日本の英語教育がなぜ駄目な「まま」なのか?

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日本はなぜ遅れてる? 世界の英語教育事情を日本在住の外国人に聞いてみたマイナビニュース
改めて見ると,すげぇ結果だなぁおい…。
「日本の英語教育は英会話の役に立たない」このことは既に多くの日本人が知っていて,どのように駄目なのかについても詳細に論じた文章はインターネット上にも数多く見つかる。一方で,これだけ駄目駄目言われ続けているのに,どうして未だに改善されないのか?という点が気になった。
すると興味深い論文がいくつか見つかる。
日本における英語教育と英語公用語化問題(八田洋子,文教大学)
日本の英語教育(佐々木隆,武蔵野学院大学)
これらによると,今から約40年前の1975年に既に議論になっていたという。つまり,40年前から分かっていたことなのにいまだにそのままという状態。なんとまぁ酷い話で。
その反動もあってか,今から13年前には英語の第二公用語化も検討されてたという。つか初耳。結局ソレは叶わなかったけれど,その検討の際の意見について記録があった。その反対意見から見えてきたのは,国粋主義からの反英語感情。日本人なんだから日本語だけしゃべれたら良いだろうとか,英語の押しつけが気にくわねぇとか,英語嫌いの中学生(はーいウチもそーでしたー)がぼやいているような内容を,大の大人の文化人と言われるような人たちが真顔で唱えている。島国根性ここに極まれり。実用性に乏しい受験の為だけの英語を「日本製の英語」と褒め称えてさえいる異常。
ゆとり教育のような目に見える大きな反動も無いので「英語なんて必要ない」と考えている人が結構な割合を占めていて,いわゆる「民意」ってやつの賛否両論な中途半端な状態を,中途半端な英語教育という形で皮肉ながら的確に反映されているのが現状かもしれない。
もっと学校教育を大事にしようやって思うんだけれど,そもそも歴史的に日本人にとって「教育」というものが未だに軽視され続けてんじゃ無いの?とさえ思うことがある。「親は無くとも子は育つ」とか「習うより慣れよ」とか。特にスポーツ界では,ほんの10年〜20数年くらい前までは,効果や弊害を無視した「とにかく根性で頑張れ」みたいな精神論主体の教え方がまかり通っていた。
英語で日本語の「教える」にあたる言葉は「teach(技能などを教え込むこと)/educate(学校などで学問として体系的に教えること)/instruct(実践的に技能や操作方法などを指導すること)」と多様に富んでいる。日本語でもう少し正確にこれらを表す言葉は「教育」という語になるが,これは明治頃に西洋の文献を翻訳する為に作られた和製漢語だと思われる。つまり明治時代以前には,これらを明確に表現する言葉すら日本語には無かったということになる。もともと日本人は教育という概念が薄かったのかもしれない。
このあたりの意識は,日本がまだ先進国の一員だと信じ続けている限り,変わらんのかのー。

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よるくも3

よるくも3
よくもここまで非道い話を書いたもんだ。(褒め言葉)
何かの紹介でちらっと見て,何を間違ったか「ちょっといい話」的な内容を期待して1巻を買ってみたら全く違ったんだけど,のめり込むように3巻まで買ってしまったり。
視覚的な残酷さよりも精神的な残酷さ。読みながら「なんて非道い…」と思いながらゾクゾクくる感じ。
1巻から続けて読むと,やさしくてあたたかい世界と,冷酷で残酷な世界が隣り合わせに書かれていてそのコントラストがまたいい。

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青空にとおく酒浸り3

青空にとおく酒浸り3
タイトルに酒ってあるけど,酒関係なし。劇画っぽいクド目の画風で綴るギャグ漫画・・かな。
主人公がJCでMMを注入された超人でありながら,貧乏父子家庭の苦労人とか設定はわりと好きでおもろい。
3巻まで買ったけど,ネタ的にもうおなかいっぱいかな。

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高畠エナガ短編集1 Latin

高畠エナガ短編集1 Latin
最近読んだコミックを片っ端からあげていって見ようというテスト。いつまで続くかわからんけど。
表紙絵が既に反則っぽい。頬にいっぱい斜線が書き込まれた,目を腫らした女の子がいっぱい出てきます。
各話共に「このシーンが書きたかった」っていうのよくわかる短編集で良い感じ。

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