とうもろこし

とうもろこし
2年前に,庭の土に野菜を露地植えした時には,水をやっても肥料をやっても全く成長しなくて打ちひしがれていたんですが,今年,プランターとプランターの土で栽培してみたらあっけなく成長したんで,そこで土が悪いことに気付く。
で,色々調べた結果,pHが低いんではないかと。そんでpHを調べ見たら案の定低かったわけです。
何が悪いか分かったところで,では改善可能か?という事に興味が向いたわけで。庭の一角の0.5m2ほどを仕切りで区切って,何を植えるでもなく,pHテスター片手に石灰を撒いてみました。ウチの大好きな実験です。理科の中和実験です。
石灰の使用量は,普通は1m2あたり100~200gとか書いているわけですが,それはちゃんと畑としてできあがった土の場合。うちの場合,栽培に適正とされるpH6以上にするまでに,0.5m2あたり「有機石灰700g/苦土石灰1.0kg/消石灰500g」が必要でした。左から順番に撒いていって,有機石灰や苦土石灰の中和剤(炭酸カルシウム CaCO3)では効力が追いつかないと判断して,最後に強力なアルカリ質の消石灰(水酸化カルシウム Ca(OH)2)を追加してようやくpHが目的値に到達。最初から消石灰撒いてれば1kgぐらいで済んだかも知れない。
さて,目的通りにpHの改質が出来た。すると今度は「コレで本当に野菜が栽培可能なのか?」という事に興味が向く。野菜の栽培が目的ではなくて「土壌改質の結果確認の為の栽培」という訳の分からない動機で,この時すでに6月中頃。ホームセンターに行って,その時期からでも栽培可能な野菜ということで,消去法でトウモロコシを撒くことに。
そんなわけで,当初全く考えもしなかったトウモロコシですが,無事にすくすく育って先日,間引きとしてのヤングコーン収穫して美味しく頂きました。もともと肥料食いのトウモロコシですが,ちょくちょく肥料切れの症状が出たりして,背丈が若干低め(1.5mくらい)なんで,収穫時の成熟したトウモロコシはちょっと期待できないかも知れない。
とりあえず,土壌改質は出来た模様で,実験成功?

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