
去年まではバイクの洗車用に、高圧というのはほど遠い「ポータブルウォッシャー」なリョービPLW-150を使ってました。(写真左)
そして1年ほど前から、正真正銘の高圧洗浄機マキタMHW080Dへ買換えました。ちょっとお高いのがデメリットながら、なかなか良い感じです。
水量・圧力共にしょぼいPLW-150でも、たとえ酷い泥汚れの時でもちゃんと洗車出来ます。ただの水道の水よりは圧力あるんです。しかしね、なにせ時間がかかる…。レース後や練習後なんて、とっとと洗車済ませて片付けて撤収したいわけです。
その点でMHW080Dでは大分早く洗車が終わるようになりました。いわゆる時短です。また、溜め水から吸える自給能力があるのもメリット。
因みに付属のケース&タンクは使ってません。あんなデカい箱N-VANに乗らないよ…。
MHW080Dの位置づけ
バッテリー式洗車機に限れば、シガー12Vで動くリョービPLW-150のパワーなんて最弱ぅ…。
コースでは、ちょくちょくこういうガンタイプの洗車機、


…を見掛けますが、アレはアレで12Vシガー式よりはかなり強いんですが、MHW080Dよりはかなりパワーが落ちます。
(ま、コスト・スペース・パワーのトレードオフの一つとしてはアリかと思います。)
そしてそんなMHW080Dでも、エンジン式はおろかAC100V式にも劣るんですよね。
洗車機の洗浄能力は、一般的に「圧力×水量」で決まる訳なんですが、マキタMHW080Dを1とすると、比較としてだいたいこんな感じ。
機種 | 能力 | イメージ |
---|---|---|
リョービPLW-150(外部DC12V) | 0.04 | ぴゅ〜 |
ガンタイプ(Li-ion 18V) | 0.25前後 | じゃー |
マキタMHW080D(Li-ion 36V) | 1.00 | ざばー |
ケルヒャー K2バッテリー(Li-ion 36V) | 1.35 | |
AC100V式 1.2kW | 1.74 | どばぁー |
エンジン式 90cc | 1.98 | どばばば |
うちがMHW080D買った時にはまだ無かったんですが、同じバッテリー式としてケルヒャーK2バッテリーというのがあります。後発だけ有って、能力的にはそっちの方がやや高いです。まぁあとは、バッテリーの入手性をどう見るか?ですかね。
マキタMHW080DがAC100V式に勝るのは、当然のことながら電源の無いところでも使える事。そして、エンジン式に勝るのは、とにかく軽くて小さいということ。
そんなわけで「ほどほど」なポジションかと思います。
エンジン式の半分の能力
バイク1台洗うのに関しては、まぁ足ります。正直言うと「もうちょっと水圧が欲しい…」というのはあります。
しかし、能力がエンジン式の半分だから、洗車に倍の時間が掛かるか?…と言えば、そうでもなく、体感的にですが1.2~1.5倍くらいの感じですかね。
軽い・小さいが故のメリット
- トランポに積んだ時邪魔にならない!
- 洗車場まで洗車機を肩に掛けたままバイクに乗っていける!
ひとつめは、まぁぶっちゃけN-VANにエンジン式積むとなると、積めなくは無いけどいろいろと厳しいんです。日帰りの練習ならまだしも、車中泊前提の遠征だと倉庫番状態なんで。
あとふたつめは、買ってから気付いた点。ふつう洗車場って、トランポの駐車場から数百m位離れてるんです。エンジン式使ってる人はどうするかというと、バイクの移動とは別に、洗車機載せたキャリーを引きながら洗車場までを歩いて往復。
それが、洗車機肩に掛けてそのままバイク乗って行って帰ってこれるのは大分楽です。オプションながら、ちゃんと肩掛けベルト用のフックが掛けられるようになってます。
まとめ
ウチ的には、まぁ良い買い物だったと思います。自宅でも高圧洗車機としてちょいちょ使いますし。ターボノズル付けると、風呂掃除で黒カビ吹き飛ばせるし。
バッテリーの持続時間15分ですが、自分一人なら全く問題なし。仲間内でシェアするとなると、ちょっと心許ないですね。
補足:後付けしたもの
ワンタッチカプラ


〈HOTEISON〉高圧洗浄機 ワンタッチ カプラー 3/8 M22 / リョービ 高圧洗浄機用
リョービ用となってますが、マキタも高圧ホースのコネクタはリョービと仕様同じです。M22のネジ式なんで、付け外しが面倒なんですよね。
ちょうどオスメスセットなんで、2set買うと本体側とガン側の、それぞれをワンタッチ式に出来て便利便利。中華ながら、今のところ問題なさげです。
強いてデメリット上げるならば、ワンタッチカプラの仕様が国内規格品ではなく欧米仕様なところ。オスメスセットで購入なんで、他と組み合わせる予定なければ問題有りません。
ディスクフィルター

岩崎製作所の52DF20Pというもの。高圧洗浄機用としては工進からPA-261というのが出てますが、それの同等・廉価品らしいです。
工進ではため水利用時は、ポンプ保護のためディスクフィルター必須としている様なのですが、MHW080Dに付属していたスクリーンタイプのストレーナー、

よくよく見るとスクリーンの目の細かさが、たぶん開口0.15mm前後くらい。
一方で前述のディスクフィルターは0.13mm。どんだけ違うねん?って世界ですが、異物の多い環境ではスクリーン式よりディスクフィルターのほうが目詰まりしにくいとか。
いずれにせよ、異物はポンプ寿命の大敵なので注意するに越した事は無いです。