□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □ □ □   −−− 爆演! 音読み道場!! −−− □ □ □ □ □ □ 其 ノ 壱 『 音階とその他etc.』 □ □ □ □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ -------------------------------------------------------------------------------  うっ、なんかタイトルがでかいだけでスカスカだ・・・。シンプルイズザベスト・・・(^_^;  タイトルを見て頂ければ分かるように、第一回目は音階・・・つまり、あの「ドレ ミファソラシド・・・・」ってやつです。(^_^; (でもこれが一番肝心なんです) ------------------------------------------------------------------------------- ○ オクターブ  音階は、「ドレミファ・・・」と並べていくと、また「ド」に戻って、それのくり 返しになります。しかし、最初の「ド」と後の「ド」では音の高さが違い、音が高く なっています。  この「ド」から「シ」までの音階をひとまとめとして『オクターブ』といいます。 最初の「ド」と後の「ド」とでは、オクターブが違うというわけです。 ○ 1オクターブの中の12の音階  一つのオクターブは音の高さを12等分して、全部で12の音階があります。12 の音階はそれぞれ名前がついており「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の7音と、半 音記号(後で説明するね(^_^; )を付けた「ド#・レ#・ファ#・ソ#・ラ#」の5 音からなります。その12音を、順番に低い音から並べていった図が下のものです。   ド ド# レ レ# ミ ファ ファ# ソ ソ# ラ ラ# シ ----+-----+-----+-----+-----+-----+-----+-----+-----+-----+-----+-----+-------   | 1 |  1オクターブを12等分して、それらの一つ一つを1音程と   | -- | として定める。   | 12 |   |-----|   |--- 1オクターブ ---| ○ 半音記号  普通の「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の7音以外の、他の余った5音を表わす 為に、シャープとフラットという2つの記号があります。  シャープは、ほとんど方が知っていると思いますが、“#”の事です。(^^;  で、フラットですが、一文字では書けないので、図として下に書きます。 | | | ._. |' `. ←こんな形したやつです。(こんなにおおきくないんだけどね(^^;) | | | / |__・'  シャープは半音上げるときに使い、フラットは反対に半音下げるときに使います。  例えば、ドとレの中間の高さの音を指定するときは、ド・シャープ、又は、レ・フ ラット、と指定します。(2つの音の高さは同じになる。)  つまり半音とは、1オクターブを12等分したうちの一つ分の音程の差のことをい います。また、半音に対して全音というのがあり、全音は2つ分の音程の差のことを いいます。(あっ、全音の2つ分に対して、半音の1つ分か・・・。(^_^; )  ふつうは、記号のついていないふつうの「ドレミファ・・・」は、だいたい全音づ つ並んでいるのですが、「ミ・ファ」の間と「シ・ド」の間のみ半音しか音程の差が ないので、これらには「ド・シャープ」のような「〜〜〜の中間の音」というのはあ りません。しかし、楽譜の中に「ミ・シャープ」などという表記がしばしばあります が、これはミの半音上の「ファ」の音の事を指します。  参考図『ピアノの鍵盤』 1オク <---| |---> ターブシタ | | 1オクターブウエ ---------------------------------------------------------------------------- | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | ド# | | レ# | | | ファ# | | ソ# | | ラ# | | | ド# | | | | | | | | | | | | | | | | | ---' | `-----' `-----' | `-----' `-----' `-----' | `-----' | | | | | | | | | | | シ | ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ | ド | | | | | | | | | | | +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+--- ^ ^ ^ | | | こ     こ     こ     の     の     の    音間    音間    音間    はの    はの    はの    な    な    な    い    い    い ------------------------------------------------------------------------------- ★★★ おまけ(付け足しです。頭の片隅にでも置いといて下さい。(^_^;) ★★★ ○ 狂った音階が正しい?  なぜ、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」の調号(#とか浮フ事)なしの音階 が全て全音づつの間隔でなく、「ミ・ファ」と「シ・ド」の間隔のみ半音なのか・・ ・。それは、ただ人間が聞いてそうした方が違和感なく聞こえたからです。(ううっ、 なんかすごくいい加減・・・。(^_^; )全部、全音づつの間隔だとなぜかヘンに聞こ えてしまうのです。 ○ 音律  『12の音階』のところでは、1オクターブを12等分すると書きましたが、外に も等分ではなく、微妙に各音程の差を(ほぼ等分だが本当に僅かに)変えて12の音 程に分ける方法もあります。この1オクターブをどのように分けるかという分け方を、 音律といいます。  音律を変えると実際にどう変わるかというと、ほんの僅かですが(私の音楽的感性 が鈍いためか、言われて初めて「ああ、そういえばなんか違うような・・。」という いうくらいしか違いが分からない。(^_^; )、曲全体の雰囲気などがかわったり、和 音が奇麗に聞こえたりします。  一般にはほとんどが、完全に12等分する『12平均律』を使用しています。ゲー ム・ミュージックの『ドラゴン・スピリット』で確か12平均律以外の音律をつかっ ていたっけ?  まあ、12平均律以外の音律を12平均律に変えたら演奏がおかしくなるというこ とはまずないでしょう。(その逆はあるけど・・・) ------------------------------------------------------------------------------- □□□□□ あとがき □□□□□ ○ 最初は音階だけのはずだったんですが、関連することをかくうちに何が何だか・  ・・。 ○ 分かりにくいところがかなりあるかもしれない・・・。(^_^; まあ、そのときは  げしげしと質問して下さい。(「全部わからん!」とか言われるとつらい・・・。  (^_^;;) Written by WATA