WillcomとかXGPとか

キャリアの言う「人口カバー率」と面積カバー率の興味深いデータが出てきた.
人口カバー率と面積カバー率をちゃんと調べてみる
ああ,確かに感覚的に適合するわ.Willcomも頑張ったけど僻地行くと全然駄目.基地局から半径数100mしか届かないマイクロセルが故の限界.因みにemobileなんて論外だわ,
でも,マイクロセルのPHSのほうが,実は携帯電話よりも基地局・端末共に高度な処理を行ってて,原理的は「電波の出力さえ上げればマクロセルも構築可能じゃね?というか,マイクロセル・マクロセル混在可能とか出来るんじゃね?」と妄想してたら,WillcomCoreXGPではちゃっかりそのような事が出来る仕様になってたりするようで.即ち,PHSの弱かった,北海道とかのだだっぴろい平原とかに大出力の基地局置いて,km単位でのカバーが出来るようになる.
技術的には,現行の携帯電話とかWiMAXとかよりも進んでると見て良いと思う.んだけども,普及させるにはビジネスとして成功しないと成り立たないわけで,技術的に優れていてもビジネス上のアドバンテージになるとは限らない.直近の問題としては競合の存在.そこで出てくるのがWiMAX.キャリアのUQ単体よりも,バックにintelが居るのが超怖い.ノートPC用チップセットのすべてにWiMAX標準装備とかやりかねない.先日もUQに出資したりとか.詳しく調べてないけど,同じような事をワールドワイドでやってそう.すると少なくともPCユーザーは,端末の追加購入とか何もしなくても,契約だけしたらWiMAX使えるとか,WLANみたいに1日単位でプリペイドでWiMAX使えるとか,そういう環境になる可能性がある.(しかも世界中で)
そこでWillcomCoreXGP.割賦や補助金があるとは言え,わざわざ外付け端末買って通信するのと,PCに初めから内蔵されているWiMAX使うのとどっちが手っ取り早いかというと自明の理.データ端末として見たら勝ち目ありまへんがな.
「まずはデータ端末として」というのは,非常に険しいというか負け戦にしか見えない.どうせなら,旧来のPHS基地局を旨く使うなりして,僻地のカバーをXGPのマクロセルで補い,3Gの音声端末と同等以上のサービスを展開して「1台目の電話として,3Gと同じくらいどこでも繋がる,しかも(都市部限定だけど)WiMAXと同等以上の速度が出て安価な通信料」みたいなところ目指さないと,厳しいんじゃないかのぅ.という事で,DoCoMoの「ドッチーモ」みたいな,デュアル端末出たりして.
ここで一つの活路が,UQがKDDI傘下であると言う事.WiMAXの仕様的には音声通信とかも出来るようにはなっている物のおそらく使われる事はない希ガス.KDDIの傘下である以上,KDDIのau事業を脅かす事はしてはならないという暗黙の了解がUQに科せられているわけで(同じ事でWillcomもDDI Pocket時代苦しんだ),つまりWiMAXはデータ通信に限定されるんじゃないかと.
Willcomも本気でXGP普及させたいんなら,MNP対応なんとかせいよと.まぁ,今の現時点で070のMNP対応したら,こぞって3G携帯に流れてしまうだけだろうけど.
あ,えーとうちですか?Willcomが頑張ってデータ通信の単価下げて,3Gのデータ通信料が競争で安くなってiPhone3Gがもっと安い通信料で使えるようになったらいいなぁ・・・と(ぉ.いやまぁ,その領域って親会社にKDDIを持つUQには絶対に出来ないわけで.

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