[te250] ハスク復活…?

エンジンばらし
直ったらネタにしようと思いつつ,去年5月にバラしてから今まで一年近く放置。
写真のはクランク分解前ですが,だいたいこんな感じで,一年近くずっと部屋を占拠。
頼んでいた部品はいつになっても入荷する見込みも無く,KLX125でコース走ってみるもやはり色々辛い面があることも否めず。
てなわけで,とりあえず組み立てることに。
ばらばらに分解された状態で保存されて,後から組み合わせて復活とかアキラみたい…とか思ったり思わなかったり(ぉ。

クランク分割
クランク割った後。
シフトドラムは鉄製ですが,芯はアルミ製,軽量化ですな。
2008年以前のモデルではシフトドラム全体がアルミ製だったとかで,すぐに削れてダメになるので大層評判が悪かったとか。
ガスケットは,クランクだけが液ガス,他はゴムコーティングの金属製で,分解は非常にやりやすい。国産トレールで良く使われる,あの悪夢のような紙製ガスケットは一カ所も無し。
紙製ガスケットはマジ止めて欲しい,分解する時ボロボロになってエンジンケースにこびりつくから,都度スクレーパーでそぎ落とさないといけないとか面倒臭くてたまらない…。安いんだろうけど。

アウトプットシャフトとドリブンスプロケット
さて,分解修理に至った問題の箇所。切っ掛けはドリブンスプロケットの交換。
・ドリブンスプロケットのナットを少し締めただけで軸が回らなくなる。(規定トルクよりだいぶ下で)
・ドリブンスプロケットを手で回すと「ゴリゴリ」した感触。
とりあえずベアリングが逝ってるのは確定なんで,交換用ベアリング用意して腰下分解。んで開けてびっくり,アウトプットシャフトの裏側の鍔の部分にクラック。
鍔と写真上部のカラーの間にはベアリングが来るんだけれども,鍔が割れちゃってるから外からドリブンスプロケットのナット締め込んだら,アウトプットシャフトがどんどん外側にずれていく罠。
他にも,クランク以外のエンジン内の殆どのベアリングにガタが来ていたり。冷却水カラになったまま高速走ってたのが祟った臭いなぁ。鍔のクラックもベアリングのガタも。
とりあえず,特殊品で汎用品が手配できなかったシフトドラムのベアリング以外,全部交換実施。
加工して直すとかどうにかなるもんじゃ無いので,パーツを注文するもバックオーダーとか。で,待てど暮らせど入荷の連絡は無く…。
で,そのうちメーカー潰れたしな!(ぉ
てなわけで,走らないわけじゃ無いので,ドリブンスプロケットのナットをネジロック使って軽く締めることで乗り切ることに。

ガスケット塗布
で,クランクにガスケットぬりぬり。メンテナンスマニュアル見ると,国産車でよく見るシリコーン系ガスケットでは無く,Loctiteのアクリル系が指定されていました。
ま,どっちでもいいんだろうけど(現に分解した時はシリコン系が付いてた。中古なんで。)わざわざLoctiteのガスケット探してぬりぬり。
シリコン系が,薬剤の気化により硬化するのに対し,アクリル系は「金属に触れる&酸素を遮断される」事により硬化し,ガスの発生が無いとか。なんかちょっと良さそうに聞こえるのだけれど,このあたりの技術はLoctiteの独壇場らしい。所謂,ネジロック材に使われている技術と同じ。

んで,エンジンの組み立てはサクサクと出来たのだけれども,エンジンの車体への組み込みに一苦労。重量20kgの知恵の輪状態(‘A`)。腰傷めました…。otz
どきどきしながら始動してみたところ,あっさりエンジン掛かりました。ま,この時点でエンジン掛からなかったら,ショップに丸投げするか途方に暮れて捨てるしか無いと思ってましたが…。
家の前の駐車場を軽く回ってみたりしましたが,負荷かけたらどうなるかまだ不安の残るところ。そのあたりはコース持ち込みしてからかと。もう廃車してるから公道走れないしねぇ。

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