オートバイのハンドルの選びかたとポジション考察

バイクのハンドルの選び方について,ぐぐってみてもなかなか情報が少ない。特に,標準体型からかけ離れているマイノリティにとっては絶望的で「ノーマルが一番良いいんだ」なんて記述が空しく見えます。
ハンドルだけで無く,ポジション全体として個人的に試行錯誤(進行中)した内容を纏めてみた。
理想?
多分コレが理想?
着座状態でハンドルは肘より少しだけ下。ステップは着座位置のほぼ真っ直ぐ下。
ただコレが万能というわけで無く,これを基本形にオートバイのコントロール性を重視したり,疲労しないように快適性を重視したりで位置を少しづつ変えていく。
ウチの中では,着座状態で肘より高くなるハンドルはNG,ということでFA。あとは何処まで低くするかは,スタンディングの時に無理が掛からない範囲で…というと,大体決まってくる。

TE250の場合
ちなみにTE250,標準状態でウチが乗るとこんな感じでした。
もともと外車エンデューロマシンって,大柄な欧米人体型に合わせてハンドルの引きが大きく,ハンドルが高く手前気味。さらに,ウチは座高が低く腕と足だけが長いクモみたいな体型なんで,ハンドルが肘より上に来る。
結果,すんごい腕が疲れる。バイク乗っている間,ずーーーーっと腕を上げているようなもの。ほんの数cm上なだけなんだけど,積極的にハンドル操作していると明らかに腕が疲れます。
とりあえず,肘より高い位置に来るハンドルはダメっぽい。エイプハンガーとかすんごい疲れるような気がするんだけど…ねぇ。
微調整ならハンドルを回して調整するのも良いけど,ウチの場合はその調整範囲を超えてしまっていたんで,今はもっと引きの少ない,低く遠いハンドルに変えて解決。ヤマハのモトクロッサー標準らしい。

KLX125の場合
ちなみにKLX125の場合。ハンドルが低く,ステップが高く前に遠い。
ハンドルは肘より下なら,けっこう下にあっても大丈夫。ロードスポーツのセパハンなんかは明らかに下側だし。
ただ,オフロードバイクは「スタンディング」という状態があるので,あんまり下過ぎると,ステップに立ったときにバランスが非常に悪くなる。
KLX125標準だと,身長170cmではハンドルが下過ぎてマトモにスタンディング出来なくて,15mmUPのスペーサー入れてハンドル上げましたけどね。
しかし,それでもどうにもならなかったのが前過ぎるステップの位置。KLX125と決別した要因の中でわりと大きな要素。
スクーターに近いポジションで,ハンドルの舵角とシート荷重だけで曲がれるロードスポーツもあるけれど,KLX125はやっぱりオフ車。ハンドル舵角よりステップ&シート荷重で曲がるバイクで,ステップ荷重が必要なんだけど,こんな状態でステップ荷重すると,当然のごとく膝すんごい傷めるわけで…。


旧セローの場合
因みに旧セローやRR4T125LCの場合。
ステップがやや後ろ気味。これはトライアル車と同じ傾向で,スタンディングした時のコントロール性を重視した結果。


登り
後ろ気味のステップのメリットは,45度を超えるような急坂を上がる時に顕著に。
これでステップが前にあると,後ろにすんごい仰け反るような姿勢になり,ハンドルを手前に引っ張ってしまう。するとどうなるか?→意図しない中途半端なバックフリップしかけて,斜面の途中で背中から落下します。(‘A`)
所謂「捲れた」ってヤツですね。


ハンドルについては,ほかにも幅や,グリップ部分の角度(手前上がり/フラット/手前下がり,あと絞り)とかありその辺は研究中だけれども,だいたい「コントロール性←→快適性」のトレードオフだと思っています。まずは,体からの高さと距離を決めるのが重要っぽい感じ。

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