関節固定用伸縮性テープ(その2)

通称「エラスティックテープ」。調べてみると一杯出てきてどれが良いんだ?ってなる。

って言うか「良い・悪い」じゃなくて、伸縮率(伸びる長さ)と伸縮力(縮もうとする力)の範囲が広すぎる感じ。また、各メーカーのいろんな製品群のうち、どれがエラスティックテープに該当するんだ?ってのも分かりにくい。

そんなわけで色々調べていたら、下記のアスレティックトレーナー試験に関する資料に、同等品の製品名が纏められていました。

  2016 2017 2018
実技試験用テープ Johnson & Johnson エラスチコン ニチバン
バトルウィン TM テーピングテープ E タイプ
バトルウィン TM テーピングテープ E タイプ(伸縮)
準ずる他メーカーのテープ
  • ニトリート EB テープ(日東メディカル)
  • バトルウィンテーピングテープ E-タイプ(ニチバン)
  • エラスチックテープ(クレーマー)
  • ストレッチ M テーププレミアム(ミューラー)
  • 3M マルチポアスポーツハード伸縮固定テープ(3M)
  • エラスティックプラス(ドーム)
  • 「マッスルサポート」伸縮テープ(電波工業)
  • スタンダード伸縮ハード、リンドエラスティック PRO(リンドバーグ)
  • エラスチコン(Johnson & Johnson)
  • ニトリート EB テープ(日東メディカル)
  • エラスチックテープ(クレーマー)
  • ストレッチ M テーププレミアム(ミューラー)
  • 3M マルチポアスポーツハード伸縮固定テープ(3M) エラスティックプラス(ドーム)
  • 「マッスルサポート」伸縮テープ(電波工業)
  • スタンダード伸縮ハード、リンドエラスティック PRO(リンドバーグ)
なし

年度によって試験で実際に使用するテープが違ったり、2018年度では同等品の記載が無くなってたり…。うーん。

この中の製品をいくつか使ったんですが、J&J/エラスチコンとニトリート/EBテープはかなり別物な感じでした。ざっくり分けると基材の布の伸縮率が高いタイプと低いタイプ。

基材(布)がよく伸びるタイプ

J&J/エラスチコンがまさにソレ。基材の布がよく伸び、基本的に引っ張って伸ばしながら巻くタイプ。ほどよく伸縮力もあり引っ張り加減で締め付ける強さの調整が出来そうです。

よく似たタイプでリンドバーグ/リンドエラスティックPROがありこちらも使ってみましたが、J&J/エラスチコンよりも伸縮力がちょっと弱く、基材もちょっと薄め。うーん、個人的にはJ&J/エラスチコンくらいのしっかり感が欲しい。

ただ、もっとしっかり固定したいのならば、後述の基材があまり伸びないタイプを選んだ方が良さそうです。

基材(布)があまり伸びないタイプ

ニトリート/EBテープがこのタイプ。力一杯引き延ばしてもJ&J/エラスチコンの半分くらいしか伸びないし、伸縮力もかなり強め。基本的にはほぼ固定だけどちょっとだけ動かしたい、そんな感じのテープ。

海外製品では、BSNメディカル/テンソプラストやハートマン/ACテープも同じ系統らしい。使ったことないので断言できませんが…。

手持ちを引き延ばしてみたのがこちら。それぞれ下段が引き延ばす前の状態。同じ長さぴったりに揃えたかったんですが、伸縮テープという特性上なかなか上手くカット出来ず…。

上二つのほうが伸縮率が高く、引き延ばしたときに隙間が沢山出来ます。一方EBテープのほうは殆ど隙間が出来ません。このあたりが基材の違い。

ここに上げたほかにも、各販売店がオリジナルブランドで出しているテープもあったりで、どれがどの程度の強さなのかさっぱり分からないです。

また、粘着材が普通はゴム系(強力・人によってかぶれる)なんですが、ウレタン系(かぶれないけど、ちょっと弱い)の物も有ったりします。

結局の所、色々試してみて合う物を探すしかなさそうです。

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関節固定用伸縮性テープ

ちょっとテーピング凝ってるんですが、筋肉に沿って貼るよく伸びる「キネシオロジテープ」や、ガチガチに固定したいときに貼る全く伸びない「ホワイトテープ」は近所のドラッグストアに沢山置いているものの「関節固定用(少し伸縮性あり)」というテープになると殆ど置いてないんですわ。でも今回はソレが必要。

通称?は特定メーカーの製品名を指して「エラスチコン」とか「エラスティック」とか呼ばれているようです。あと剣道界隈では「焼きテー」という俗称まであったり。他のメーカーから同等品も出てるのですが、当然ながら他の名称が付いてるので中々分かりにくい…。

で、色々調べたところ「関節固定用(伸縮性あり)」というのが、一般的な名称のようで。

そんなわけで、とりあえず3種ほど買ってみました。右から、

  1. Actimove Elastic Tape (旧J&J エラスチコンテープ同等品)
  2. ニトリート スポーツテープ<固定用>ソフト伸縮タイプ (EBHテープ)
  3. ニトリート スポーツテープ<固定用>ハード伸縮タイプ (EBテープ)

テープの硬さや引っ張ったときの伸びの硬さは、3/1/2の順番でした。

最初EBテープ使ったんですが、しっかり固定するにはほどよい硬さなんですが、テープ自体が少し固くて、アンダーラップ無しに巻いたらエッジの所で皮膚が切れちゃいました。引っ張りながら巻くと相当固く締まるので、あまり引っ張りすぎないように巻いた方がいい?

エラスチコンテープはEBテープよりも伸びるので、EBテープと同等に固定するには、さらに引っ張りながら巻く感じ。引っ張り加減で固くも緩くも巻けそうです。よく見るとエッジの部分だけ糊が付いて無いので、エッジで皮膚を痛めるようなことが無さそう。さすが…。あと隙間も多く通気性も良さそう。

EBHテープは先の二つよりもだいぶ薄く、バネ性も低く軽く引っ張ったらすぐに基材の限界に達して伸びなくなるので、少なくとも今回の関節の固定用途には向かない感じ。

レース会場で、出走前にテーピングする姿をよく見るようになりましたが、中々奥の深い世界。WEBでググっただけだと情報が発散しすぎていまいち全体像が把握しづらい感じ。

本でも買うかなぁ。

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声優の力

今季のアニメ、面白いのは色々ありますが、個人的に一番の注目は「うたわれるもの 二人の白皇」。

まぁアニメとしては、前作と比較して正直ちょっと微妙なんですが、何よりも注目してるのが利根健太朗さんの演技。

役どころとしては、前作で藤原啓治さん演じる「ハク」が、前作の作中で命を落とした利根健太郎さん演じる「オシュトル」の遺志を継いで、オシュトルのフリをして演じ続けるハクという役。

前作の最後では、オシュトルを演じるハクは藤原啓治さんが演じていました。しかし、藤原啓治さんは2020年に亡くなれれてしまっています。

今作中、「ハク」としての本音の部分が見えるシーンがあり、それもまとめて利根健太郎さんが演じているんですが、前作を知っていると声はそのままなのに「ハク」を演じる藤原啓治さんがそこに居るかのように錯覚する演技っぷり。

モノマネと言ってしまえばそれまでですが、話の中の役柄でも実際の声優も、どちらかが亡くなっていて、残った方がそれを継いで演じる、こんな重い役柄、演じきってるのが凄いなぁ…と。

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解熱鎮痛「消炎」剤

まーたやらかして外傷で病院行ったんですが、その時出された所謂よくある鎮痛剤(解熱鎮痛消炎剤)渡されるとき「毎日飲んで下さい」と言われたのがちょっと引っかかる。

と言うのも、普通「痛いときのんで下さい」なのが「毎日飲んで下さい」という念押し。

はて?と思い調べてみたらこんなのを見つけました。

痛み止めの効果も勿論あるけど、そもそもの受傷箇所の「炎症を抑えるための消炎剤」として出してるのでちゃんと飲んで欲しいと。

なんか「痛み止め=悪」みたいなイメージが蔓延していて、新型コロナワクチンの副反応も解熱剤飲めば随分と楽になるのに、頑なに飲もうとしない人がそこそこいたり。

漫然と飲むのは良くないとして、必要な時には必要な薬なんだと思います。

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