おいしいバイクの作り方

オフロードバイクを新規に買うのに際して、色々調べて納車前にスプリングレート指定して変更したら、いい感じに思った通りの仕上がりになってとても満足できました。

オートバイではエンジンが注目されがちだけれども、近頃それと同等以上に大事なのがサスペンションとフレームだと思っています。

自転車だと体格によってフレームサイズ選べたりするけど、残念ながらオートバイではそこまではできない。なので、ハンドル・シート・ステップの3点に関して、アフターパーツに交換して自分の体格に合わせるしか無い。

でもサスペンションは調整できます。ダンピング調整からスプリング交換、はてハリバルビングまで。最初はちんぷんかんぷんだったけど、色々試してみて「何をどうすれば自分にとってどう感じるか」というのがなんとなく分かってきました。それが分かってくるとサスペンションのセッティングを触るのがとても楽しい。

まー自分にとって「これが良い」というセッティングでも、人によって意見が割れたりします。そもそもセッティングの方向性自体、一つではなくて「何を目指すか?(タイムを出したい⇆快適にしたい)とか、その人の走り方・好みとか千差万別なわけで、初めからストックのセッティングで万人が納得できるわけが無い。(それでも万人向けに販売している一般的な公道用バイクメーカーのセッティングは「ほとんどの人が不満を感じない」ようによく練られていると思います)

専門家にセッティング出しをしてもらうにしても、サスの調整用ダイヤル回すだけで費用下さい・・・と言ってもなかなか納得できない人は多いでしょう。そもそも、乗っている本人が「不満に思う点、サスに望む点」を言語化できるかというとそうでも無い。そんなわけで、個人の好みを無視できるような特定の方向性(モトクロスでトップタイムを!)以外は、結局は自分でやるしか無い世界だと思います。

景気が良かったときだったかとても高級なバイクだったのか、昔は新車を買うとオフロードコースでの初走行時に、1日付きっきりでセッティング出しに付き合ってくれるサービスとか見たことあります。うちはそんな店にお世話になった事はありませんが。

カテゴリー: 未分類 | タグ: | コメントする

USBコネクタ

規格化された当時は、その筋のエンジニアから見れば「なんてチャチなコネクタなんだ」っていう感想が出るようなUSB-Aコネクタ。

だって、無駄にでかいし、挿抜時のクリック感もない。挿抜回数の耐久性も怪しいもんです。

同時期に規格化されたIEEE1394(FireWire)もUSB-Aコネクタとやや似た構造でしたが、その筋のエンジニアが沢山居る家電業界からは「こんなコネクタ使えねぇよ!」って事で、早々にi-Linkと名前まで変え、電源供給機能は「危なっかしくて使えねぇよ!」って事で削除して新しいコネクタが作られる始末でした。

何がダメかというと、家電をはじめとした一般消費者向け製品の通信コネクタとしてはそもそも無駄に大きすぎるのと、通信コネクタにしては不必要なくらい大きな電極。コネクタの中で電極は比較的高コストの部品なんで、出来るだけ減らしたいわけです。

まぁどちらも、PC業界としては製造技術の拙い業者でも簡単に作れるように腐心した結果なので、これはこれで意味がありました。

まぁそんなわけで今から30年近く前の1996年に規格化されたUSB-Aコネクタですが、なんだかんだで壁のコンセントに用意されるくらいにまで普及しました。

一方で今ではUSB-Cの採用がじわじわと増えています。構造的には当初、家電業界が望んだような仕様になってます(適切なサイズ・電極・挿抜耐久性)が、主にスマホの要望を反映したものでしょう。

今ではすっかり「電源供給端子」としての役割を持つようになったUSBですが、ちょっと待てよ?と。

「電源供給端子」というのは、電力を供給するわけだから誤って異物噛み込みで短絡とかすると、発火・発煙事故になりかねません。そのような事故を起こしにくくするには、なるべく「大きな端子」「端子館の距離が遠い」ことが望ましいわけです。そう、例えば AC100Vコンセントのプラグみたいな…。

あれ?それってUSB-Aの方が向いてたんじゃね?

USB-Aコネクタ、なかなかに乱暴に扱っても壊れることが少なかったんですが、USB-Cってその辺りはどうなんでしょうね?まぁ安全性に関しては、回路側で保護入れる事になってるので「ちゃんと規格通り作られている限り」は、問題ないと思います。

規格通り作られてない妖しいやつは知らんけど。

カテゴリー: 未分類 | タグ: , | 1件のコメント

バイクのエンジンオイルいろいろ

しばらく電動ばかり乗っていてその界隈から離れていたんですが、また4stバイク乗ることになったのでちょっと調べ物。

目当てのオイル粘度は10W50相当で、とりあえずAZのオイルから選ぶのでいいかーと。昔見た時は随分安かったはずなんですが、今ではそれほどでも?

AZのオイルはどう選んだらいいのか、その辺りの情報が希薄なのでちょっと表を作ってみたりしました。

AZ以外のオイルについては、こんな感じ。

  • Sunoco: 昔、6Rの時にこだわってた時に使ってた比較的安くて良かったオイル。ノンポリマーが売り。車には同メーカーの別シリーズを使ってる。
  • Motorex:TE250iのギアオイルの指定だったやつ。
  • LIQUIMOLY: バイクの純正指定品、個人的に手の届かないお値段。
  • Motul: 比較用。まず自分で買う事はない。

APIがグレーなのは「相当」で認証取ってないから。一応JASOの取得の時にAPIグレードの試験もするらしい?んでJASO取ってたらそれなりには。

AZ MES-003に至ってはJASOの認証すら取ってなくて「相当品」。もうAZの言いなりになるしかない感じ。

AZオイルのラインナップ

AZは積極的に自社のオイルを説明しないっぽいし、名称も型番だけでその採番ルールも不明でとてもわかりにくい。

表にまとめてみると、まぁ、ベースオイルのと価格の関係を見れば少し理解やしやすくなります。ただ、それが性能として良いか悪いかは別の話。昔、「栄養ドリンクの値段は効果に応じてではなく材料費に応じて決まるんだ!」ってハナシ聞いたけどそれに近いかんじ。

んで、オフロードバイク用途だからAZの言いなりになるならばMES-003が最適となる。けどなんやねんこれ。これだけJASOなし、つまりは未認証オイル。まぁ、オフロードバイクユーザーのために作ったけど、ニッチすぎて数売れないから認証とる費用がペイできないなんて可能性もなきにしもあらず。

しかし、それでもさらに不穏なのがVI(Velocity Index)値がやけに高い。300VみたいにEsterじゃぶじゃぶ使ってるならまだしも、そうでもないのにVI高いとなると、安いオイルあるあるなポリマー増し増し(=オイル寿命短い)なんじゃね?って疑ってしまう。

そして用途から「高速」「長距離」「サーキット」が消えて「街乗り」が追加されているのもすっごい不穏。AZの考える「オフロード・エンデューロ」ってなんやねん?と。

ん〜やっぱりRedfoxに戻るか、MEC-019あたりが無難なんかなぁ・・・と言う結論に至る。

しかしオイルの価格上がったねぇ。昔の感覚だと「¥1,000/L超えたら高級オイル」って認識だったけど、今時¥1,000/L以下って激安品しかないっぽい。

余談:Motorex Top Speed

日本の輸入元のページ:https://www.daytona.co.jp/products/detail/97801/

Motorex本社のページ:https://motorex.com/en-us/top-speed-4t-sae-15w50-ma2–54802

Motorex Australiaのページ:https://www.motorexoil.com.au/product/top-speed-4t-15w50/

輸入元の紹介見ると「鉱物油」で「100%化学合成より分子の粒は大きいのでモレ、ニジミも心配なく」らしい。ちなみに彼らの言うMC製法とは、要は水素化生成処理されたVHVIらしい。

本社のページも “With this MC (Molecular Converted) technology high-quality base oils”となってるんだけど、オーストラリアのページでは “with PAO and Ester” って書かれてる。はて?

カテゴリー: 未分類 | タグ: | コメントする

マダニと皮膚科

少し前の話ですが、やられました。

フェリーの寝台にてやられた模様

最初に気づいたのは北海道行きのフェリーに乗り込んで一泊した翌朝。軽い痛みを感じて何かな?と、朝風呂の時に見たら脇のところに1mmにも満たない小さな突起物があるのを見つける。

突起の周りの皮膚が黒ずんでいて、見た目はさながら「小さな乳首」。いやいやいや、乳首はないわーと。多分イボなんじゃないかなーと思いつつ帰ったら皮膚科行ってとってもらおう・・・と思っていたら、連休の旅行中にみるみる巨大化。

こんなに早く成長するイボなんて知らんぞ・・・え?もしかしてコレが皮膚癌?とかガクブルしながらも癌なら境目が曖昧で不定形なのが特徴らしーんでどうも違う。でもほくろみたいに、根本からなんか短い毛が生えてるし・・・とか思っている間にも大きくなり続けて、資料でよく見たことのある姿に・・・。

「あ、マダニだ・・・」

10mmくらいあって結構でかくなってました。毛のように見えたのはマダニの足、これ皮膚科で切ってもらわないとアカンやつ。

一応、注意喚起的にフェリー会社に連絡しようかとも思ったけど、メールかWebフォーム探すも窓口がさっぱりわからない。電話番号は「予約受付専用」ってなってるし、正直、注意喚起のためだけにそれ以上の苦労するつもりもなく放置。

電車のシートに南京虫がいたとか話題になってますが、フェリーの寝台も油断ならない様です。

皮膚科探し

前に粉瘤の手術で行ったことある皮膚科は、少し遠いのと予約必須になったようで、できるだけ早く処置したいので他を探す。最近行った近くの皮膚科は、薬出すだけで手術とかちょっと無理そう、あと共⚪︎党系のビラがいっぱい貼ってあってちょっと怖い。そんなわけで新規開拓。

で、皮膚科を探すんですが、皮膚科の客層ってちょっとアレな感じがするんですよ。うちの住んでる地域だけかもしれんけど、Googleマップの評価が両極端な評価ばかりでちっとも当てにならん感じ。しかもアレな客を相手し続けたせいか、病院の方も予約以外お断りとか変にルールが厳しいところが多い。

予約なしで受診可能&手術対応OK(形成外科ならなおよし)なところ・・・という条件で探すと、割と狭き門ながらなんとか一件みつけて受診。

予約優先なんで、9時に行って診察が12時前になるも、その日のうちに切ってもらえました。一旦家に帰って診察時間が近づいてきたら電話もらって行ったんで、特に苦にもならず。

Googleマップの評価は2とかだったんですが、まぁ、普通でした。いきなり注意事項と誓約書渡されたのはビビったけど、内容は「次回診察の時期は医師の指定に従うこと」って割と当たり前のことが書いてあって、色々苦労しているんだ・・・と察する。

とりあえず、高熱とかなかったんで感染症は大丈夫でした。抜糸の時に病院へ行ったら、切除片の生理検査結果を教えてくれて、結構ちゃんとした皮膚科なんだ・・・と感心したり。検査結果によると周辺組織が壊死してたそうで、切らずにマダニを取る方法が色々ネットに上がってますが、何をどう頑張っても切らないとダメなパターンだったっぽいです。

カテゴリー: 未分類 | コメントする