出たねぇ。大体噂通り。
個人的には、ちょっと利用シーンが思いつかない。あのカタチ持ちにくそうだし。報道では電子ブックリーダーとしての機能が強調されているけれど、一方ではApple的なネットブックに対する回答という見方もある。そう思うと、携帯電話では、多くのメーカーが折りたたみ式やスライド式でキーパッドを備えるのに対し、iPhoneではフルフラット液晶のみという状況によく似ている。そして次のステップとしては、あいぱっどモドキのネットブック(タブレットPC?)がぞろぞろと出てきたりするのかもしれない。
そういえば、本って背表紙に指をかけて片手で本を持てるけど、その形状がとても優れているようにも思える。殆どの電子ブックリーダーってただの「板」になってるけど、持つという事に関して優れているとは言えず、重量の影響もあってさらに持ちづらい物となっている。
以前に某PC系ニュースサイトで「動画はデジタル化ですっかり16:9なのに、デジカメは未だに4:3なんておかしい」みたいなことが書かれてて、バカじゃないのコイツ、とか思った事があった。写真のフレームはもっと自由なものだし、フレームそのものも作品の一部として重要な要素。カメラを縦にしたり横にしたりするのは誰でもやっている。確かにPCや電機業界ではフォーマットの不一致で苦々しい思いをすることが多いけれど、件の記事では、なんかそういう事をすっかり忘れ去ってしまったんじゃないかと思えた。
で、そのことを思い出したきっかけが、そういえば本も色んなサイズで出ているよなぁ…、と。電子ブックリーダーでは、必然的にそれらが統一されてしまう。メディアという扱いで動画・音楽と並び称される本だけど、動画はもとより音楽も生演奏を指すのではなく蓄音機以後という見方をすれば、どちらも産業革命以後のメディアであり、紀元前から続く本としての歴史的・文化的背景は、先の2つよりも遥かに深い。また、先の2つは初めからメディアと再生装置が分離していたけれど、本は初めから一体になっている点で大きく異なる。
2010年は電子ブックリーダーの普及元年になるのでは?と言われているけれど、本の文化的な要素を考えると、電子ブックリーダーって本当に普及するんだろうか?と疑問に思ってしまう。
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