N-VANターボのCVT

1年以上乗って、ようやく扱いが分かってきた感じです。

NAだとまた違ったんでしょうけど、ターボだと乗り方によって燃費が大幅に変わるんですよね。

比較的渋滞が少ない街乗りで、エアコンONで燃費10~11km/Lだったのが、ようやく13~15km/Lくらいをコンスタント出せるようになりました。

ゆっくり加速はパーシャル

MTも普通のステップATも、アクセルの踏み加減と車速って比例するもんだったと思うんですが、CVTの変なところはアクセル一定でいつまでも加速するということ。

アクセルの踏み加減=エンジン回転数に近いみたいなんですが、踏み込んでから踏み加減に応じたエンジン回転数に達したら、それ以上アクセル踏まず戻さず一定に保っていると、回転数一定のままどんどん変速比をあげて車速を上げようと制御が働きます。

実際には、そのエンジン回転数の出力と、走行抵抗が釣り合う限界まで加速しようとします。

なので「速度=アクセル」の感覚で、燃費運転のために「目的の速度まで、じわ~と踏み込んで加速」とかすると、あっという間にオーバースピードになってギクシャクする始末。

発進時は素早く少しアクセルを踏み込む

単純にじわーとアクセル踏み込んで加速しても、ただただトロいだけで燃費もよくない様です。

MTの時のクラッチミートの要領で、すっと2千回転くらいまで踏み込んで、あとはアクセル一定にすれば、回転数維持したまま燃費に良い感じに加速してくれます。

高速道路で加速する時はアクセルを戻す

グッとアクセル踏み込むと、とにかくエンジン回転数を上げるべく制御が働くので、変速比は上がらず(寧ろ下がってる?)、ただただエンジンの回転数が唸るばかりで車速はあんまり加速しません。

エンジンの回転数が一定以上に上がってから、ちょっとだけアクセルを戻すと一気に車速が加速します。

アクセル戻すと、制御として変速比を上げようとするので、その時に一気に車速が乗る感じです。アクセル戻しながら加速って、正直気持ち悪い物はありますが。

こういうのがCVT嫌われる所以なんでしょうね。

ecoモード制御

ここまで書いて「CVTってそんなに扱いにくいもんなんだ?」ってイメージになりがちですが、燃費や細かい操作感を気にしなければ、とっても楽。
(※燃費に関してはNAならほとんど影響ない…と思う)

デフォルトではecoモードというのがONになっていて、とにかく加減速を「ぬるぬる」にする制御が入ってます。

アクセルの操作に対するダイレクト感が皆無なんですが、日頃の買物に使う足車としてはこれが凄く良い。

MTのバモスの時、20〜30km/hで生活道路抜ける時って、それなりにアクセルワークとかクラッチワーク気にしてた訳なんですよ。

それが、テキトーにアクセル踏んでもスムーズに加速。うっかりアクセル踏みすぎてもほとんど反応しない。自宅近所の生活道路を縫うように移動する時には、その「ヌルさ」が凄い楽ちん。

まとめ

まとめると、N-VANターボのCVTは制御として(NAは知らんので)、

  1. じわっとアクセルを踏む→ギリギリまで低い回転数で車速を無理に上げようとする
  2. 素早くアクセルを踏む→車速よりも、とにかくエンジン回転数を上げる事を優先
  3. アクセル一定→エンジン回転数が所定に達したら、以降は限界まで変速比を上げようとする
  4. アクセル素早く少し戻す→直ちに変速比を上げようとする(車速は上がる)
  5. アクセルをじわっと戻す→車速一定のまま、回転数落としつつ変速比をじわっと上げようとする
  6. アクセル全戻し→変速比を上げながら車速一定、一定時間経過の後にごく緩いエンブレ

とまぁ、こんな感じ。ダイレクト感とか操作感もかけらもなし。まぁ商用車グレードだしねw

実質的には、長距離とか高速道路では、ACC任せで自分でアクセル踏まないからあんまり関係なかったりします。

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ギアレンチその2

その後、更に掘り下げて調べてみたところ、割と歴史が浅くて、1995年にLEA WAY社/台湾が作ったのが最初らしい。

ギアレンチの構造は特許が押さえられていて、たいていのものはLEA WAY社かKABO社/台湾のOEMで、今や台湾の代表的な製品だとか。

因みに、GEAREWRENCHの商標はLEA WAY社が押さえているため、LEA WAY社のOEM使ってるメーカーは「ギアレンチ」、それ以外のメーカーは「ラチェットめがねレンチ」の名称になるとか。

そして、LEA WAY社も今ではAPEX Tool Group/米の一部になっていて、今はGEAREWRENCHのブランド名を名乗るのみのようで。

よって、LEA WAY社のOEMを「GEAREWRENCH社のOEM」と呼ばれる事もあるようです。

OEM状況

ネットを漁っていると興味深いブログ(https://minkara.carview.co.jp/userid/1823345/blog/30144076/)があって、それによると、

  • KABO OEM
    • マックツール
    • KTC
    • ブルーポイント
  • LEA WAY OEM
    • SIGNET
    • ライト精機

だそうで。真偽の程はちょっと分かりませんが、いくつかは他のWeb上の情報でも同様の情報が確認できるので、たぶんそうなんでしょう。

上記のブログにもあるように、KABOの方が耐久トルクが高いとか。有名所のSIGNETでも、初期の物は本締めに対応しておらず、後になって本締め対応出来る物が出てきたようで。

SIGNETとは?

この記事を書くに至った動機がコレなんですが、日本の輸入元の紹介ではこんな風に書かれています。

http://www.kiichi.co.jp/fab/signet.html

シグネット(カナダ)

でもリンク先のページ見ると、どう見ても台湾なんですよね。

Wikipedaで調べてみると「シグネット」で検索すると碌な情報がないのに「工具メーカーの一覧」見たらそっちの方が詳しかった。

元はカナダだったけれど、今は台湾に移った…と。そして元々ファブレス企業なんで、何処で作ってるかは不明。

なんだか「ギアレンチと言えばSIGNET」みたいな風潮があって、「SIGNET社はGEARWRENCH社のユニットをOEM供給受けてる云々…」なんて触れ込みもあり、GEARWRENCH社ってどこやねん?ってなって、LEA WAY社は何処行った?って思ってました。

LEA WAY社自体がOEM専業みたいだったんで、LEA WAY社のギアレンチ機構を使って黎明期に製品化したのがSIGNET…ってとこですかね。

LEA WAY(GEARWRENCH)の今…

前の記事で取り上げたスーパーツール社のも「ギアレンチ」を名乗っているので、おそらくLEA WAY OEMと思われます。

SIGNETとスーパーツールのギアレンチと共通するのは「昔は細身だったけど、モデルチェンジで今のはゴツくなった」ということ。本締め対応したあたりの変更なんですかね?

そんなわけで、今や、ギアレンチの代名詞?のSIGNETも、他の「ギアレンチ」を名乗るLEA WAY OEM製品のギアレンチ共々、細身のギアレンチを求める者にとっては「要らないもの」になってしまったようで。

因みに、今手元に新/旧LEA WAY(スーパーツール)と、おそらくKABOと思われるTONEのギアレンチがあるんですが、

  1. 旧LEA WAY(スーパーツール)
    • ラッチの遊びが多く頼りない感じだけど、軽く回る。
  2. 新LEY WAY(スーパーツール)
    • 一つ一つのラッチが確実な感触だけど、回転が旧品よりだいぶ固い(渋い)。
  3. TONE(おそらくKABO)
    • 一つ一つのラッチが確実な感触の上に、旧LEA WAY品より僅かに軽く回る。

もうLEY WAY OEM選ぶ理由無い感じ。つまりは本家?の「ギアレンチ」と書いている物より、商標回避の「ラチェットめがねレンチ」と書いてある方が良い物が手に入ると。

なんだかなぁ。


余談ですが、アストロのやつって堂々と「ギアレンチ」名乗ってますが、ほんとにLEA WAYのOEM受けてるんですかねぇ…。

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ショートギアレンチ

個人的には便利だと思うんですよ。

だいたい早回し専用レンチとして。なので長さは邪魔。そんなにトルクも掛けない。

そして、たまに狭いところ用として。ソケットレンチでは痒いところに届かない…みたいなところで使えます。

イマイチ日陰者ツールな気がします。この前ストレート行ったら、前は置いていたのに今はショートギアレンチ置かなくなってたし。

ギアレンチ比較

ギアレンチの価値は「如何にメガネの外径サイズが小さいか」だと思ってます。ここが大きいと、そもそも狭い所に入らないし、狭くないならソケットで十分。そんなわけで比較してみたのがこの表。

SIGNETの外形ですが、台湾のメーカーサイトに載ってる数値と、国内に入ってきてる製品の仕様と値が違うんですよねぇ…。たぶん国内の表記が正しそうなんですけど。

古い国内のカタログなんかだと、台湾サイトと同じ細い方の値になってるので、どこかで変更が入って最近の製品では太くなったのかも知れません。残念。

アストロに至っては、まぁそんなもんよね、って感じです。

そして意外に健闘しているのが、最初の写真にも載せた手持ちのスーパーツールのギアレンチ。だいたいKTCの半値くらいで売ってます。

特に意識せず買ったスーパーツールですが、後から同じくらいの外形でギアレンチ探したらなかなか無いな〜と思ったら、割と優秀だったようで。

スーパーツールの偽物?

先日、amazonでスーパーツールのギアレンチを手持ちと同じ14mmを買い増ししたら、一回り外形の大きくなっててコレじゃ無い感。

本来新品に付いてるはずのメーカーのPOPラベルも無く、外形サイズもメーカーが公表してるサイズから2mmづつくらい大きかったので、偽物?なんじゃ無いかと思いそのまま返品。

で、新たに別の所から買い直してみたのがこちら。

同じやん。(;´Д`)

ちゃんとメーカーのPOPラベルも付いてるので、コレは間違いなさそうなんだけど、同じ型番なのに前買ったのより、ギアレンチ部分が明らかに大きい…。

途中から仕様変わってる模様…っていうか、カタログの寸法直せよ…。

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同調圧力

COVID-19の日本における第2波(*1)が一旦は終息を見せたわけですが、その直後に雨後の竹の子のように「政府は無能だった!、終息は偶然だ!」という記事が目に付くように。

誰か政府の自画自賛でもして、記者の神経を逆なでしたんですかね、知らんけど。

*1)正確には武漢由来のが第1波でコレは早々に終息し、その後の緊急事態宣言に至るパンデミック寸前だったのは、欧州由来の第2波と言われている。結果的に、春節の中国人を追い返しても今の状況に大差なかったと言う事だったりする。

色々うまく行ったのは、岩田健太郎さんの言葉が的を得てると思います。

「PCR検査論争」が不毛な理由 同調圧力が支配する日本の感染症対策を考える(Buzzfeed 2020/5/25)

――日本でこれほど行動変容がうまくいったのはなぜでしょう。日本人は真面目だからでしょうか?
「空気」だと思います。日本人は真面目じゃないですよ、もちろん。検察幹部が賭けマージャンまでやっているんですから。真面目なわけないじゃないですか。
――同調圧力ですか。
同調圧力です。
みんなが外に出なければ、私も外に出ない。みんながマスクしていれば私もマスクをする。みんなが電車に乗らなければ私も乗らない。

今回、その同調圧力がうまく行ったように見えます。自粛警察やマスク警察なんて、その副産物みたいなもの。

  • 自粛は「しなければならない」もの
  • マスクは「しなければならない」もの

今回、うまく民衆にそう刷り込めたと思います。

西浦博さんの「接触8割減」が今になって叩かれていますが、今となっては刷り込みの切っ掛けとしての「不安」を与える為には、とてもうまく作用する脅し文句にも思えます。

  • 「病床が足りない」(そりゃまぁ当然足りなくなる)
  • 「ICUが足りない」(10年前から指摘されている周知の事実)
  • 「法的に強制は出来ない」(法律の欠陥、強制=補償セットとなるため避けたい)

ないないづくしの中、民衆ひとりひとりの行動変容に頼るべく、意図的に民衆がそう思い込むように一芝居打っていたのなら、とても巧妙に仕組んだもんだと思います。

本当かどうか知らんし、本当だったとしても関係者全員が墓場まで持っていく事案だろうけど。

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