近頃のCPUいろいろ

以下.ちょっと濃ゆい話し.
C7系のメモリアクセス性能が残念すぎる.アウトオブオーダー採用なのにインオーダーのAtomの半分くらいの性能しか無いって明らかにおかしい.メモリアクセス帯域が狭すぎてストールしまくってるとしか思えない.ちゃんとシミュレーションして設計してんのか?nanoでだいぶ改善されたものの,まだメモリアクセスちょっと遅い.にもかかわらずnanoがatom以上の性能というのは,有る意味よく頑張ってるほうなんだけど,まぁキャッシュ1Mも有れば…ねぇ.てかC7もキャッシュ構造とかメモリアクセスさえ改善すればもっと伸びる石なんじゃないかと思う.CPUそのもののロードストアユニットの性能というより,バスブリッジ(チップセット)の設計が根本的に糞な気がするんだが….というかC7のアウトオブオーダーの採用はどうよ?なんだかPowerPCがハイエンドの604でコア性能上げて,廉価版の603でキャッシュメモリだけ早くしてみたら,603のほうが604の性能追い越しちゃった,604と同じ過去の過ちを見ているようだ.コアIPC上げても足回り上げないと実効値上がんないでしょうに.
Atomのローエンドの癖にHT+デュアルコアで疑似4CPUという変態的ちっくな所に惹かれる物の,冷静に見ればシングルコアからの性能向上分は微妙かな.電力消費も単純倍ってIntelお得意のデュアルダイかしら.AtomのHTの採用は,詳しい比較データはないけどGJかも.アウトオブオーダーでIPC上げるかわりにHTで上げたと思えば,回路的にもリーズナブルかもしれない.NetBurstの時はアウトオブオーダーやらスーパスカラやらでめい一杯CPUの機能使い切って,それでも使い切れない機能をHTで搾り取ろうみたいな使い方だったしな.ただ,VIA系やAtomって,アイドル時が1W切るとか言ってみたところで,チップセットやその他周辺の消費電力がでかすぎて,全体としては殆ど意味が無くなってしまってるのよね….あと,上位機種との差別化の為のIntelのやんわりとした圧力なんだと思うが,mini-ITX仕様の拡張性の乏しいマザーばっかりなのがセツナイ.

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