いまどきのぼかろ


とりあえず,イントロのオケヒの使い方がもう吹き出しそうになるくらい臭くて80年代万歳みたいな感じの曲ですが,ボカロも思えば遠くに来たもんだって感じで。
ボカロも,システム・ライブラリ・ユーザーのノウハウ共に以前から大分進化していてたんだけど,それでも得意分野が限られていて,「人の歌声と遜色ない」という分野においてはアニメ声や童話やバラードのような比較的素直な歌い方が中心(ボカロ特有の声で楽曲として成り立っている物もあるけれどそれはまた別の話)。人の歌声に近いボカロ曲ってのはいっぱいあったけど,こういう力強いロック系の歌声ってなかなか出しにくかったみたいであまり聴かなかったんで,この手の曲ではちょっと面食らった。
一般での認知度がどの程度か判らないけれど,とりあえずビジネスとしてやっていけるぐらいの市場規模はあるっぽい。ビジネス的にこのまま継続出来れば,人の歌声と区別することすら難しくなるのはそう遠くない。初期の打ち込み伴奏も批判はあったけどそれと同じ事かと思う。歌手の立場が貶められるわけでもない。(平均以下の一部の低層グループは,職を失うかも知れないけれど…。)
アマチュアがネットで配信する,と言うことに関しては,ボカロに限らずアマチュアバンドのネットでの配信も少なく無いと思う。でも,個別にバラバラでボカロのような大きな流れになってない?ような。良くも悪くもオタクっぽいボカロは,「オタクっぽい」を下地にしたコミュニティを形成できたから,その後の発展が望めたのかなぁ,とか思ったり。ネット環境を基本に考えれば,昔のバンドブームみたいなもんが今あれば,ボカロに限らずアマチュアバンドブームになったりしたのかなぁと思ったり。JAS○AC戦々恐々ですが。ネットのおかげという意味では,通常のブームよりももっと低い閾値(人々の数)で流行の継続ができるように,サブカルが浮かび上がり易くなったのかなぁ,とか考察してみたり。

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