ルール

ファンタジー・SF・怪奇物といった物語は好きだけど,途中でルールがわかりにくいのとか覆るというのが嫌い。ルールというのは物語の中のルール。例えば現実社会のリアルな怪奇物の様に思わせて,終盤で実は種明かしがSFでしたとかいうようなの。SFのように見せかけて,核心の部分は超常現象として煙に巻くようなのも嫌い。見てる方は物語のルールに合わせて読んでいるつもりなのに,突然,インチキされたような気分になる。
とはいえ,現実世界では「ルールは絶対でなければならない」という考え方は正しくない。ルールとは関係者間で合意した取り決めに過ぎない。例えば,スポーツの世界では特定のグループが勝ち続けると,勝ち続けられなくなるようにルールを変更することは日常茶飯事。
序盤で物語のルールを謀って実は意表を突く物だった,というのも,物語の展開の一つの手法なのかも知れない。でも,その筆者の示したルールに対して,読み手は同意した覚えはないんだけどなぁ…。
「ルール変えんなよ」と思ってしまう事自体,頭か固いおっさんなのかも,と気付いた今日この頃。

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ルール への1件のコメント

  1. SAKA のコメント:

    作り手からみると、「ルールは変えていないが、最初に全てのルールを説明した訳ではない」と思ってるかも知れない。
    また、ルールがややこしくて読み手が理解出来ていないだけかも知れない。
    ルールの設定ミスか、読み手の読解力不足か、演出ミスか、文化的な違いか、対象読者では無かったか、要因がいろいろあって難しい話ですね。
    なので、理解出来なければ、作品ごと記憶の彼方に忘却することをお勧めします(汗

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