アテローム

気付いたのは去年の中頃から。足の付け根のお尻との境目あたりに親指大くらいの塊が出来た。最初は全く痛みがなく気にしてなかったけど、押さえる場所によってはかすかに痛むようになる。去年末からの引越やらなにやらがようやく落ち着いたので病院で切除して貰うことにした。
で、病院をまず探すところから。幸いにして病院とは縁が殆ど無くてかかりつけの医者なんていないので、Webで調べて行くことに。切るんだから外科でしょう、ということで、皮膚科と形成外科を両方謳っている病院という基準でとりあえず選ぶ。今から考えれば、全く知らない病院に行って初めて手術を受けるとかどんだけチャレンジャーなんだよ、とか思ったり。
生まれて初めての初手術。手術室的なものを想像していたのに、ふつーにちょっと広いだけの診察室。マンションの2Fに入っているとはいえ、ふつーのキッチンみたいなシンクに基材が積まれているだけ。えー、ココでホントにするの? ちょ、麻酔注射めっさイタイって!(汗) でも、かなり念入りに麻酔を打たれたみたいで、おかげでその後はなんの痛みもなく。10ccとか言ってたかな。痛みはないけれど、患部を上下左右にすんごい引っ張られる感覚と「にちゃ。にちゃ。」という肉の音と「チョキン。チョキン。」というハサミの音にめちゃくちゃ恐怖する。さらに採血の時に感じる血の気が段々と引いていく感覚と同じ感覚がゆっくりと来る。そしてウチ脂汗たっぷり。何度か先生に痛みますか?と声を掛けられる。いや全く痛くないんですけど、ただただビビってるだけなんです。(‘A`) この病院、すっごい人が混んでて先生も慌ただしく説明がすんごい少いのが不安で、手術時間も何も聞いてなかったから、それもまた不安に拍車を掛ける。結局30分くらいだったんですが。手術中に先生が「あれ、電池が無いよ、電池ないこのご時世に…」とか呟くもんだからさらに不安に。ちょ、なんの電池が無くなったんだー!
とりあえず手術は無事終了。かなり深いところまで腫瘍が入っていて、筋膜に少し癒着してたとか。いやいやいや、ちょっとやばかった? 最後に携帯の番号を聞かれ、先生の個人持ち?携帯から番号をしらせるため電話を掛けて貰う。休み中なにかあればその番号に掛けて欲しいと。あとは術後の経過を待つばかり。術後すぐに診察に行かないと行けないとか初耳だよ。抜糸とかいつ頃とかも全然言ってくれなかったし。次行ったときに聞こう…。看護師のおばちゃんは凄く丁寧に色々気遣ってくれるんだけど、先生はウチが受付で会計済ましている間に、ちょいワル親父風の私服に着替えてダッシュで帰って行ったし…。
その日の晩に実家へ行く。自転車がこげるような状態じゃないのでKLXにまたがる。うん、乗れそう。しかし運転中にいつも以上にヒヤリとする事しばしば。主に自分の反応が遅い。なんでこんなにダメダメなんだー!と思ったら、そういえば手術のときに局部麻酔したのすっかり忘れてた。意識はっきりしているつもりで麻酔ヤバい。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

アテローム への2件のフィードバック

  1. にしかわ のコメント:

    電池がない発言は怖い、手術は眠らせてくれるに限るなぁ。

  2. のコメント:

    でも全身麻酔は、色々とリスク高いんよねぇ。

へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です