電子工作とか

所用で部品を探しにポンバシへ。すぐに見つかると思ったら意外と見つからない。そんな特殊なものでも無いのに…と思うも、数店回っても結局見つからず。
うちも昔は電子工作が趣味でポンバシのパーツ屋めぐったりしとりました。今ではそれが仕事になってしまったので、あえてプライベートで作ることも少なく。当時の電子工作の魅力の一つとして、完成品を買うよりも安く作れると言うのがあったり。また、電子工作を趣味とする人たちの中には、アマチュア無線を趣味とする人たちも多かった。
しかし今では、電子機器はデジタルガジェットとして身の回りに溢れ「こんなのが欲しい」と思ったら、インターネットを通じて探せば大抵のものは既に商品化されている,しかも安く。価格競争により完成品の価格はどんどん下がり、自分の手で作っていては、中国での大量生産に対して部品代だけでも全く太刀打ちできない。携帯電話の普及も,アマチュア無線の利便性という価値を、相対的に大きく下げることとなった。
そんなこんなで,早々に電子工作は廃れるんじゃないかと思っていたんだけれども,目当ての部品が見つからずに何店も電子部品を扱う店を回る内に、そういう店が意外と増えていていることに気付く。
ただ、店内を見回すと、昔より敷地面積が増えたのにも関わらず、昔より部品の品揃えは悪くなった様に思う。そして増えたのが、工具類。素人では手を出すことが無いだろうと思われた、高価な測定器まで扱う様になっている。
電子部品を売って商売にしているのではなく、工具を売る為に電子工作と言う市場があり、その市場・趣味を支える為に電子部品を売っているんだ、と思った。似たような話で,バイクが売れない車が売れないと言われ続けているけれど,一方でそのバイクや車を整備するための「素人向け工具専門店」が活況のように見える。
完成品の売れ行きは良くないけど,アフターマーケットは活況,色々理由はあるんだろうけど,なんかそういうご時世なんだろうな,と思ったり。

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電子工作とか への2件のフィードバック

  1. 星田人 のコメント:

    ありとあらゆるものがナイスに量産品化している今だからこそ、[一部のオタク]という垣根が無くなったジャンルになりつつある。 って気はする。
    そして書き出しを「所用で部品を探しにボンバヘ。」って読んだ俺は駄目だ。

  2. のコメント:

    『「ボンバ」へ』 と切ってしまって意味がしばらく分からなかったりとか(ぉ。

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