魔法王国

日本人の6人に1人は偏差値40以下、5人に1人は役所の書類を申請できない…“見えない格差”をつくった知識社会のザンコク
https://bunshun.jp/articles/-/58823

これ見て思い出したのが、TRPGのソードワールドの設定にあった「古代魔法王国カストゥール」のこと。

古代王国末期には2%ほどの人間だけが魔法を使える貴族であり、98%は魔法を使う才能を持たない市民もしくは蛮族であった

https://www.weblio.jp/wkpja/content/フォーセリア_古代魔法王国カストゥール

ざっくり要約すると、魔法を使える人達が使えない人達を虐げていたという部分。こう言う相似性を見かけると「おぉ」って思う。

上記のリンク先の記事の論調では「知能の低い人を置き去りにして知能の高い人達だけで高度な社会を作りやがってひどい!」って言うだけでただ共感を誘おうとしてますけど、それはちょっと違うかな…と。

もうここ十数年くらい前からずーっと思ってるんですが、世の中が凄いスピードで変化して行く中で、社会のシステムもそれに合わせてどんどん「改良」が加えられてゆく。すると社会システムや制度はどんどん複雑化・高度化していってしまう。

今まで積み上げてきたものとの整合性と、詐欺師達に如何に悪用されないようにするかという制度設計を考えると必然的に複雑になってしまう。

特にネットの力は驚異で、制度や手続きに少しでも穴があれば、ごく一部の頭の良い詐欺師が考えた手法がネットであっという間に広まり、その本質を理解出来ない人達までその手段を真似れてしまう。

でも人の寿命は決まってるし、そう簡単に進化して知能指数が上がる訳もない。となると、どんどん高度になる社会システムを理解出来ない人が増えていくのは必然かなぁと。いままで自立して社会生活をおくれる「普通の人」だったのが、ある日から社会生活を満足に遂行できない「知能障害者」になってしまう。

それを簡単に解決する方法としては「1回滅びましょう」で歴史の上でもそう言う事が何度もありました。とは言えそう簡単に、じゃぁ滅ぶか、って訳にもいかない。それに世界の余裕(景気)はどんどん少なくなっていて、復興がままならない可能性も高い。

税金使って「なんとかプランナー」とか「なんとか士」みたいな仕業の人に支援させると、生保ビジネスみたいに今度はその仕業の人達が自分たちの顧客を食い物にしたりとか困ったもんで。

直近の解決策としては、まぁ人の方が高度化したAIの奴隷になったほうが良かったするのかなぁ…と。まぁAIの信用はさておいて。ただ、それもどっかのラノベでありそうな展開かな。

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