エンデューロで4st250ccというと入門機とは言われているけど、それでもユーザーからはファンバイク扱いでは無く「勝てるバイク」である事を求められていると思う。
となると、最大出力稼ぐために「ショートストローク」x「高圧縮」x「低吸気抵抗」→「高回転型」にならざるを得ない。色々工夫して低回転側のトルクも確保はしているけど、トレードオフなんだと思う。そもそもショートストロークだとトルク感薄いし、高圧縮は圧縮行程でエンストしやすくなるし、低吸気抵抗だと低回転で流速落ちやすく、そうなるとガソリンと吸気が混ざりにくく不安定になるだろうし。
250cc(単気筒)で、1万とか1万2千rpm回る様にエンジン作ったら、インジェクションでどんなに頑張っても低回転犠牲になるよねってのが今んところ感じているファイナルアンサー。
より小さい排気量の4stや、圧縮比の低いトレールや2バルブのほうが、かなり低い回転数まで安定して回るから「あ〜これ以上はエンストするよな」っていう限界が分かりやすい。
一方で高回転型の4st250ccだと、回転数下げるとすぐに「カッカッカッカッ」ってノッキングみたいな音して、ただそれでもグイグイ進むくせに、いきなりストンってエンストして「えぇ?!今ので止まる?」みたいなことがしばしば。
「こっから下がエンスト」という境目が分かりにくい。
一方で2stだと、2回に1回しか爆発しない4stより、毎サイクル爆発してる2stのほうが、極低回転の安定感には分がある。アクセル開けても回転数上がんないんだけど、でもすぐにはエンストせず粘る…って感じ。
そんなわけでやっぱり2stが欲しい。