価値観の違い

「孤独死」はそんなに大きな問題か
元ネタのNHKの番組「無縁社会」は気にはなっていたけれど結局見られず。でもまぁ、数年前から特殊清掃「戦う男たち」をずっと読んでいたので、大体の想像は付くわけで。そしてまたその内容に自分の将来もなきにしもあらずかと僅かばかり覚悟はしている。
最初に上げた記事の内容はとにかく気持ち悪い。番組を、やれ欺瞞だ政府のプロパガンダだと言う扱いで、ほとんど被害妄想にも思える。一個人の精髄反射記事だと切って捨てる事もできるけれど、「孤独=不幸」が絶対的な価値観ではないことは同意出来る。
「孤独=不幸」という価値観に対して「孤独≠不幸」と考える価値観も存在する。言うまでもなく前者の価値観が大多数を占めるだろう。前者の価値観を持つ人は「そんなものは人生経験が浅いからだ」「本当の幸せをあなたは知らない」と言ったような言葉で後者の価値観を持つ人々を諭そうとする。本人としては何の疑いもない善意として。しかしマイノリティである後者の価値観を持つ人からすれば、大多数を占める前者の価値観は迫害に等しい。前者は後者を常に理解せず、後者は前者の価値観を理解していても、常に押し付けられる前者の価値観にストレスを感じつづけている。
元の番組は見ていないけど、おそらく善性に基づいて作られたのだと思う。但しその価値観の基本が、一部の人々には受け入れがたい物であった結果、ありがた迷惑以上の影響が件の記事となったのではないかと。価値観が違うという事は、こんなにも理解し合うことが難しいのかと端的に見られた一瞬だと思った。
個人的には、日々気分によって双方の価値観を行き来しているような状態なんで、この件は非常に興味深かかった。

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価値観の違い への2件のフィードバック

  1. 星田人 のコメント:

    孤独死と幸せという単語をみて、「二次元に恋し、喪のまま結婚する事無く七十数才になった俺。」で始まるコピペを思い出した私っ。
    かなりダメな気がした。

  2. のコメント:

    ヽ(‘A`)

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