
「これで夏場の通勤も快適だ!」
そんなふうに思っていたこともありました。クラウドファンディングに飛びついて初代を入手したものの、最初は首筋への固定が「専用インナーシャツ」による固定で、これの出来がイマイチすぎてすぐに使わなくなりました。わざわざ専用インナーシャツも買ったのに・・・。
だいぶ後になって、ネックバンドで固定する方式になりようやく使い物になるように。
しかしまぁ、思ったようには冷えない。どこかのレビューに載ってたんですが「首に貼る冷えピタ」という表現がピッタリ。冷たくて感触はいいんですが、だからと言って体の汗が引くとかそんなことはない程度。
そもそも人体の発熱量を考えよう
一般的には人一人が安静時に75Wくらい、または丸めて100Wくらいの熱を放出していると言われています。しかしこれ、あくまで安静時。空調設計の目安とされている数字です。
体動かせば当然増える、どのくらい増えるかというと4.8km/hの歩行時(普通に出かける時に歩く速度)で280Wくらい。ざっくり3倍。
280Wの発熱を、たかだか5cm四方の面積を凍傷にならない程度にやんわり冷やしたところで、どうにか出来るわけがない。冷却能力としては、せいぜい数W〜10Wあるかどうか?程度、まさに焼け石に水。
開発者インタビューで「ずーっと冷やしていると冷たい感触が薄れるので、時々温度を上げて『冷たい』という感触を持続させるのに苦労しました」とか言ってて、最初は「何言ってんだ?とにかく冷やせよ」なんて思ってました。
実際のところ「体を冷やす」だけの能力なんて最初から無いのは開発者は分かっていたので、いかに「冷たいと感じられるか」がこの製品のキモだったのかもしれません。
「冷感(not冷却)」を得るためのグッズとしては優秀なんでしょうが、熱中症対策と言っちゃうとちょっと語弊がありそうな気がします。
冷感商法w
老若男女空調服着ないと出歩けない時代が来てるんじゃないかとか、
バートルの空調服かっちょいいなと思ったりとかしながら、
24時間空調効かせて在宅勤務すんません
誰がうまいこと言えとwww
上半身の広い面積から気化熱で冷やす空調服が今の所さいつよです。