Ninja250のデカール

車を見ていると殆どが単色を基本としたデザイン.バイクも広く受け入れられる実用車は同じくほとんどが単色ベース.世の中の「道具」と言われる物のデザインの殆どが単色ベースではなかろうか。コスト的な制限もあるにせよ。一方,SSやオフロード車ではデカールをぺたぺた貼ったグラフィックデザインが多い.これはより活動的で趣味性の高いスポーツ用品のデザインに近い物があると思う.しかし4輪のスポーツカーは単色が基本で、形状によって非日常らしさを主張しつつも日常に溶け込む様な感じ.同じスポーツ向けでありながら,そこに二輪と四輪の差があるのかもしれない.
数年前にマツダのデザイナーだった田中俊治氏がカワサキに移籍(現ケイテック)した時に「これからのカワサキのバイクからはデカールを廃する」みたいな事をどこかで言ってたと思う.そしてその通りになり,2004年あたりからカワサキの新規モデルにはデカールによるグラフィックデザインは無くなり単色ベースとなった(継続モデルは仕方ないにせよ).
発売当初は単色ベースだったNinja250.でも、その後のモデルチェンジのたびに、ぺたぺたと増えていくデカール。景気後退の影響もあり、大胆なモデルチェンジが難しいのも分からなくはないけど、単色ベースで広げたユーザー層をグラフィックデザインで趣味性を高める=ユーザー層狭めて、自分で自分の首を絞めていないか?という気がするんだけど。
ま、最初からグラフィックデザインのモデルは捨て駒なのかもしれないけど。(ぉ

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