COVID-19の日本における第2波(*1)が一旦は終息を見せたわけですが、その直後に雨後の竹の子のように「政府は無能だった!、終息は偶然だ!」という記事が目に付くように。
誰か政府の自画自賛でもして、記者の神経を逆なでしたんですかね、知らんけど。
*1)正確には武漢由来のが第1波でコレは早々に終息し、その後の緊急事態宣言に至るパンデミック寸前だったのは、欧州由来の第2波と言われている。結果的に、春節の中国人を追い返しても今の状況に大差なかったと言う事だったりする。
色々うまく行ったのは、岩田健太郎さんの言葉が的を得てると思います。
「PCR検査論争」が不毛な理由 同調圧力が支配する日本の感染症対策を考える(Buzzfeed 2020/5/25)
――日本でこれほど行動変容がうまくいったのはなぜでしょう。日本人は真面目だからでしょうか? 「空気」だと思います。日本人は真面目じゃないですよ、もちろん。検察幹部が賭けマージャンまでやっているんですから。真面目なわけないじゃないですか。 ――同調圧力ですか。 同調圧力です。 みんなが外に出なければ、私も外に出ない。みんながマスクしていれば私もマスクをする。みんなが電車に乗らなければ私も乗らない。
今回、その同調圧力がうまく行ったように見えます。自粛警察やマスク警察なんて、その副産物みたいなもの。
- 自粛は「しなければならない」もの
- マスクは「しなければならない」もの
今回、うまく民衆にそう刷り込めたと思います。
西浦博さんの「接触8割減」が今になって叩かれていますが、今となっては刷り込みの切っ掛けとしての「不安」を与える為には、とてもうまく作用する脅し文句にも思えます。
- 「病床が足りない」(そりゃまぁ当然足りなくなる)
- 「ICUが足りない」(10年前から指摘されている周知の事実)
- 「法的に強制は出来ない」(法律の欠陥、強制=補償セットとなるため避けたい)
ないないづくしの中、民衆ひとりひとりの行動変容に頼るべく、意図的に民衆がそう思い込むように一芝居打っていたのなら、とても巧妙に仕組んだもんだと思います。
本当かどうか知らんし、本当だったとしても関係者全員が墓場まで持っていく事案だろうけど。