SMR方式という毒

NASのRAIDに入ってるHDDのうちの一つ、もう2年くらい前に買ったST6000DM003、こいつが今更ながらに瓦書き方式と言われるSMRだったということに今更に気付きました。

当時はSMRという言葉すら知らなくて、リビルドする時、異様に遅くて「え?」ってなったんですが、リビルド終わったらそのまま気にしてませんでした。

「普段使い」では殆ど気にならないんですが、ちょっとNASの中身を整理しようと1TBほどローカルHDDに吸い上げて、またNASへ書き戻し…ってやろうとしたら明らかに異常に遅いわけで。

どれくらい遅いかというと、通常30MB/sくらい出てたのがヒトケタMB/sあたりを不安定にふらふらする位の遅さ。しかも書込み中に、同じHDDを参照している他のサービスが次々とタイムアウトによるエラーが頻発。

リビルドは私の時はうまく終わったけれど、場合によってはリビルド中にタイムアウト起こして、そのままHDDのリンク切断、最悪の場合RAIDセット破損…とか。

そんなわけで、巷では「普通に使う分にはさして問題ない」ってやたら強調されているような気がするSMR方式のHDDですが「RAIDでは絶対に使ってはいけないHDD」なわけです。

SMR化を進めるHDDメーカー

安いデスクトップ用のHDDを買って、低い信頼性をRAIDである程度の補償する…っていうのが、コンシューマ的NASの使い方だったんですが、もうそれも出来なくなるわけです。

RAIDで使うなら、プレミア価格の高性能・高信頼HDDを買えと。

HDDメーカーとしては差別化できて願ったり叶ったりなんでしょうね。

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