暖が使えないかと買ってみたりもしましたが、どうにも車内だと狭すぎて不完全燃焼の危険性を払拭できず…。

風暖自体は、他の用途で活躍してるので、まぁ買って損は無かったんですが。

セラミックファンヒーター

AC100V使える、1,100Wh相当のバッテリも積んだことだし…というわけでセラミックファンヒーターを買ってみました。

機種選択

調べてみると結構種類が多くてピンキリなのですが、以下の2点に絞って選びました。

  1. 1,000Wぴったりで使えること
  2. とにかく小型であること

エアコンのようなヒートポンプ式と異なって、純粋に電気だけを熱源に使う機器の暖房能力は消費電力で決まります。ファンが強かろうが弱かろうが、何をどう頑張っても熱量は消費電力が全てです。効率も何もへったくれもありません。車に積んでるインバーターの出力が最大1,000Wなので、最大限その出力を生かすために1,000W。

同じ消費電力でも、小さな物から大型の物まで色々あります。どうも、小型の物はファンの音が五月蠅く、静音化している物ほど少し大きくなる傾向のようでした。狭い軽バンの車内に積む上に、付けたまま寝るようなことはしないので静音性はこの際どうでも良いと、サイズ優先で選択しました。

1,000Wの暖房能力

イワタニの風暖が2kWだと知っているので、その半分の1kW(1,000W)ってどうなの?と、暖房能力について少し懐疑的でした。

しかし、実際に使ってみるとこれがなかなかの威力。10〜15分ほど付けていたら「寒ッ寒ッ!」ってくらいの寒さが「温かくは無いけど、これくらいなら平気」というくらいに。シュラフから抜け出して、そのままの格好で普通に身支度を始められます。

車内全体が温まるほどでは無いですが、吹き出しの風が少し遠くから直接あたるような位置にうまくセットできれば結構暖かいです。また、車のエンジン掛けて温めるときのような「暖かい風が出るまでの遅延」が無く、スイッチいれたらすぐ温かい風が出てくるのも良い感じです。

ただ、1,000Wっていうのは結構な容量で、知り合いの持ってた「1,000Wまで使える」って書いてあるモバイルバッテリーでも、保護回路が働いて使えず。家で使うにしても、ブレーカー断の恐れがあるし、そもそも電費/燃費的にはカセットガスよりコスパ悪いので、車中泊専用かな…。

※ちなみに車に積んだ1,000Wのインバーターですが、知らずに使った1,200Wの工業用ヒートガンが普通に使えたりするので、結構な余力が有ったみたいです。


車中泊の暖房の定番というとFFヒーターですが、構造上「車体に穴を開けないといけない」というのがどうにもハードルが高かったんですが、これでFFヒーターをうらやむことも無くなりそうです。

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