VEZEL ハイブリッド

前回の車検時に後回しになっていた,ホビオさんのリアデフロスター修理の間やってきた代車。軽の代車が,その日は出払ってしまっていたらしい。シートの座り心地は良いし,内装は高級感あるし広い。ただデカい。1月に登録したばかりで走行距離200kmちょっとの超新車。車内は所々傷防止の透明なビニールが付いたまま。んなもん代車で貸すなよ…と,思いながら結構気を遣う。
初めてハイブリッド車というものに乗りましたよ。現在モーター駆動なのかエンジン駆動なのか表示されかなり頻繁に切り替わる。従来のMT車がフットペダルで直接スロットル開いたり閉じたりしてたのが,えらく原始的な機械に思えてくる。
興味深かった点がいくつか。
アクセルOFF&ブレーキ状態からブレーキ緩めると,基本的に停車時からの始動は必ずモーター駆動から始まって,ある程度以上の速度になってからエンジン駆動に切り替わるんだけど,モーター駆動でクリープ現象を「わざわざ」再現。クリープ現象ってトルコン故の意図しない振る舞いだったはずなのに,いつの間にか自動車の振る舞いに必須の動作になってしまってるようです。
そして驚いたのが下り坂でエンジンブレーキが絶望的に効かない。パドルシフトで一つ二つシフトダウンしても全く効かず,2速か3速あたりでエンジンが轟音上げるくらい下げてようやく「なんとなく」効くくらい。モーター/エンジンの切換の関係で,基本的にバックトルクは車軸に伝わらないようになってるらしい。じゃぁ,長い下り坂はどうするかというと,普通にブレーキ踏むだけ。ブレーキ操作はほとんどが回生ブレーキによって賄われる為,ブレーキ加熱によるフェードの心配なんてしなくて良いらしい。それどころか回生により充電も出来て燃費も向上。なんか,今後,車の運転に関する基礎知識が根底から覆されるんじゃ無いかという気がしました。
他にも,停車時にはアイドリングストップどころか,減速を始めた時にはもうエンジンが止まっていてモーターで動いてるだけ。停車したら勿論,エンジンもモーターも全く動いていない。
なんか色々すげーなーって思いつつ,やっぱり「運転してる」感が希薄なんですわ。道具としてはそれで正しいんだろうけど「運転が楽しい」というのは,今後ますます贅沢品みたいな扱いになりそうな気がしました。

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