UltraBee+TC1000チューニング(2026版)

過去にあげた以下の内容の追補版

日本国内にどのくらいのユーザーがいるのかわからないし、すでに取り付けている人は大体なんとかなっていると思うけど、操作に関連するチューニングについて、とりあえず自分の知見のまとめ。

なお、キャリブレーション・初期設定は済んでいるものとする。

3つの設定MAP

純正コントローラーと同じく右スイッチボックスのマップスイッチによって、3つの設定を切り替えられるんですが、この割り当ては自由に変えられ、ECOだから遅い設定しかできないということはないです。

このマップスイッチの割り当て、元の割り振りは安全面では妥当だけれども、レースユースではちょっと使いにくいので、以下のようにしています。

  • SPORT(下から上): 緩め、マディ向け
  • ECO(プッシュ): 普段使い
  • DAILY(上から下): アグレッシブ

というふうに割り振ってます。というのも、SPORTの切り替え操作を、運転中に右手の親指一つでやるのがとてもやりにくい。素早く切り替えらるのは、そのままPushのECOか、上から下への操作のDALYくらい。

さらに、ハードエンデューロ系で使っていると、ヒルクライムで体がスイッチに接触して、途中でECOモードに切り替わり失速することもしばしば。

そんなわけで、今のところ上記の設定です。

基本設定(出力)

Motor current

モーターを駆動する時のピーク電流の設定、モーターの加速時のトルクに影響します。最大速度・出力には影響しません。400〜800Aくらいの範囲でお好みで。

クロスカントリーだと800Aでもいいんですが、レース後半疲れてくるとアクセル操作ミスで振り回されるので600Aに落としたり。

ハードエンデューロだと普段600A、ヒルクライムやここ一発のときは700〜800Aに。自分のスキルじゃ800A使いこなせないんですよねぇ。でもヒルクライムでは600Aじゃ不足。

雨のマディーレースだと、400Aとかに落とすと加速時にラフにアクセル全開にしても、泥をあんまり掻かないでジワジワ加速するので便利です。

Battery current

バッテリーから引き出す最大電流=最大出力。2024以前のモデルの純正バッテリーでは230Aが最大です。複数MAPを用意する場合でも、基本的に全部230Aにしています。操作感の切り替えは、Motor currentと次に述べるスロットル設定がメインです。

Est Powerで対応するkW値が出ますが、後半バッテリーが消耗して電圧が下がってくると、Est Powerよりももっと低くなります。

RPM

特に理由がなければ♾️/♾️(制限なし)。

適切に値を設定したら、もしかしたらタイヤ空転時の無駄なスリップや電力消費が抑えられるんじゃないか?とも思い始めていますが今のところ未検証。

Field weakening(speed oc)

エンジンだとポンピングロスとかピストンスピードとか、様々なロスにより回転数が頭打ちしますが、モーターにも似たような要素があります。

よく知られているように、発電機とモーターは構造がよく似ています。モーターの回転数を上げたとき、実はモーターは発電も同時にしています。回転数が低い間は無視できる程の電圧ですが回転数が高くなってくると、発電による電圧とバッテリーからの電圧が拮抗し、それ以上回転が上げられなくなってしまいます。

Field weakeningでは、通常のモーター駆動の制御に加え、永久磁石の磁力を弱めるための電流も流します。その結果、回転によって発電する電圧を下げることができ、より高い回転数まで回せるようになります。

10~20Aくらい設定するだけでかなり効果を実感できますが、追加の電力が増えるためモーターの発熱も増えるので注意。しかも、実際に流れる電流がBattery current+Field weakeningの合計になるので、230Aの制限を超えて電流が流れるので注意。

海外の掲示板の情報をみると「0A>1Aに設定するだけで制御ロジックが変わり効率が上がる」というのがあったので1Aにしてますが、実際のところはよくわかりません。

THROTTLE SETTINGS

Throttle response

デフォルト設定では一番左端に設定されていますが、まず触るべきはこれ。実際のスロットル入力に対し、モーターへの指令をなめらかにする処理。モーターは反応が良すぎるので、なめらかにせずにダイレクトにモーターコントロールすると、まともに走れたもんじゃない。初期状態の一番左だとダルダル。おすすめは真ん中か、真ん中より一つ左。

Throttle curve

いわゆるハイスロ的な設定、でも物理ハイスロとはちょっと違う。ハイスロだと全開時のスロットル回転角度自体が減るけれども、電子的な制御だとそれができないため「前半ハイスロ、後半ロースロ」か「前半ロースロ・後半ハイスロ」のどちらかにしか振れない。私は0%。

Dead zone

スロットルの遊びを電気的に設定。UltraBeeは電子スロットルなので遊びが存在しないので、それを電気的に設定。スロットルオフ時の回生ブレーキを使いたいなら、最低でも5%は必要です。

Brake lever/thmb response

ブレーキかけた時に回生ブレーキを利かすまでの遅延。強めの回生ブレーキを設定していると、短すぎると急ブレーキがかかるような感触になり扱いにくいので、0.5sec前後で設定するのがおすすめ。

PERIPHERALS

主に回生ブレーキに関する設定。

そもそもの注意として、回生ブレーキ機能はバッテリーSOCの状態に大きく影響を受けます。だいたいSOC75%あたりまでは全く回生ブレーキは機能しません。75%あたりから徐々に効き始めて、65%あたりでようやく設定した回生ブレーキがフルに効き始めます。

強めに設定していると、バッテリーのSOCによって変わる操作フィーリングに戸惑うことになります。

Reverse phase current

下の方に設定がありますが、まずは設定すべきはこれ。Mortor currentベース(感覚的にはトルク)で回生ブレーキの電流のピークを制限します。

100Aだと「お、なんか効いてるな」と誰もがわかる程度。最大の250Aとかに設定してスロットルオフの回生有効にしていると、スロットル戻すとリアがロックするくらい効きます。

実は回生ブレーキの最大リミットはBatterycurrentベースの設定もあり、それは後述のADDTIONAL SETTTINGSのほうにあります(わかりにくい・・・)。

Throttle release/Brake lever/Thumb regen

各入力ごとの設定値。基本的にReverse phase currentの設定で制限されます。

ADDITIONAL SETTINGS

CURRENT

Battery currentベースの回生ブレーキの制限値。回転数が低いときはMotor currentベースの制限値が主に効きますが、回転数が高いときはこちらの制限が優勢です。

デフォルト値は20A、バッテリーの種類に応じて設定しろってあるんですが、2024以前のモデルに付属する充電器がおよそ12A。

そこから推定すると、純正のバッテリーの充電受け入れ能力はそんなに高くないのかもしれません。あんまり高い値を設定すると、バッテリーにダメージが入りかねないので注意。


Motor currentとBattery current

Motor current=ピーク電流/トルク、Battery current=平均電流/出力(PS/kW)と思って差し支えないです。

低回転時は平均が低いのでMotor currentいっぱいまで電流流せますが、回転数が高くなってくるとBattery currentの制限内に収まるようにMotor currentが抑制されます。

なので、Motor currentをいくらいじっても最大出力には影響ありません。

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言語探索系?

なにも理解らない

ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~

新しいジャンル?前からあったのか分からないけれど、言語を題材としたお話が新鮮で面白い。通常多くの物語は、主人公の周りは言葉が通じることが前提、だってそうしないと話がなかなか進められない。

しかしこれらのお話は「言語による会話が困難」というところからがスタートポイント。なにも理解らないのほうは、コミカル寄りだけれども本当に全く言葉が通じないところからスタート。1巻の段階では、まだジェスチャーと一部の単語の意味が通じるようになったくらい。

ヘテロゲニア リンギスティコは、カタコトでギリ意思疎通はできるけれども、そもそも言語体系や文化の考え方が全く違う、該当する概念が相手側に存在しないとか、ただ言葉が通じればいいってもんじゃないっていうレベルのおはなし。

文化の違いを主題にしたお話は良くあるけれども、そもそも「言語とは?」みたいなところから探索がスタートしているのが面白い。

どちらも絵がかわいくて、読みやすいのでお勧め。

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百合と薔薇

最近、地上波アニメとか少年誌で普通に百合やるようになったんだなぁ…と。前からあったんかもしれんけど。

ふと、自分の感覚では薔薇に対して嫌悪感あるけど、百合について女性からの嫌悪感はないのか?と言うのが気になって調べてみると、統計的には薔薇に対する男性の嫌悪感はやはり高いが、百合に対する女性の嫌悪感は低いらしい。因みに百合に対しては男性からの嫌悪感も低い。なにそれ百合めっちゃお得やん・・・。

左巻きの人がいうジェンダーフリーについて、性差によって社会的機会が失われることは改善したほうがいいと思うけれど、性差は対称ではないんだから、結果が同じであるべきとか何もかも同じであるべきってのはどうかしてると思った今日この頃…。

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いまどき(2026)のmacOSのためのSamba設定(by FreeBSD&ZFS)

「令和の!」って言ってみたかったけど、検索キー汚すだけなんでやめました。確認したのはFreeBSD 14.3&Samba 4.22.6とmacOS 26.2

わっかんないよ!

Web記事で言ってることはひとつもわかんないよ!

Web記事でいいって言ってるもの、何がいいのかわかんないよ!

わかんない! 私にはわかんないの!

いやまじで。

FreeBSDとLinuxじゃ事情が違うんだよ。みんな安易にFinderから読み書きできて「これでOK」なんて言うけど、特定アプリからアクセスしたら不具合いっぱいとかあるんだよ。macOSをガチで使ってるユーザー少ないから、Sambaのアップデートでfruit周りにエンバグ出ても誰も気づいてくれないんだよ。

マジでもうわっかんないんだよ(ぉ。

まぁそんな感じなんですが、Appleが公式にafp捨てるって言い出したんで、そろそろまじめにSambaでmacOS向けのファイル共有に取り組もうかと。

そんな感じで現状の設定がこちら。なんとなく動いてる気がするけど、あってるかどうかもうよくわかんない。「FreeBSD&ZFS&netatalkのmetadata/resouceを引き継ぐ」って組み合わせのサンプルが少なすぎて…。

[global]
    dos filetimes = Yes
    dos filemode = Yes
    inherit permissions = Yes
    inherit acls = Yes
    map acl inherit = Yes
    acl group control = Yes

    ea support = yes           #4.9以降はdefault yes
    vfs object = zfsacl catia fruit streams_xattr
        
    fruit:encoding = native     #default: private
    fruit:metadata = netatalk   #default
    fruit:resource = file       #default

    fruit:veto_appledouble = no #default: yes

    streams_xattr:prefix = user.
    streams_xattr:store_stream_type = no

    nfs4:mode = simple
    nfs4:acedup = merge
    nfs4:chown = yes

ZFSACLまわりの設定は、このあたりをよくみてください。基本的にACLはldapとかでユーザー同期してないと意味ないんで「とりあず不都合ないように」程度の設定です。

ファイル名のエスケープ

    vfs object = zfsacl catia fruit streams_xattr
fruit:encoding = native #default: private

これのためにvfs_catiaが必要。macOSの特有の文字コードのエスケープ方法の指定で、netatalk互換が不要なら初期値のprivateのままでいい。副作用として、nativeではfruit:metadata=streamやruit:resource=streamと組み合わせた場合に完全に動作しないらしい。

MetadataとResource forkの保存場所

    fruit:metadata = netatalk   #default
fruit:resource = file #default

“fruit:metadata = netatalk”の場合、vfs_fruitが直接拡張属性へアクセスに行きます。なので、streams_xattr関連の設定は、このfruitの設定なら要らないような気がします。過去の試行錯誤の名残なんですが、検証するのが面倒だったのでそのまま残っています。

“fruit:metadata = stream”にしてvfs_streams_xattr経由で拡張属性に保存することもできますが、netatalkと微妙に保存方法が違い、互換性がありません。

fruit:resourceについては、近頃はfruit:resource=streamの設定例が出回っていますが、個人的には非推奨です。あれは「自分の運用ではリソースフォークを使わない」という確信がある場合の設定です。

macOS向けファイルサーバーの面倒なところは、メインのファイルストリームの他に、属性情報のためのMetadataとmacOS独特のリソースフォークという情報があることです。Sambaのデフォルトでは、metadataはUNIXの拡張属性に、リソースフォークは”._”で始まる隠しファイルに保存されます。

一部のファイルシステムでは拡張属性のサイズに上限がありません(確かNTFSも)。なんで”._”で始まる隠しファイル(通称ゴミファイル)を作るよりも、同じく拡張属性に保存した方がスマートなのはその通り。

一方でFreeBSDをはじめとした多くのOSでは拡張属性にはサイズ制限があって、ぶっちゃけサイズの大きいリソースフォークを保存すると破綻します。というのも、まずUFSだと拡張属性が64kB以上扱えません。Metadataくらいなら問題ありませんが、リソースフォークに64kBを超えるカスタムアイコンかいたりするとぶっ壊れます。

一方でZFSの場合は容量制限は無いのですが、サイズが増える(数十kB以上から)と加速度的にアクセス速度が落ちる(数秒〜数十秒単位で)という特性があります。そういう仕様らしいです。1ファイルあたり秒単位でアクセス時間かかってたらいろんなところでタイムアウト起こして、様々な不具合を引き起こします。SSDとかNVMeにすればいいってもんでもなく、そう言う仕様。

なので、FreeBSDではディレクトリに”._”で始まるリソースフォークファイルがばら撒かれる設定が必須です。一度、streamに設定してみたことあるんですが、ファイルコピーが成功したり失敗したり、よくわからない不安定な振る舞いになりました。

“fruit:veto_appledouble = no”について

これは、”._”で始まるリソースフォークファイルを、クライアントから直にファイルシステムとして見えるのを隠すかどうかのフラグで、デフォルトはYes。

以前はそれでなんの問題もなかったのですが、冒頭のバージョンの組み合わせだと、”no”に設定しないとクライアントからリソースフォークが見えませんでした。つまりはカスタムアイコンがまったく見えない。

Samba側かmacOS側か、どっちが悪いのかわからないけれどバグっぽいです。いつからそうなったとか検証するの、もう疲れたよ⚪︎トラッシュ・・・。

SambaのGlobalと各共有セクションの記述について

vfsオブジェクトを追加するとき、globalセクションで追加してオプション設定してても、各共有セクションでvfsのロード指定したら、globalセクションで指定したvfsのためのオプションはクリアされるらしい…という記述を見つける。

つまり、globalセクションであらかたオプション設定して、各共有セクションで追加でオプション変更するような記述するとき、各共有セクションでvfs objectを指定したらあかんらしい…。

時々不可解な振る舞いになってたのは、このせいか…。

macOSでsamba/netatalkファイル共有時によくあるトラブル

macOSからsamba/netatalkファイル共有へのアクセスにおいて、一見動いているように見えて細かな設定で対応しないと、以下のようなトラブルが起きる…という例を最後に示しておきます。

  1. Apple製ソフトで開いたファイルを編集した時「上書き保存」が出来ない。
  2. Microsoft Office関連のソフトで開いたファイルを編集したた時「上書き保存」ができない。
  3. TimeMachineが使えない。
  4. 内部にDBを持つソフト(ミュージック/写真/Finalcut/Lightroomなど)で、DBが部分的に破損する。

基本的に共有上のファイルを、アプリから直接開きに行く場合ですね。

1と2の原因は、リソースフォークだったりEAまわりだったり、ACL周りだったりします。どちらも保存前のファイルに対して、EAやらACLを書き換えて保存無しでファイルを閉じるときには元通りに戻すと言う事を、ユーザーの見えないところで勝手にやろうとして自爆します。

ちなみにMicrosoft officeでのACL周りのトラブルは、Windowsとsambaでもきちんと設定しないと起きます。

3はあらかた不具合がこなれた感じです。

4はまだまだ油断ならない感じ…。

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