オフロードタイヤの交換方法って,何か色々あるっぽい。かく言うウチも,最初に知ったやり方なんて今ではまったくやっていない。
そんなわけで,知っている限りの物をまとめてみました。
ちなみに写真のは簡易チェンジャー(というかただの台)。
本当は支えが中心軸だけじゃ無く,円形の台座のタイプのほうが良いんだけど場所取るんで簡易タイプ。下側の足は畳めるし。
無くても木枠とかで作業出来るけれど,簡易タイプでも有ると作業が非常にやりやすい。木枠だと地べたなんで,作業時の体勢がちょっと辛いのと,タイヤの向きを変える(回す)時にいちいち持ち上げて回すのがちょっとね…。
タイヤ(+ホイール)重いんですよ。リア18インチだと12kgぐらい有るし。
<タイヤの外し方の流派>
その一:片側ビード上げ→チューブ外す→反対ビード上げ→ホイール外す
一番オーソドックスな方法かも。タイヤ交換方法を調べて始めに知ったのがこの方法。
「片側ビード上げ→チューブ外し」までの手順は,パンク修理時のチューブ交換作業でも使うので,覚えていて損はないと思う。
ただ,このやり方は,タイヤ交換だけを考えると手間が掛かるので,今はこのやり方はやってません。
片側だけビードが上がった状態から,チューブを引きずり出すのがちょっと面倒…。
その二:片側ビード上げ→チューブ外す→ホイール外す
その一の派生パターン。片側ビード上げたら,反対側のビード上げずに,最初にビード上げた方向にホイールを抜くやり方。
※その一の写真と比較すると,反対側のビードが上がっていないのが違い。
その一より,ホイールを外すのにちょっとコツが居る。
ビード上げの作業が1回減るのでちょっとお得。ムース交換の場合は,このやり方。
ムースの場合はバルブが無いんで「片ビード上げ→ホイール外し」とさらに手順が減る。チューブだとバルブがジャマ。
その三:両側半周だけビード上げ→ホイールとチューブまとめて外す
近頃はもっぱらこのやり方。ホイールとチューブを纏めて外せる分が楽。
両側共に,バルブを中心に半周だけビード上げておいて…
バルブのある方向にぐいっと,タイヤの中にホイールを落とし込むと,反対側に隙間が出来るのでそこからホイールを斜めにこじって取り出すだけ。
煩わしいチューブ引きずり出しの作業も無い。また,ビードストッパーがいくつ付いていても,作業に殆ど影響しないのもポイント。
<タイヤの嵌め方の流派>
その一:片側からタイヤだけ嵌め込み→チューブセット>もう片側嵌め込み
たぶんこれが基本,最初に知ったのもこの方法。
ムースの場合もこれに倣う(ムースは最初からセット)やり方だけど,チューブの場合は後述の方法のほうが楽。
その二:チューブセット済みタイヤに斜めからホイールセット→両側ビード上げていく
外し方その三の,逆パターン。
写真にあるプレートは無くても出来ます。あるとさらに作業が楽になるという代物。
まずは,バルブがしたに来るようにチューブをセットして…,
こんな風にホイールを斜めから差し込む。
あとは,外したときと逆の手順ではめ込んでいくだけ。
おまけ,ちょいネタ。
ビードを上げるとき,レバーは多い方が簡単。
こんな風に最初からありったけのレバー差し込んでおくと,ビード上げが一瞬で済みます。以下参考動画。