通信ガラパゴス島のWiMAXの行方

先日,日本でのWiMAXサービス開始に当たって必要な,2.5GHzの免許取得の条件として,珍しく?総務省が業界に挑戦的な条件として「3G事業者およびそのグループ会社以外の者」「第3世代携帯電話(3G)サービスの通信事業者による1/3以上の出資を認めない」というのを告知しとりました.
つまり「WiMAXの免許はてめーら既存キャリアにはわたさねーよ」とも取れる内容.既存のキャリアによるサービスだと,基本的に既存の3Gサービスとは競合しない形でのサービスに限定されてしまう恐れもあり得るハナシ.KDDI傘下時のDDI Pocketの苦悩が思い起こされまつ.(‘A`)
が,蓋を開けてみれば,KDDIがほぼ主体となってWiMAXの事業者を立ち上げてました.その事業者に対するKDDIの出資比率は,32.26%とギリギリ1/3以下,当然他の出資者は数%の烏合の衆で議決権はダントツでKDDI,大人って汚いヨネ!というわけで,総務省の目論見は骨抜きに.
またもや「海のむこーでは,あ〜んなサービスやこーんな端末が出てるのに,日本ではちっともないよネ」みたいな事になりそなヨカン….
WiMAXは,むしろWillcomこそが積極的に取り組むべきかと思うんだけどねぇ.しかし,当のWillcomは独自規格の次世代PHSにご執心.まぁ京セラの開発した技術だし,所詮は京セラ傘下ということで.
モバイルで何処でもストレス無くネットワークにアクセスできる環境…これでまた日本は数年遅れたりして.

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