お父さん倒れる

一月某日,いつものように実家に顔出しに行こうと思い,電話するも電話に出ない。トイレ行ってたとか良くある話なんで,5分ぐらいして掛けるも出ない。少し心配になってそのまま実家へ向かう。更に嫌な予感がして「念のため」に草履履きながらも車に靴を積んで実家へ向かう。こういう嫌な予感は大抵外れてた筈なんだけどな…。
実家のチャイムならしても応答が無い。鍵開けて中入ったらお父さん倒れてていきなり嘔吐し出す。吐瀉物を片付け呼びかけるも頷いても一切声を発しない。悪酔いしてるのか?と思いながらも念のため救急車呼んで,用意周到に持ってきた靴に履き替えて病院行ったら脳出血でした。MRIの画像では左脳側の半分くらいが真っ白な血腫。右半身麻痺と言語障害が出るのは確実,会話も難しいだろうと。もう出血は出尽くした感で夜中に慌てて手術しても明日以降にしても大して変わらない,そもそも手術の必要性含めて1週間ぐらい見守ることになるから,いつ手術が決まるか分からないので必ず連絡が付くように…と言われる。
とりあえずアレやってコレやって…っていうのが頭の中を駆け巡ってばかりで,とりあず感傷は無し。おかんの葬式のときも式中は感傷なかったなー,後がこえーなーなんて思い出しつつ普通に就寝。
翌朝いつものように起きて,出勤しようかどうか迷ったけど,役所の手続きとかもあるからとりあえず休暇の連絡…と,今日出す予定だった報告書を書き上げてメールで送信するだけ…というところで病院から電話(AM7:30),主治医から話があるからすぐに来いと。
急いで行ったらICUの中では先生と看護師の人達が絶賛朝礼中。ICUの中で手持ち無沙汰に朝礼が終わるのを待って,やっと先生とのお話。一刻を争うほどじゃないけど数日様子を見たところで悪くなるのは目に見えてるので今すぐ手術します…と。手術の同意書には「セカンドオピニオンを求めることが出来ます」ってあって,そんな猶予あるの?って聞いたら1週間も待てば確実に悪い結果になるとか。選択の余地無し。
実際には手術は9時からとかで,さらにぼーっと待つ。で,手術終わったら昼1時前でした。手術直後面会したときは,お父さんはなんかぼーっとしてました。夕方にもう一度会いに行ったら,言葉は出ないけどこっちの言うことは理解出来る模様でこちらを見て頷いたりとか。脳出血での言語障害で一番酷いのになると,聞き取りすら不可能になるって見たんで,やや安心。

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