JIS2004とか

マイクロソフト、JIS90互換フォントの提供はWindows 7で最後
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これでちょっとJIS2004の事を思い出した.
JIS2004とはなんぞやと乱暴に言うと「JIS90に第3水準と第4水準と+αの文字を追加して,さらに従来の字で省略形や間違ってた字形の漢字を正しい字形にしたよ」というもの.追加された文字の中には,名前や地名で使用されている漢字が多く含まれるという.
つまり,それらの人や地域では,JIS2004以前では自分の名前や地名を正しく電子化できずにいた訳で.勝手に違う漢字が当て字されてそれが正式登録扱いされるんですよ?
今現在使われている生きた文字が扱えるようになるっていうだけで,JIS2004の意義は十分にあると思う.仕様として不完全とかなんとか噛みついている人もいるけど.
で,その後JIS2004がWindowsVistaで(曲がりなりにも)対応されてからは出物腫れ物の用に扱われ「JIS2004を入力出来なくするソフト」とか販売される始末.互換性の名の下に悪者扱いされるJIS2004.
しかし,一番の極悪人はそもそも国家標準としてJIS2004決めておいてほったらかしの日本政府かと.普及させたいなら「政府調達案件ではJIS2004対応が必須」とか,とりあえず政府系から義務化ってのが国際流なんだけど.電子政府の窓口すらJIS2004対応出来ていないとかいうぐだぐだっぷりってどうよ?まぁたぶん「調達規制は省庁が異なるから…」とかいう縦割りなんだろうけど.
で,悪者扱いされているJIS2004があまりに不憫で….(‘A`)

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JIS2004とか への1件のコメント

  1. にしかわ のコメント:

    にしかわの”西”の字は本当はJIS第4水準の字”覀”らしくて、こないだ市役所から訂正完了って連絡来た。当人おいてきぼり。

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