
リンク部の構造の断面図図解。左が従来というか国産車。右がHusqというかKTMの場合。
シャフトをそのまま露出させるんでは無くて、いちいち外径の違うカラーで両端を覆ってます。
最初はシャフトを細くして軽量化?って思ったんですが、シール性も向上するっぽいです。
だいたい経験上ですが左の構造の国産車だと、雨の日にどろんこになりながら数時間走ったら、すぐにリンクOHしてました。で、分解したらほぼ100%水が入ってる。
んで先日、Husqで雨レース二日連続(+ヤチに小一時間漬かってた)+2週間後にまた雨レースってのが続いて、作業の暇がなくてリンクOH出来ずに居たんですが、さきほど開けてみたら水の混入皆無。すげー。
ちなみに、ホイールのカラーの構造も凝ってます。

まぁ大凡の目的は、ベアリング径そのままに荷重係数維持しつつ、アクスルシャフト小径化による軽量化だと思います。
一方で、削り出しのカラーなんで、カラーの外側に「鍔」を付けることにより、シールを外から保護してたりします。(アフターパーツでそういうカラー見たことあります。)
やはり「エンデューロ」というジャンルにおいては、欧州メーカーは国内より大分先を行ってる感じがします。