RR4T125LCのキャブはたぶんCVK30。けれども単にCVK30と言っても「CVKタイプのφ30」という意味しか無くて,実際にはかなりのバリエーションがあるっぽい。キャブいじりながら,RR4T125LCのCVK30ってわりと特徴的なんじゃないかなぁ…,と,他のCVK30では見られない特徴についてつらつら。
まずは,単気筒専用キャブであるということ。通常,多気筒では単気筒と同じキャブがステーで連結されている。その為,隣のキャブと干渉しないように,パイロットスクリューやキャブヒーターは下側にある。が,このキャブは写真の通りどちらも横向きに出ている。おかげでメンテはしやすいけれど,この構造だと多気筒用に使用することは出来ないかと。
キャブヒーターを搭載したキャブもわりと珍しいっぽい。今のところ快調だけれども,アイシングが発生する地域に住んでいるわけでも無いので効果の程は不明。
加速ポンプも,同じCVKキャブでも有ったり無かったり。このキャブには付いてました。
あとはパイロットジェットの形状。普通のCVKキャブと違う。
何故?といわれてもよくわかんないけど,FTR223用のVE3DCキャブ用が互換っぽい。
FTR223用としてPOSHからオーバーサイズジェットが出ているけど,ケーヒン純正のを購入したくてもこの形状の純正品の取り扱いが見つからない…。
フロートは大昔は真鍮製。少し前は乳白の樹脂(PP)製。そしてコイツは同じ樹脂製ながら黒色。
通常の樹脂の材料色は乳白色で,意匠用に用いられる物はそこから任意の着色を施すものの,外観を気にしない場合は乳白のまま使用する。
しかしコイツは黒色,意図的に黒くされている。黒色についてはカーボンブラックを混ぜることにより黒くしているけれど,カーボンブラックには樹脂の耐久性を向上させる効果が有る(多くのゴムが黒いのは,意図的にカーボンブラックを添加しているから)。
「今更キャブなの?」と古い技術ながらも,125LCの載ってたCVK30は,色々と過去の改善点を取り入れた新しい目のキャブかも知れない感じでした。
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