良い設計

N Boxのリコール
http://www.honda.co.jp/recall/130613_3173.html
DとRを切り替えて素早くアクセルを踏み込むのを繰り返したら,CVT内のシャフトが折れて走行不可能になるというもの。対策は,オートマECUのプログラム改修で,シャフトにかかる負荷を軽減するとか。
まぁ特殊な操作と言えなくもないし,ECUのプログラム改修すれば恐らく解決するだろう。けれど,シャフト耐久性についてもやもやする部分があったり。
設計は要求性能を満たしながら,常に「より安く」を求められる。部品の強度は必要な範囲でギリギリの設計であるほど,価格が安く軽く燃費も良くなり,それが「良い設計」とされる。設計寿命が10年だったら,実際に20年も30年も持つ製品は過剰品質の「悪い設計」と言えなくも無い。工学やシミュレーションの発達は,人の勘や経験よりも,設計予測をより正確な物とした。その結果,
従来:「これ『以上』にしておけば『少なくとも』この耐久性は満たすだろう」→予定の寿命は持つけれど,いつ壊れるか分からない。
というのが
現在:「この耐久性ならこのくらいで十分」→予定の寿命以上持ち,その時期を超えると予定通り壊れていく。
という風になってゆく。
消費者は言う。「より丈夫で,より長持ちし,より『安く』」。予定通りに壊れる設計が一概に良いとは言い切れない。一方で,予定以上に長持ちする設計に掛かるコストは,一部の消費者が認識しても,それが商業的に成り立つ程度には認識されない。
そんな感じで悶々としたり。

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実は私は4

実は私は4
すんごい定番のコメディながら,安心して楽しめる感じ。
作者が新人とばかり思っていたから,なんでこんなにも安定して話を進められるんだろう?って気になっていたけれども,既に連載4作目だったのか,通りで。
特に奇をてらった展開とか無いけれども,予想通りの展開で予想以上に笑える感じ。

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岸部露伴は動かない

岸部露伴は動かない
ほんとよくできてるな〜感。
荒木飛呂彦の作品は,ちゃんと読んだのはバオー来訪者だけで,ジョジョシリーズは人のジャンプをチラ見したくらい。
岸部露伴が何者か予備知識がなくても,ちゃんと読める。
よく出来た怪奇譚。ジョジョシリーズって,独特の擬音とかで歌舞伎の「見得を切る」ような見せ場が多いイメージがあるけれど,こっちはそれはあんまり無くて,怪奇譚がメインな感じ。

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四月は君の嘘7

四月は君の嘘7
親の心子知らず。
知らなければ残酷。居なくなってから知っても残酷。
そんな感じ。
ほかにも,知らないことの残酷,知ってしまった残酷とか。

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