Freescale Experience

会社のメアドに,半導体メーカーからのイベントのDMが入った。半導体メーカーが自社の製品について,無料で詳細解説してくれるテクニカルセッションをイベントとして行うことは少なくない。例えその製品を使わなかったとしても,その製品を使う為の周辺設計に関する技術やノウハウも合わせて学べる(しかも無料で)のでわりと有用なイベントが多い。
で,開催場所は,普通は会議室とか小規模なイベントホールだったり,関連メーカーや商社と合同開催として見本市のような形になると,ビックサイトのような大規模ホールだったりすることも有る。
ところが,今回入ったイベントの開催場所を見てびっくり。富士スピードウェイとか。は?何故にそんなところでイベント?気になって詳細を見て納得。
Freescaleという半導体メーカーがあるのだけれど,マイコンやCPUも多く作っていて,自社製品広報の一環として「フリースケールカップ」というのを開催しているらしい。内容は,ロボコンの自走ミニ四駆版?みたいな。ミニ四駆と違って壁の無いコースを,各種センサーとCPUを積んだラジコンカーぐらいのサイズのロボットカーが,スタンドアロンの処理でハンドルを切りモーターを加速して,コースタイムを競うという。大学生と高等専門学校生が対象らしい。こんな面白そうなことを,いち半導体メーカーが主催している。
Freescaleは車載用のCPUも多く手がけており,その流れで半導体のテクニカルセッションを開催しつつ,フリースケールカップも併催し,さらには本物の車のコース走行会まで併催してしまったようで。凄いなぁ,元気だなぁ。
半導体メーカーというとIntelやAMDなんかは有名だけれども,それ以外というとあくまで部品なので,身近な製品には数多く使われていても,裏方として普通の人にはなじみが薄い。それでも最近では,Linear technologyが地下鉄で車内広告いっぱいだしていたりとか,半導体では無いけれど部品メーカーの村田製作所なんか,ムラタセイサク君で注目を集めたり積極的にメーカーイメージを前に出してきている。
一方で,国内で車関係を代表する半導体メーカーは…というと,ルネサスエレクトロニクスになるんですが,そっちは赤字で瀕死&早期退職に希望者が殺到の状態…。せつねぇ。

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