ひどいフラッシュコントローラーが出回っているようだ

なんだか「フラッシュは(そのものが)危ない」なんて意見まで出回っている模様,FUDの様相だし.確かに現状では「危ないSSDは有る」がそれはフラッシュに起因するのではなく,コントローラーに起因する.
フラッシュの「書き込み回数制限」について一般に誤解があると思う.確かに回数制限は有る.しかし,メモリBlock(256kB/Blockの物が多い)あたりの回数制限であって,チップそのものが使えなくなるわけではない.
この制限は厳密な回数が決まっているわけではなく,書込に伴う物理的な劣化により発生する.ブロックがもう書込出来なくなったかどうかは「書込直後に確認できる」ようになっている.
以上を踏まえて,きちんと機能を実装したコントローラで有れば,SSDに対して書き込みエラーが発生することはあったとしても,読み込み時にエラーまたはデータが化けるということは,ほぼ発生しないようになっている.また,Blockが書込制限回数に達しても,コントローラーにより即座に,他の空いているBlockに置き換えられるので,書込回数制限による書き込みエラーすら,実際の発生は少ない.
が,しかし,現実にはこんなことが起こっている.書込後の確認をサボってる可能性も考えられるが,そもそも読み込み時に実施すべきエラー訂正すら全く行っていない模様.この手のPC周辺機器用LSIって,「一見問題なく動いているよう」に見えて,とんでもなく酷い仕様のLSIが多い.
とりあえずSSDやフラッシュ系のメモリは,コントローラー次第で信頼性はピンキリということ.今後,訳の分からないノーブランドのSSDとかがぞろぞろと出てくると思うが,それらはノーブランドのRAM以上に危険なシロモノになると思われ.しかも,購入直後には問題が表面化せず確認も難しい為,安価な糞コントローラーは暫く淘汰されずのさばるかも・・・.(‘A`)

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